「え!?知らない間に119番にかかってる!?」~意図せず119番通報をしてしまったら…~
最終更新日:2023年9月13日
119番通報の誤発信が増加しています
近年、スマートフォンやスマートウォッチの普及に伴い、意図せずに119番通報を発信してしまうケースが増加しており、当局でも次のような通報が増えています。
「知らないうちに、カバンやポケットの中で119番通報していた。」
「子供がスマートフォンで遊んでいて、誤って119番通報をしてしまった。」
「スマートフォンを落としてしまった衝撃を感知して、操作をしていないのに自動で119番通報をしていた。」
このようなケースは、持ち主が「119番通報をしよう」と思っていなくても、実際に119番通報をしている場合があります。
はい、消防119番です。火事ですか?救急ですか?
…もしもし?……あれ?無言のまま切れちゃった。
間違い電話なのか緊急通報なのかわからないなぁ。
通報のあった番号に折り返し電話してみよう。
通報者の意図しない119番通報を受信した場合の当局の対応
119番通報を受信すると当局の通信指令課職員が電話に出ます。「消防119番です。火事ですか、救急ですか?」という質問をしますが、それに対し「通報者が無言」、「周囲の雑音のみ聞こえる」等の場合はしばらく電話口で応答があるまで呼び続けます。
その後「何も言わずに電話を切ってしまう」等の場合は、電話を切った後119番通報のあった番号に対して、緊急通報であるかどうかの確認のため発信者が電話に出るまで折り返しの電話をかけ続けます。(こちらからかける電話は非通知である場合や、消防局が所有する電話番号である場合があります。)
折り返しの電話に出て「間違いです。」「操作していないのにかかってしまった。」と応答していただければ、消防職員は緊急通報ではなかったことがわかり、「消防車や救急車の出動は不要である。」と判断します。
しかし、電話に出てもらえない場合、緊急通報かどうかの判断ができません。
その場合、119番通報のあった発信地の情報等をもとに、消防車や救急車が出動する場合があります。
それは「体調が悪く、救急車を必要として119番通報をしようとしたけれど、容態が急変して通報途中で意識を失ってしまったかもしれない。」、「火災が発生して119番通報をしようとしたけれど、避難や初期消火の最中で応答ができない状態なのかもしれない。」ということを想定した対応となっています。
消防局からのお願い
意図せず119番通報をしてしまった場合や、誤って119番通報をしてしまった場合は、慌てずに消防からの折り返し電話に出てください。
そこで「火事でも救急でもありません。」「間違い電話です。」ということを伝えていただくだけで、消防車や救急車が出動することがなくなり、本当に消防車や救急車を必要としている人のために車も人員も待機させておくことができます。
スマートフォン、スマートウォッチ、自動通報機能等の普及によって、以前に比べて意図しない119番通報が増加していることは消防職員も把握しておりますので、電話に出て応答していただけるだけで本当に助かります。
皆様の安心、安全のために、ご理解とご協力をよろしくお願い致します。
《参考》スマートフォンから自動で発信する機能について(消防庁ホームページ)(外部サイト)
消防庁のホームページで、自動車事故による衝撃やスマートフォン本体に衝撃が加わった時に自動で通報する機能とそのキャンセルの方法について説明しています。
徳島市消防局の管内で発生している災害情報を確認することができます。
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