平成28年度温室効果ガス排出量

　徳島市域から排出される温室効果ガスについて、令和元年度に把握可能な直近の年である平成28年度の総排出量は199万7千トンで、市民一人あたりの排出量は、7.73トンでした。これは、徳島市地球温暖化対策推進計画の基準年である平成2年度の総排出量と比べると、2.7％の増加となっています。また、前年度の総排出量と比べると24万7千トン、11％の減少となっています。
（第2次徳島市地球温暖化対策推進計画の改定に伴い、過去の排出量について見直しを行っています。）

　前年度と比較し、総排出量が大幅に減少したのは、再生可能エネルギーの導入拡大や原子力発電の一部再稼働による電力の排出係数（電力をつくる際に排出した二酸化炭素量）の改善に伴い、電力消費に伴う排出量が減少したことなどが要因となっています。
　部門別にみると、家庭部門（対前年度比17.5％減）及び業務部門（対前年度比14.3％減）の減少率が大きくなっています。

　市域から排出される温室効果ガスのうち、二酸化炭素が全体の95.9%を占めています。二酸化炭素は、そのほとんどが電気・ガス・灯油などのエネルギーの使用に伴って排出されていることから、本市の温暖化対策では二酸化炭素の排出抑制のための省エネルギーが重要となります。