このページの先頭です
このページの本文へ移動
サイトメニューここまで


本文ここから

2025年11月19日 徳島城博物館 企画展の開催について ほか

最終更新日:2025年11月19日

日時:令和7年11月19日(水曜日)午後1時30分から
場所:徳島市役所 13階 大会議室

会見項目

1. 徳島城博物館 企画展の開催について
2. 令和7年第5回徳島市議会定例会提出議案等について

記者会見資料

会見項目説明

1. 徳島城博物館 企画展の開催について

 
 11月29日から令和8年1月25日の間、徳島城博物館で開催する、冬の企画展「阿波の武士 侍ヒストリー」について、ご説明いたします。
 この展覧会は、大名蜂須賀家や家臣などに関わる資料を通して、多様な面をもつ武士について理解を深めるものです。
 慶長5年(1600年)の関ケ原の戦いに勝利した徳川家康は、征夷大将軍に就任し、江戸に幕府を開きました。さらに、元和元年(1615年)には大坂の陣で豊臣家を倒し、全国支配を確実なものとしました。徳川家は全国の大名と主従関係を結び、徳川家による武士の世が始まりました。
 武士とは、武芸を習い、軍事に携わり、人々を治めた者をいいます。
 武士は、戦士であるとともに、人々を治める行政官でもあったので、そのあり方は一様ではありませんでした。
 この展覧会では、武士のシンボルである鎧兜や刀剣などをはじめ、肖像画、古文書などを通して、多様なあり方をみせた江戸時代の武士について思いをはせていただきます。
 展覧会の会期は、11月29日土曜日から、令和8年1月25日(日)までで、期間中は1月12日を除く月曜日、12月28日(日)から1月2日(金)までと、1月13日(火)が休館となっています。入館料は、一般の方が300円、高校・大学生が200円、中学生以下の方は無料でご観覧いただけます。
 企画展の冒頭で紹介する予定の資料が、「萌葱糸威もえぎいとおどし二枚胴具足どうぐそく」です。5代藩主蜂須賀綱矩つなのり嗣子しし吉武よしたけの所用。萌葱糸もえぎいとが鮮やかな小型の具足です。兜は張懸はりかけ黒漆塗くろうるしぬりの唐冠形兜とうかんなりかぶとで、えいをかたどった長寸の脇立わきだてを付けています。
 唐冠形兜とうかんなりかぶとは、中国の役人が用いた冠を模して作ったものとされます。徳島藩蜂須賀家では、初代藩主至鎮よししげが慶長19年(1614年)の大坂冬の陣において、この形の兜を着用して大きな手柄をたてたため、淡路国7万石が与えられ、阿波・淡路両国25万7千石の四国最大の大名となりました。歴代の藩主は、その武功にあやかろうと、唐冠形とうかんなりの兜を造り続けたのです。
 大坂の陣に関わる武器・武具は、蜂須賀家の武の伝統のシンボルとなっていきました。   
 元禄15年(1702年)の吉良邸への討入りで知られる大石内蔵助くらのすけが、討入り前日に記したのが「大石内蔵助くらのすけ書状」です。
 宛先の三尾豁悟みおかつごは、藩祖蜂須賀家政の孫で家老の池田内膳の子でしたが、母の実家のある近江国(滋賀県)大津で暮らしていました。
 内蔵助くらのすけは、この書状のなかで、秘密にしていた討入りを告げ、その目的は亡き主君浅野内匠頭あさのたくみのかみの果たせなかった吉良上野介きらこうずけのすけを打つことだと明らかにしています。
 文末には「阿州へも御通達しかるべく頼み奉り候」と書かれ、内蔵助くらのすけと阿波の人々との関わりがうかがい知れ、注目されます。
 討入りの影響は大きく、武家社会に忠義や武士道をあらためて喚起することになりました。
 嘉永6年(1853年)の「高島流砲術奥義三拾ケ條さんじゅうかじょう免状めんじょう」は、高木真蔵しんぞうが徳島藩士で高島流砲術師範若山八十郎はちじゅうろうから受けた砲術奥義書です。奥義の内容は親子・兄弟であっても漏らしてはならないと記されています。
 高木真蔵しんぞうは海防や民政、教育などに努め、阿波の名郡代として名高い人物です。砲術だけでなく剣術や弓術、槍術そうじゅつ、馬術等を学び、多くの武芸免状が残っています。その一方で、文芸にも興味を持ち、各地で俳句を詠んでいます。
 文武両道に秀で、行政官として活躍した高木真蔵しんぞうからは多様な武士のあり方がうかがい知れます。  
 企画展では、江戸時代の武士について理解を深めていただくために記念講演会と展示解説を行います。
 記念講演会は、「阿波の武士 侍ヒストリー」と題し、12月14日(日)に、展示解説は12月20日(土)と令和8年1月18日(日)に、展覧会担当学芸員が行います。
 この企画展を通して、江戸時代における武士について理解を深め、阿波の歴史を身近なものとしていただければ幸いです。

2. 令和7年第5回徳島市議会定例会提出議案等について

 まず、12月議会の会期についてですが、お手元に配付のとおり12月3日開会で、12月18日閉会予定となっています。
 それでは、今回の提出議案について説明します。
 お手元にお配りしている、記者発表資料の1ページをご覧ください。
 12月議会に提出いたします議案は、
「1 予算議案」5件、「2 条例議案」7件、「3 単行議案」8件、
 2ページに進んで、「4 報告」6件、「5 追加提出予定議案」は、閉会日に追加提出を予定しているものとして、「(1)人事議案」3件となっています。
 8ページをご覧ください。
 それでは、一般会計補正予算の内容につきまして、ご説明いたします。
 「(1)庁舎災害対応機能強化事業費」は、工事における熱中症対策等により、徳島市危機管理センター(仮称)新築工事の工期を延伸する必要が生じたことから、必要な経費について補正を行うものでございます。
 「(2)財政調整基金積立金」は、財政調整基金の外部運用に係る利率が当初の想定を上回ったことにより、運用利子が増加したため、補正を行うものでございます。
 「(3)市税過誤納還付金等」は、国庫補助金未精算分に係る返還予定額について、補正を行うものでございます。
 「(4) ふるさと応援寄附金事業費」は、ふるさと納税の寄附額が当初見込みを上回ることにより、必要経費を増額するものでございます。
 「(5) 戸籍振り仮名対応事業費」は、戸籍に氏名の振り仮名の一括記載を行うための戸籍システムを改修するものでございます。
 「(6) 障害福祉サービス給付費」、「(7) 障害者支援施設措置費」、番号が前後いたしますが、「(9) とくしま在宅育児応援クーポン事業費」につきましては、利用人員、件数等が当初の見込みを上回るため、補正を行うものでございます。
 「(8) 学童保育会館整備費」は、新町小学校区における学童保育ニーズに対応するため、新町小学校の余裕教室を利用した学童保育クラブの整備に係る経費でございます。
 「(10) 妊婦のための支援給付金事業費」は、国の制度による妊婦・産婦に対する現金給付について、支給件数が当初の見込みを上回るため、補正を行うものでございます。
 「(11) 資源物再資源化事業費」は、ペットボトル単独収集の導入に伴い、中間処理業務の委託に係るプロポーザルを実施するものでございます。
 「(12) ファミリー・サポート・センター利用促進事業費」は、徳島ファミリー・サポート・センターの利用件数が当初の見込みを上回るため、依頼会員及び提供会員へ実施している補助に係る経費について、補正を行うものでございます。
 「(13) 消防局及び消防署運営費(光熱水費)」は、消防庁舎等の管理運営に係る光熱費に不足が生じるため、補正を行うものでございます。
 「(14)及び(15) 屋内運動場空調設備整備事業費」は、小・中学校屋内運動場の空調設備の整備にあたり実施する、事業者選定支援業務に係る経費について、補正を行うものでございます。
 次に、繰越明許費補正 追加といたしまして、
 「(1)」から「(14)」までの事業について、今年度内に事業の完了が難しいと認められるため、事業費を翌年度に繰越しするものでございます。
 次に、債務負担行為補正の追加といたしまして、
「(1) 財務会計システム改修事業」は、決算資料を作成する際に必要な帳票出力機能を財務会計システムに追加するため、債務負担行為を設定するものでございます。
 「(2) コミュニティセンター指定管理料」は、令和8年度に廃止予定である西富田公民館の生涯学習事業をコミュニティセンターの事業として指定管理料に上乗せするため、債務負担行為を設定するものでございます。
 「(3)資源物運搬車両整備事業」及び「(4)資源物再資源化事業」は、ペットボトル単独収集の導入に伴い、必要となる車両整備及び中間処理業務委託のため、債務負担行為を設定するものでございます。
 「(5)屋内運動場空調設備整備事業」は、先ほど補正予算で説明しました「(14)及び(15) 屋内運動場空調設備整備事業」について、事業者選定に係る支援業務を令和8年度まで実施するため、債務負担行為を設定するものでございます。
 「(6)中学校教師用教科書購入事業」は、令和8年度に使用するデジタル教科書のライセンス契約を行うため、債務負担行為を設定するものでございます。
 「(7)国府中学校仮校舎整備等事業」は、国府中学校校舎の長寿命化改修工事に伴う仮設校舎のリース契約について、契約期間の延長等による、変更契約締結の必要が生じたため、債務負担行為を設定するものでございます。
 10ページをご覧ください。
 これらにより、一般会計の補正額は、「一般会計予算総額」の補正額にあるように、15億3,753万6千円の増額となっております。
 続きまして、特別会計、企業会計補正予算の内容について、説明いたします。
 まず、土地取得事業特別会計補正予算(第1号)は、土地取得基金の外部運用利子の増に伴い、所要の補正を行うものでございます。
 次に、企業会計補正予算ですが、
 水道事業会計補正予算(第1号)は、管路による給水機能の確保等のため、送水管布設替工事等に伴い、所要の補正を行うものでございます。
 公共下水道事業会計補正予算(第1号)は、下水道施設の老朽化対策及び耐震化に伴い、所要の補正を行うものでございます。
 市民病院事業会計補正予算(第2号)は、高額医薬品購入量や手術件数の増加等による材料費の増及び、患者受入れのための派遣医師招へいに係る経費や、たな卸資産購入限度額の増による消費税分に係る雑損失の増加に伴い、所要の補正を行うものでございます。
 以上が12月議会に提出する補正予算となります。
 条例議案や単行議案等につきましては、お手元の資料にお示ししているとおりです。

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

広報広聴課

〒770-8571 
徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館9階)

電話番号:088-621-5091

ファクス:088-655-9990

担当課にメールを送る

本文ここまで


ページの先頭へ
以下フッターです。

徳島市役所

〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地

電話:088-621-5111(代表) ファクス:088-654-2116

開庁時間:午前8時30分から午後5時まで(土曜・日曜・祝日・12月29日から翌年の1月3日までを除く)

注記:施設・部署によっては異なる場合があります。

Copyright © Tokushima City All Rights Reserved.
フッターここまでこのページのトップに戻る