電話機のスピーカーモード(ハンズフリー)機能の活用について
最終更新日:2023年5月25日
119番通報を受けた消防指令センターの職員は、通報の内容から傷病者が重症である場合や、緊急度が高いと判断した場合に、現場に居合わせた通報者のかた、または、その場に居合わせたかた(バイスタンダー)にご協力をいただき、電話を介し胸骨圧迫(心臓マッサージ)等の応急手当の実施方法をお伝えする口頭指導を行っています。
口頭指導でお伝えしている応急手当はつぎのとおりです。
- 心肺停止や心肺停止のおそれのある場合に指導する、心肺蘇生法(心臓マッサージ、人工呼吸)
- のどに食べ物がつまり、呼吸ができなくなった場合に指導する、気道異物除去法
- 出血が止まらない場合に指導する、止血法
この他にも緊急の処置を要するものがあります。
傷病者の状態を詳しく教えてもらうため、できるだけ傷病者の近くから通報してください。
固定電話機からの119番通報で、傷病者と離れている場合は、子機電話に切り替えてもらうか、携帯電話から再度119番通報するようお願いすることがあります。
口頭指導を行う上で通報者やバイスタンダーに有効な処置を行ってもらうため、可能な限りご使用の電話機(固定電話、携帯電話)をスピーカーモード(ハンズフリー)に切り替えてください。
スピーカーモード(ハンズフリー)に切り替えることにより、応急手当を行う際に両手を使用することができ、効果的な応急処置が可能となります。
スピーカーモード(ハンズフリー)とは、電話機のスピーカーボタンを押すことで、耳元から受話器を離しても通話が可能となる機能です。
(注記)機種によりボタンの位置が異なります。
もしものときに備えて、ご自宅の固定電話機やご使用の携帯電話にスピーカーモード(ハンズフリー)機能が付いているか、そして機能がある場合は、日頃からその使用方法についてご確認ください。
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