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2022年1月12日 富田橋のLED景観整備作品の完成について ほか

最終更新日:2022年1月25日

日時:令和4年1月12日(水曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所13階 第二研修室

年頭あいさつ

会見項目

1. 富田橋のLED景観整備作品の完成について
2. 家庭用生ごみ処理器「キエーロ」市民モニター募集について

会見の様子

注記:この動画は、記者会見の冒頭(市長説明)のみを掲載しています。

記者会見資料

年頭あいさつ

 市政記者の皆さま、明けましておめでとうございます。会見項目の説明に先立ちまして、私から少し述べさせていただきます。
 昨年は、新型コロナウイルス感染症の第5波が、全国で大きな影響を及ぼす中、国や県の支援策とともに、子育て世帯や事業者への本市独自の支援を実施するなど、感染拡大防止と社会経済活動の両立に全力で取り組みました。
 昨年12月1日から開始した3回目のワクチン接種は、今後、高齢者等へと対象を広げ、着実に実施してまいります。
 また、子育て世帯に対する10万円の給付については、12月24日から開始し、申請が必要となる方についても、申請書の返送後、1か月程度で支給することとしています。
 住民税非課税世帯等への10万円の給付につきましても、昨日から相談窓口とコールセンターを設置しており、速やかに支給できるよう、しっかりと取り組んでまいります。
 現在の感染状況を見ると、全国的にはオミクロン株の感染拡大とともに、1日当たりの新規感染者数が急激に増加しており、本市においても、年明けの1月6日以降、新規感染者が確認される状況に転じるなど、第6波突入の様相に強い危機感を持っております。
 市民の皆さまには、今一度、3密の回避、会話時のマスク着用、手洗いなど基本的な感染防止対策の徹底をお願いいたします。
 さて、市政においては、昨年、新たな総合計画や行財政改革推進プランがスタートし、私の市長就任後初の本格的な予算に基づき、ポストコロナ時代の新しい未来に向けた持続可能な市政運営に向けて、大きく歩みを進めたところです。
 3年目を迎える本年は、市政の重要課題の解決をはじめ、さらに取組を前進させ、市民の皆さまの成果実感につながるよう、全力で取り組んでいきたいと思います。
 例えば、中心市街地の活性化においては、まず、中心市街地活性化基本計画について、年度内に内閣府の認定が得られるよう、引き続き取り組んでまいります。
 また、本計画の重要事業となるアミコビル再生については、徳島都市開発株式会社と連携し、この春に予定している三越徳島の本格営業開始や秋のグランドオープンに向けて着実に取り組み、さらに、県市協調での新ホール整備や新町西地区・市街地再開発事業についても、県や再開発組合と連携・協力し、しっかりと進めてまいります。
 子ども・子育て支援策の充実では、昨年、子どもを中心とした施策の一体的な実施のため、子ども未来部を創設し、待機児童対策をはじめ、コロナ禍の妊婦の移動、ひとり親家庭の支援、不育症への支援などを推進してきました。
 今後とも、妊娠・出産・子育てを、切れ目なく一体的に支援し、安心して子どもを産み育てることができる環境をより一層充実させてまいります。
 また、阿波おどりにつきましては、これまでのコロナ禍での阿波おどりの開催の実績や有識者からのご提言を十分に踏まえ、将来にわたり持続可能な体制を構築し、本市の宝である阿波おどりを次世代へと引き継いでいけるよう、しっかりと取り組んでいきたいと思います。
 さらに、私自身、問題意識を強く持っている多様性の推進とジェンダーギャップの解消につきましては、多様な家族の形を応援するパートナーシップ制度やファミリーシップ制度のさらなる充実とともに、民間連携によるジェンダーギャップ解消にも取り組むことで、すべての人が個性や能力を発揮し、活躍できるダイバーシティ徳島を実現していきたいと考えています。
 現在、令和4年度予算の編成作業も鋭意進めております。引き続き、新型コロナウイルス感染症対策を最優先に、国の政策の動向に目を配り、本市独自の取組や多様な主体との連携、情報発信などにも知恵を絞りながら、市政の重要課題はもとより、地方創生や子ども・子育て支援、多様性を認め合う社会づくり、さらに、デジタル化の実装や防災・減災対策など多様化する行政課題に対し、的確に対応できるよう取り組んでまいります。
 最後に、本市をホームタウンとする徳島ヴォルティスは、昨シーズン、J1リーグ残留をかけ、最終節までもつれ込む熱戦を繰り広げましたが、惜しくも残留は叶いませんでした。今年は、早期のJ1復帰を願い、市民の皆さまとともに、力いっぱい応援していきたいと思います。
 また、市政記者の皆さまにおかれましては、徳島市の施策に関する情報提供や取材協力を積極的に行ってまいりますので、今後とも、市政情報の発信に格別のご理解とご協力をいただきますようどうぞよろしくお願いいたします。

会見項目説明

1. 富田橋のLED景観整備作品の完成について

 徳島市では、ひょうたん島に架かる橋などを光の芸術作品として整備するLED景観整備事業を進めており、このたび6カ所目となる富田橋の修景が完了いたしました。
 完成した作品デザインは、一般から公募・選定したもので、タイトルは「歴史の海を漂う光」、コンセプトは「かさね」です。古来より阿波とかかわりの深い水の泡と魚の鱗をモチーフにしており、アルミパネルにフルカラーライン照明を組み合わせてライトアップすることで、奥行きのある光の重なりとランダムな光の動きを演出します。また、アルミパネルのデザインは、気泡の重なりを1つの大きな円とし、その円の重なりを連続させることで鱗を表現しています。橋りょう全体を覆うように連続して設置しており、昼間にも特徴的な姿を見せます。
 点灯プログラムは、基本の演出4パターンと動きのある時報演出4パターンの計8パターンで、春・夏・秋・冬の四季を表現します。基本の演出イメージについては、別紙のとおりです。
 点灯時間は、日没から午前0時までとなっており、点灯の開始は今月21日を予定しております。
 本市の地域資源であるLEDの魅力を広く発信してまいりたいと考えておりますので、市民の皆さまのみならず多くの方々に、ぜひ新しく完成した富田橋のLED景観整備作品をご覧いただきますよう、よろしくお願いいたします。

2. 家庭用生ごみ処理器「キエーロ」市民モニター募集について

 キエーロは、土の中に含まれるバクテリアの力を利用し、生ごみを分解・消滅させる自然の力を利用した生ごみ処理器で、臭いや虫の発生が少なく、投入後、堆肥ができないなど手間がかからないことから注目されています。
 コロナ禍の外出自粛により家庭での消費が増えており、家庭から排出される燃やせるごみの約3割を占める生ごみをどのように減量しようかと考える人が増えています。
 徳島市では、現在、一般家庭からの生ごみ減量の取り組みとして、電気式生ごみ処理機の購入補助事業やEM菌を使った生ごみ処理容器の無料配布などを実施していますが、こうした市民の皆さまの意識の高まりを受け、このたび新たな減量手段であるキエーロの導入に向け、モニターを募集することとしたものです。
 モニターの募集人数は20人で、応募者多数の場合は抽選といたします。
 当選者には、ベランダでも設置できる縦型のキエーロをお届けし、約6カ月間の使用報告書とアンケートにご協力いただきます。ごみの減量には、市民の皆さまのご協力が不可欠です。キエーロにご興味を持たれた方は、この機会にぜひご応募ください。
 徳島市では、今後も循環型社会の推進に向けた各種取り組みを進めてまいりますので、ご協力をお願いいたします。

質疑応答

1 会見項目

 富田橋LED景観整備作品の完成について

(読売新聞社)
 LED景観整備事業の対象は、何か所ですか。
(市長)
 これまでに5か所整備し、今回6か所目です。LED景観整備事業は今回で終了となります。
(徳島新聞社)
 今回の整備の総事業費を教えてください。
(都市建設政策課長)
 約7,300万円です。

2 その他事項

 新型コロナウイルス感染症について

(NHK)
 オミクロン株の感染が拡大していることについて、行政としての受け止めと市民への呼びかけをお願いします。
(市長)
 オミクロン株の強い感染拡大について、市民の皆さまにもあらためて認識していただき、マスク着用の徹底、三密の回避など、これ以上感染が拡大しないようにご協力いただければと思います、
(NHK)
 ワクチンの三回目接種について、徳島市としてどう考えていますか。
(市長)
 ワクチンが供給されれば、前倒しできるものはできるだけ前倒ししたいです。医療従事者の次に高齢者への接種になっていきますが、少しでも前倒して接種ができるように、準備を進めているところです。
(共同通信社)
 国の方針では、一般高齢者へのワクチン接種を1月以降でも可能としています。徳島市では、今のところ2月1日以降の接種となっていますが、現段階でワクチンの供給によって1月に前倒しするような計画はありますか。
(健康福祉部長)
 ワクチンの供給量、種類もありますので、県、徳島市医師会などと連携しながら準備を進めていきたいと考えています。
(共同通信社)
 年末の市長記者会見で、ワクチン接種に関する情報提供がなかなかうまくいかなかったことが反省点の一つとありました。
 2月から3回目の接種が始まります。市民の方にどのようなスケジュールで情報提供を発信していくお考えでしょうか。
(健康福祉部長)
 これまで、広報とくしまによる紙媒体中心で情報提供をしていましたが、情報掲載のタイミングもあり、皆さんに、できるだけ早く正確な情報をお知らせするため、市政記者へ資料提供、SNS、ホームページなどで分かり次第、丁寧な説明をしていきたいと考えています。

注記:質疑応答は内容を要約しております。

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