阿波の民俗2 -くらしと方言- (徳島市民双書・23)
最終更新日:2019年10月29日
著者: 川島 信夫
価格: ¥1,560 (税込み)
形式: B6版 336ページ
発行年月日: 平成元年2月27日
目次
一 阿波なまり
二 日本言語地図から
三 阿波の山河
四 俳句と方言
五 ことわざと方言
六 文献に拾う
七 古いことば
八 子供と遊び
九 今日の阿波弁
十 あいさつのことば
内容紹介: 「はしがき」より
「天は人の上に人を造らず人の下に人を造らず」という。これは方言にも当てはまる言葉である。言語学では「あらゆる言語や方言はその価値において上下の差はない」とされているからである。
だが、方言にコンプレックスを持つ者は多い。その原因の大半は戦前の国語政策の罪である。が、最近は変わった。「共通語も方言も大事にする」という方向に進んでいるからである。
われわれは母を選ぶことが出来ないように方言を選ぶこともできない。母語であるわが阿波言葉を大事にするには、まず関心をもつことである。幸い、県内にはりっぱな阿波言葉の辞典がいくつもある。しかし、読み物として出版されたものは少ない。この本はその欠を補うものにしようとしたものである。
対象としたのは県内一般の方々であるが、特に読んでほしいと思うのは中学・高校生や若い人達である。そのために難しい術語はさけ、文字や言葉はできるだけ分かり易くするよう心掛けたつもりである。
理想はともかく内容はごらんのとおりのものとなった。今はただ読者の方々のご批正を待つばかりである。
1989年2月
川島信夫
お問い合わせ
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〒770-0834 徳島県徳島市元町1丁目24番地
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