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2024年7月9日 小松海水浴場ウィズアズマ建設の開設について ほか

最終更新日:2024年7月25日

日時:令和6年7月9日(火曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所 8階 庁議室

会見項目

1. 小松海水浴場ウィズアズマ建設の開設について
2. 徳島城博物館 夏の特別展「時代を映す刀―阿波の古刀、新刀、新々刀」
3. 産後ケア事業(通所型・宿泊型)の開始について
4. 徳島市ひまわり家族応援事業(不妊治療費助成)の開始について

記者会見資料

会見の様子

注記:動画サイズ=約5.13 GB、再生時間=1時間9分53秒 

会見項目説明

1 小松海水浴場ウィズアズマ建設の開設について

 小松海水浴場は、海水浴に適した素晴らしい水質と、緩やかな海底勾配に恵まれた徳島市内で唯一の海水浴場として、平成11年の開設以来、市民のリクリエーションの場として、子供から大人まで多くの方に親しんでいただいております。
 今年の開設期間は、7月13日(土曜日)から9月1日(日曜日)までの51日間で、開場時間は、午前10時から午後5時までです。
 開設に併せて、海水浴場の魅力を高める「にぎわいづくり」も予定しています。
 「にぎわいづくり」の内容ですが、恒例の「海の家」のほかに、ステージイベントとして8月24日・25日に音楽フェスを開催、キッチンカーも配置予定です。
 このイベントの他にも、検討段階の企画もありますので、詳細なイベント内容が決まり次第、ホームページ等において周知することとしています。
 また、安全対策についても、海上の監視船、陸上のライフセーバーの配置、看護師の常駐など、安全安心に海水浴場を利用していただける体制となっております。
 7月13日(土曜日)午前10時から、開設式を開催し、海水浴場がスタートいたします。
 安全・安心な海水浴場において海を楽しむことはもちろん、音楽フェスなどのステージイベントも満喫できる「小松海水浴場 ウィズ アズマ建設」で、徳島の夏を存分に楽しんでもらえたらと思います。

2 徳島城博物館 夏の特別展の開催について

 6月22日から8月18日の間、徳島城博物館で開催されております夏の特別展「時代を映す刀―阿波の古刀ことう新刀しんとう新々刀しんしんとう」について、ご説明いたします。
 刀剣はその製作時期によって、大まかに古刀ことう新刀しんとう新々刀しんしんとう現代刀げんだいとうという4つの年代に分けることができます。それぞれ、「古刀ことう」は、古代から文禄4年(1595)、「新刀しんとう」は慶長元年(1596)から明和8年(1771)、「新々刀しんしんとう」は安永元年(1772)から明治9年(1876)、「現代刀げんだいとう」は廃刀令(明治9年発布)以後に製作された刀剣のことを指します。今回開催する特別展では、古刀ことう新刀しんとう新々刀しんしんとうの優品や、徳島藩ゆかりの甲冑かっちゅう刀装具とうそうぐを通して、時代とともに変化していった阿波刀あわとうの世界をご紹介いたします。
 展覧会の会期は、6月22日(土曜日)から、8月18日(日曜日)まで。期間中は7月15日、8月12日を除く毎週月曜日と、7月16日(火曜日)が休館となっています。
 入館料は一般の方が500円、高校・大学生が300円、中学生以下の方は無料でご観覧いただけます。
 今回の出品資料の中でも注目されるのが、文亀ぶんき3年(1503)に製作された海部刀工かいふとうこう氏吉うじよし作の短刀たんとうです。海部刀かいふとうは、鎌倉時代頃より海部川流域で作られたためその名があり、氏吉うじよしは、海部刀工かいふとうこうの代表格です。
 こちらは、現在、福岡市博物館が所蔵されており、三好長慶の愛刀だった名物「岩切海部いわきりかいふ」と同年代の作と考えられ、古刀期ことうき海部刀かいふとうの作例として重要です。
 また、今回初公開となる資料が2点ございます。いずれも新刀期しんとうき海部系刀工かいふけいとうこうである、吉国よしくに脇差わきざし具氏ともうじの刀です。
 いずれも現存作例の非常に少ない刀工です。
 徳島城博物館の所蔵品からは、市指定有形文化財である蜂須賀家旧蔵の太刀祐光たちすけみつと、こちらに付属した金梨子地左卍紋蒔絵飾太刀拵きんなしじひだりまんじもんまきえかざりたちこしらえを出品いたします。2点がそろって出品されるのは、平成29年度に開催いたしました、開館25周年記念特別展「鐵華繚乱てっかりょうらん―もののふの美」以来です。
 特別展の会期中には、学芸員による展示解説や講座のほか、専門家による記念講演会を予定しております。刀剣の鑑賞は、専門用語を使用するため、他の美術品と比べ難しいといわれることもありますが、これらの講演会、講座に参加いただくことで、展示をより深く楽しむことができます。
 全国的に刀剣ブームが続く中、古刀期ことうきから新々刀期しんしんとうきまでの阿波刀あわとうの歴史を物語る、貴重な資料を展示するこの機会に、阿波の刀剣の面白さ、素晴らしさを再確認していただければ幸いでございます。

3 産後ケア事業の拡充について

 出産後の母子に対して心身のケアや育児サポートを行い、産後も安心して子育てができる支援体制を確保するため、平成29年度から助産師による訪問型産後ケアを実施してまいりました。
 今年度、4月より訪問型の自己負担額を無料化し、さらに7月より、訪問型でも行なわれている母子に対する育児指導、授乳指導、母親に対する心理的サポートに加え、母親の休息を目的とした利用も可能となるよう通所型、宿泊型産後ケアを開始しています。また、里帰り出産される産婦の方も同等のサービスが受けることができるように里帰り先で利用した産後ケアの費用の一部を助成する事業も同時に開始しています。
 対象者は、徳島市に住民登録のある産後1年未満の母親と赤ちゃんです。
 利用回数は、通所型、宿泊型を合わせて1回の出産につき7回までです。
 県内の利用施設は、通所型が、恵愛産後ケアハウス、中山産婦人科・小児科、徳島県鳴門病院です。
 宿泊型は、恵愛産後ケアハウス、徳島県立中央病院、徳島赤十字病院です。
 また、利用の際には、自己負担が必要です。利用施設それぞれで、サービス内容や利用料が定められており、通所型サービスの自己負担額は、1回あたり300円~5,600円、宿泊型サービスでは、1泊あたり4,900円~8,668円と設定しております。
 7回のうち5回までは、1回につき2,500円を減免します。
 また、多胎児の場合は、徳島市が追加費用を全額負担します。自己負担額は、利用施設により異なりますので、徳島市ホームページでご確認ください。
 なお、生活保護受給世帯又は市民税非課税世帯に属する利用者は、無料です。
 申請受付は令和6年7月1日から開始しています。
 所定の産後ケア事業利用申請書を利用の2週間前までに子ども健康課に提出し、お申し込みください。電子申請または郵送でも受け付けています。
 育児の心配ごとや悩みごとなどへのサポートに加え、育児疲れ解消にも、ぜひ、ご利用ください。

4 徳島市ひまわり家族応援事業(不妊治療費助成)の開始について

 令和4年4月から不妊治療の保険適用が拡大されましたが、複数回治療が必要なことが多いなど、経済的負担が長期化する傾向があることから、子どもを持ちたい方の経済的負担の軽減を図るため、令和6年4月1日以降に開始された生殖補助医療に係る自己負担額の一部に対する助成を令和6年7月1日から県市協調で開始いたしました。
 助成対象は、令和6年4月1日以後に開始した不妊治療のうち、保険適用で行われた体外受精や顕微授精などの生殖補助医療費の自己負担分です。
 助成額は1回の治療につき上限5万円です。
 助成回数は、初回の助成対象となる生殖補助医療の治療開始日の妻の年齢が40歳未満であるときは通算6回まで、40歳以上43歳未満であるときは通算3回までといたします。
 なお、助成を受けた者が出産後に次の妊娠を目的として生殖補助医療を開始した場合は、その治療開始日の妻の年齢により、新たに助成回数を決定します。
 対象者は、法律上の婚姻又は事実婚の夫婦で、治療開始日において1年以上継続して徳島市に住民登録があること。助成対象となる生殖補助医療の開始日における妻の年齢が43歳未満であること。また、助成対象の生殖補助医療に他の自治体等の助成を受けていないこと等の要件を全て満たしている方となります。詳しい要件については、徳島市ホームページでご確認ください。
 申請については、所定の申請書を治療最終日から6か月以内に子ども健康課に提出してください。
 なお、本事業は、令和6年7月1日から受付を開始しております。
 不妊治療については、保険適用が拡大されておりますが、心や体の負担だけでなく、経済的負担についても、決して軽いものではありません。
 子どもを持ちたいと願われる方の経済的負担を少しでも軽減したいと考えておりますので、本事業をご活用いただきたいと思います。

質疑応答

1 会見項目

(幹事社・四国放送)
 幹事社の四国放送です。よろしくお願いします。
 小松海水浴場の開設の件なんですけど、去年この場所で合法大麻の販売があって、即日中止するように動かれたと思うんですけども、今年度その辺の出店の管理の把握はどうなされているのか、お願いします。
(市長)
 昨年度の反省をしっかりと踏まえまして、運営者は公益財団法人徳島市公園緑地管理公社になりますが、そのあたりしっかりと対応していただけるものと思っております。
(幹事社・四国放送)
 市の方で管理を徹底していくっていうことですね。
(市長)
 はい。
(幹事社・四国放送)
 8月24日、25日の音楽フェスはどんなことをやられるんですか。
(市担当者)
 公園緑地課からお答え申し上げます。
 現在最終調整中ですので、詳しいことが決まりましたら、今後ホームページ上で公開するようにいたしますので、よろしくお願いいたします。
(幹事社・四国放送)
 産後ケア事業と不妊治療助成の開始ということで7月1日からそれぞれ開始されてますけども、現在までに両方とも何件の申請があったかっていう点と、それぞれいくらの予算を見込んでいるかっていう点と県内の他の自治体でこのような事例、導入されているところがあればお願いします。
(市長)
 最初に私がわかるというか、資料があるところをご説明させていただきます。
 産後ケア事業の他都市の実例ということですが、令和4年の厚生労働省のアンケート結果では、アンケート回答の市町村のうち通所型は68.3%、宿泊型は67.5%、訪問型は55.5%が実施しているということです。
 四国県都3市では、高松市が通所型・宿泊型を実施しています。高知市、松山市は通所型・宿泊型・訪問型を実施しています。
 県内8市のうち、通所型・宿泊型・訪問型を実施している市町村は、鳴門市、小松島市、吉野川市、阿波市です。通所型・宿泊型の実施は三好市。そして宿泊型のみは美馬市。訪問型のみは阿南市ということです。
 この産後ケアの事業についての予算ですが、今年度649万円の予算を計上しているところです。
 今日までに何件の申請があるかは、すいませんお願いします。
(市担当者)
 まず、予算は先ほど市長が言っていただいた産後ケアの方から。産後ケアの方につきましては今年度649万円で、今日までに6件の申請を受けております。
 不妊治療の方の予算につきましては、今年度2,556万4千円を予定しております。
 お問い合わせは今日までに毎日何件かあるんですけれども、申請自体はまだ受けておりません。

(幹事社・毎日新聞社)
 幹事社の毎日新聞です。
 産後ケアの件で、産後1年未満のお母さんと赤ちゃんが対象ということなんですけど、例えば宿泊とかのケース、年子のお子さんとかの場合はそういうお子さんも含めて宿泊利用できるということでしょうか。
(市担当者)
 担当課の方からお答えします。
 今受け入れで契約してくださっている施設の方は年子のお子さんというのは受け入れが可能ではありません。
(幹事社・毎日新聞社)
 小さいお子さんがいるお母さんはどうしたらいいですか。お子さんをどこかに預けてるっていうか、日中の通所とかデイ利用だと保育所とかあると思うんですけど、宿泊となると、例えば1歳とか2歳のお子さんっていうのはどうしたらいいんですか。
(市担当者)
 病院等の施設をもって空きベッドで子どもさんをお受けする関係上、年子のご兄弟を受けるということは施設上難しいので、ご家族のご協力などを利用していただいてる状態です。
(幹事社・毎日新聞社)
 そうすると、あまり市長がおっしゃった育児疲れ解消にもお使いくださいっていうことにならないんじゃないですか。
(市担当者)
 育児疲れの場合、別の事業といたしまして、本市のところで短期支援事業、ショートステイというのを受けておりますので、そちらを併用して利用していただくことをお勧めしております。

(NHK)
 NHKです。
 この不妊治療助成ですけど、先ほど市長が「県市協調で開始した」とおっしゃってるんですけど、県の事業として市がやっているものってことなんですか。
(市長)
 費用が2分の1ずつということなんですが、詳しく説明いたしますと、徳島県は医療保険の適用が拡大されるまで、不妊治療のうち、体外受精または顕微授精について、徳島県コウノトリ応援事業を実施して助成を行ってきておりました。
 徳島市は平成28年からその助成に上乗せするような形で、不妊治療費の助成事業というのを実施しておりました。
 令和4年4月から保険適用が拡大されまして、基本的な治療について3割の自己負担で実施できるようになったことから、徳島県、徳島市ともに、助成事業を廃止したんですが、複数回治療が必要となることが多いことなど個人にかかる経済的負担が長期化する傾向がある、また市民から不妊治療に対する助成制度はないのかといった問い合わせも非常に多かったということなんです。そのようなときに、今年度から新たに県がこの治療の自己負担の一部を助成する市町村への補助制度、徳島県不妊治療助成事業を創設したことに伴いまして、県市がそれぞれ2分の1を負担して、子どもを持っている若い世代を応援するために助成を再開するということになりました。
 県市2分の1ずつということで、県市協調という表現になったということです。
(NHK)
 同じ助成額、助成割合をその他の県内の市町村もやっているっていうことですか。
(市長)
 やっているところは多分同じ2分の1ずつでやっているということだと思います。
(NHK)
 どこがやっているかってわかりますか。
(市担当者)
 担当課の方からお答えします。
 全部がこの割合、回数でしているっていうことではありませんので。それぞれ県のホームページの方に出ているんですけれども、先行しているところもございますので、回数とか金額とかが市町村によって違います。
 実際に今現在実施をしているところは、8市のうちでは鳴門市、小松島市、阿波市、美馬市、阿南市です。あと勝浦町と板野町も実施しております。
(市長)
 費用は県市それぞれ2分の1ということですか。
(市担当者)
 補助が2分の1は入っているんですけれども、回数を5回としていないところもありますので、補助金の状況は市町村によって少し違うようになっておりますが、県の補助金を利用しております。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。
 小松海水浴場のことで、先ほどの質問があった合法大麻の販売が昨年あったことを受けて、今年運営者が徳島市公園緑地管理公社になったということでよろしいですか。
(市長)
 そうではありません。それを受けてということではありません。先ほどの質問もそういう趣旨ではなかったと思ってます。
(徳島新聞社)
 去年はNPOが運営されていた。
(市長)
 はい。去年初めてそういう形をとったということですが、今年はまた元の運営に戻ったということです。
(徳島新聞社)
 7月13日の当日は何か神事とか行事があるのですか。
(市長)
 神事、あと子どもたちが海に入るとかですね。そういう何となくオープニングにふさわしいような演出でございます。
(徳島新聞社)
 小松海水浴場は例年どれぐらいの方が来るのか。昨年と今年どれぐらいの人を見込んでいるのか教えてください。
(市長)
 昨年度は2万5,400人ですね。
 それから、あとは令和元年度が1万6,300人、平成30年度が2万200人とか、細かい資料もありますが、大丈夫ですか。

2 その他項目

(幹事社・四国放送)
 6月の議会が閉会しまして、市長が再選後初めての議会を終えられましたけど、感想といいますか、どのような議会でしたか。
(市長)
 久しぶりの議会だったんで、ちょっと緊張もしましたけど、全ての議案を可決していただいてほっとしているというところです。
(幹事社・四国放送)
 中でも新ホールに関する県市協定の話であったりとか、そういうことが議員の方からいろいろ意見とかも出てますけども、何か9月の議会に向けてどう話を進めていくとか検討を進めていくとかっていうのは市長の中でありますか。
(市長)
 9月の議会に向けてということかどうかわかりませんけど、私がお約束したこととかいろいろありますんで、やりたいこともありますので、副市長も認めていただきましたので、これからしっかりと取り組んでいきたい。発表できるものはまた9月議会にというふうには考えております。
(幹事社・四国放送)
 市長がお約束したことって具体的にどういうことですか。
(市長)
 当然選挙ですから公約というものがありますが、その公約実現に向けて何ができるのか、何をしたらいいのかということをこれからしっかり考えていこうと思っています。考えていくというか、実行していくということですね。
(幹事社・四国放送)
 委員会の中、建設委員会ですとか総務委員会の中だと、やっぱり県の示したまちづくり構想に追従していくのではなくて、市の独自の案を出してほしいみたいな意見が委員の方からたくさん出てましたけども、その点に関して市長が考えるまちづくり構想であったりとか、どのように徳島市としての意見を反映していくとか、現時点で考えていらっしゃることってありますか。
(市長)
 まちづくり構想について県が広く大きな構想を発表されておりますんで、私が徳島市としての構想を発表するというのは非常に問題があるって皆さんも当然ご存知ですよね。
 例えばですけど、今の県が発表している方向と全く違うことを(言いませんけどね。そう思ってはいませんけど)例えば発表した場合って全く進まないことになりますよね。もう県市協調、これ内藤前市長もおっしゃってましたけど、誰が知事であっても、同じ方向を向いていかないと進むものも進まないというふうに内藤前市長がおっしゃってたのがちょっと印象に残ってるんですけれども。私も前市長のときに、県と意見というわけではないんですが、ホールの問題で、もうそこまでできていたものが、県との方向性が違うということで、ストップしてしまったというすごい大変苦い思い出があります。
 県市協調というかね、同じ方向をしっかり確認しながら進めていくっていうのは大事なことなんだろうなというふうに認識しています。
 当然市としての考え、私としての考えというのは当然ありますけれども、発表というのは慎重でなければいけないなというふうには思っております。

(読売新聞社)
 読売新聞です。
 今の関連で市長が議会前の会見で、県とのワーキンググループを議会が終わったら速やかに開きたいっていうことだったんですけど、今は調整というか、進捗状況はどうなってますか。
(市長)
 おそらくまもなく開かれるのではないかと思っております。まもなくと言っていいかどうかわかりませんけど、近いうちに必ず開かれると思ってます。
(読売新聞社)
 まもなくというのは今月中とかですかね。
(市長)
 今調整しているというところですが、早く開かれるものと思っています。
(読売新聞社)
 今のお話で9月議会に発表できることはしたいみたいなことをおっしゃったと思うんですけど、何か9月議会にこういうことを発表するっていうのがあるんでしょうか。
(市長)
 今申し上げるようなことはないんですが、6月議会でいろいろ議論されたこととかですね、そういうことも踏まえて、9月議会には臨みたいなとは思っておりますが、発表できる段階になったら発表はさせていただこうと思います。
(読売新聞社)
 例えば、今回協定の取り扱いというところが一つ焦点だったと思うんですけど、そういうこともちょっとまだ言えないという感じですか。
(市長)
 協定の取り扱いについて、私の方から一方的に発表するということはありません。
 当然、県との協議ということになります。県は誠意をもって対応したいというふうにおっしゃっていただいておりますので、しっかりと話し合った上での発表ということになります。私が一方的に発表するというようなことではないと思います。
(読売新聞社)
 9月議会までにワーキングとか何回か開いて協議した上でということで、具体的には何も言えないということですね。
(市長)
 はい、そうです。

(NHK)
 県のまちづくり構想について話し合うという名目で審査会が開かれまして、委員の方から、(県に)追従するだけじゃなくて市の考えを持ってほしいという要望が相次いで寄せられました。
 この審査会で出たたくさんの意見自体を、市長がどういうふうに解釈されて受け止めてらっしゃるのか教えてください。
(市長)
 いろんな意見が出たのは私も承知しております。
 その意見をもってワーキンググループで発表したり、話し合うということになるんだと思っています。
 審査会が市としての方向性を示せというのは、今回はちょっと当てはまらないのではないかと思っています。
(NHK)
 市の方向性を示すというのは構想を出すとか具体的にどういうことだと考えてらっしゃるんですか。
(市長)
 つまり議員の皆さんがおっしゃってるのは、徳島市としてどうしたいのか発表しろということだと思うんですけれども、このホールに関して徳島市がこうしたいというふうなものには適さないと思います。
 県が県立ホールを建てようとしていますが、私達は前の知事と市長が結んだ協定というのがありますので、それをしっかり踏まえて県とは協議をしていかなければならないという立場だと思っています。
(NHK)
 ホールあるいは今回のまちづくり構想に関して、市の考えを出すのは適さないとお考えになるのはどうしてですか。まちづくり自体は市も本来は主体であると思うんですけど、それに関して市の考えを出すのは適さないとお考えになるのはどうしてですか。
(市長)
 市の考えというのは、前の知事、市長のときに、旧文化センター跡地につくるというところですね。県が県立ホールとして藍場浜に建てるということに関して、徳島市が(考えを表明するのは)これちょっとおかしくないですか。県が県立ホールを建てようとして、それを受けて、私達は意見を発表するということだと思いますけど。つまり私達がしなければいけないのは協定ですよね。協定の通り進まないことがあるとしたら、それは市の方もしっかり納得できるように協定をどうするのかというのは進めていかなければならないと思っております。
 まだ文化センター跡地に建つ可能性もあるわけですから、協定通り進む可能性もあるということですから。今おかしいだろうという段階では当然ありません。まだ決まってないですよね、県も。
(NHK)
 改めて確認なんですけど、藍場浜に県がホールを建てるっていうことに関して言うのはおかしいと。それは県立ホールだからっていうことですか。
(市長)
 県立ホールだからと断定してるわけではありません。まだ決まってもいないし、県立ホールでもあるし。県立ホールに市が「こっちに建てろ、あっちに建てろ」というのはちょっとおかしいと思います。ただ約束した旧文化センター跡地での協定書はちゃんと存在していて、それを踏まえて行動しなければいけないという立場であるということです。
(NHK)
 あくまでも委員の方々は、このホールを含めた鉄道高架だったり、車両基地の移転だったり、まちづくり構想全体に関して言ってたお話だと思うんですけど、そのあたりについても今のお考えは変わらないですか。
(市長)
 そうですね。今発表するという段階ではないと思います。

(朝日新聞社)
 朝日新聞社です。
 もう一度お尋ねしたいのですが、文化ホールの跡地に県立ホールが建つ可能性もあると思っているということですか。
(市長)
 決まってないということはそういうことではないですか。県議会の議決も当然必要だと思いますので。
(朝日新聞社)
 そういう意味ですね。
 つまり、後藤田知事はもう決定事項かどうかは別として、藍場浜でいきますと宣言されてるんですね、いろんな場面で。
(市長)
 宣言というか、知事の思いを語ったということですね。それは十分承知しておりますが、まだ最終決定したものではないということですね。
(朝日新聞社)
 知事が思いを語ったことに対して、いや文化センターの方に行く可能性もあるよと言ってるんじゃないということですね。知事が言ってらっしゃることはそれはそれで受け止めてらっしゃると。
(市長)
 はい、もちろんです。
 ただ県議会の意見も当然あるわけですから、まだ決まっていないというふうに承知はしております。
(朝日新聞社)
 先ほども質問で出たと思うんですが、県立ホールを県が建てるから云々というんじゃなくて後藤田知事も言われてますけども、まちづくりそのものは市の管轄ではないのかという。その観点から言えば、県がそこに建てるっていうものに対して口出しはできませんってことにはならないですよね。
(市長)
 口出しはできませんという言い方は私もしたくないですけれども。今の議論で、つまり場所としては非常にいいところです。そこに知事が建てるとおっしゃって、今それに向けて県が調整をしている段階で、徳島市が徳島市はこうだからっていう意見は言うべきではないのかなというふうには思っております。まだ結論も出ていない段階で。県としての結論は出ていないということですよね。
(朝日新聞社)
 要は言葉尻を捉えてしまうと、そういうふうにもとれるからっていうことです。
(市長)
 ありがとうございます。大変ありがたいです。
(朝日新聞社)
 そういうことですね。
 市がまちづくりを主体的に行っていくっていうことに対しては、当然その通りだということですよね。
(市長)
 はい。徳島市のまちづくりですね。
(朝日新聞社)
 その上で、県がどうこう言ってるってことについて、決まっていないから軽々なことは言えないと。
(市長)
 なかなか難しいですよね。
 何言ってもおかしいだろうと言われそうな気がしますけど。非常に難しいなと思いながら今お答えしてるんですけど、まだ決まっていないというのは非常に大きいことですね。あと県立ホールでやるというのも大きな要素だと思います。
 文化センターの跡地っていうのは、前は市有地と県有地があって、そこに建てるということで両者が話し合って決めていたということなんですが、今回は県立ホールを県の土地に建てるという形で、前の状況とはちょっと変わっているなとは思います。
(朝日新聞社)
 近いうちにワーキンググループが開かれると思うんですが、議会が終わったことですし、早く開くようにという指示をしたということでもないんですか。
(市長)
 指示というか調整中というふうに聞いております。
(朝日新聞社)
 大体月に1回ぐらいのペースでやるんですか。それもまだわからない。
(市長)
 まだわかりませんけど、早くしないといけないですね。
(朝日新聞社)
 ありがとうございます。
(市長)
 ありがとうございます。
 本当に難しいところを、おっしゃっていただいて大変感謝します。

(読売新聞社)
 今の関連で、勘違いがあったらいけないので、もう1回確認ですけど、多分おっしゃってたのが、県立ホール以外もJR北口の開発であるとか、アリーナとか、いろんなことを踏まえてまちづくり構想全体があって、そのうちの一つがホールということだと思ってますし、建設地の変更とかもまちづくり構想をいろいろ考える中での変更っていうことだとは思ってるんですけど、口出しというか言うべきじゃないっておっしゃった理由としては、県が県立ホールを建てようとしてるからっていうところで、ホールについてはそれでわかるんですけど、あくまで他のところは徳島市中心部の市の管轄のエリアだと思うので、それについても何か述べられないっていうのは何でなのかなっていうふうに思うんですけど、そこの理由っていうのを教えていただいていいですか。
(市長)
 なかなかかなり質問が厳しいですけど、皆さんも多分理解はしていただけると思うんですけど。つまり駅の北側に建てるって、今体育館も建ってますし小学校もあります。いろんな問題もありますので、軽々に徳島市がどうするって、徳島市の施設ですよね、これ軽々に私が発言したら大変なことになるというのを皆さん多分おわかりいただけると思います。いろんな影響がありますので、下手なことは言えないのはおわかりいただけると思うんですけど。例えば私が体育館と小学校を全部のけて、あそこにアリーナを建てるって言うことは、今はとんでもない話だと思います。
 もっといろいろ議論して、それからでないとその話はちょっとできないと思います。
 私だけでなく、徳島市の意見ということは当然議会も入るわけですから、私が独断で「ここでこうやります」というのが徳島市の意見では当然ないです。
 私個人の意見というのはもちろんありますけど、議会にも相談しなければいけないことはいっぱいありますので、私がここで自分の意見を述べるっていうのは非常に影響が大きすぎるし、議会に対しても非常に失礼であるというふうに思っています。
(読売新聞社)
 今ここでじゃなくてもいいんですけど、例えば市の施設も当然まちづくり構想にはかなり含まれているわけで、そこの部分については市として何らかを示さないと、県市協調ではないというか、「県が言ってるからそうします」では、ちょっとっていうことは議会の皆さんおっしゃってたと思うので、そういう市の管轄の部分については市として何か意見を言っていくっていうことでいいですか。議会とかとも話し合って。
(市長)
 はい、もちろん、県が言う通り全部進んでいくということでは決してありません。徳島市としてしっかりと議会とも話し合いながら、方向性は出していかなければいけないと思っています。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。
 ちょっと質問が変わるんですが、以前にマリンピアで建設予定されたごみ処理施設について、6月の議会で可決されたら、速やかに災害のリスク調査に入るとおっしゃられてましたが、具体的に可決されて以降のスケジュールを今の現段階で教えていただけますか。
(市長)
 当然議会に出す前からどんな調査をしたらいいんだろうというのは、いろいろ検討しておりますけど、今発表できるようなことはありません。
(徳島新聞社)
 進め方とかも。
(市長)
 いろんな方法があって、それを当然議会の前から検討はしておりますけれども、発表できるようになったらまた皆さんにお伝えしたいと思います。
(徳島新聞社)
 まだその段階ではないと。
(市長)
 はい。
(徳島新聞社)
 この前の議会で、小野議員が徳島都市開発のアミコビルのことについて、徳島市が20億円融資していると。その使い道などについて監査する必要があるとして、外部の調査委員会の設置を求めていたんですが、これについてのお考えを教えてください。
(市長)
 それも一つの方法であるとは思っておりますけど、いろいろ影響も大きいことでありますんで、私も疑問に思ってることはいっぱいあります。
こんなのは発表しないといけないだろうと思うことはいっぱいあるんですけども、営業してるわけですから、いろんな影響もあります。
 いろんな方が関わっておられますので、その方たちへの影響も考えながら、しっかりと調査して、その20億円の使い道っていうのを今おっしゃいましたけども、当然発表しないといけないことだと思っています。外部の調査を立ち上げるかどうかということは別にして、しっかりと調査をして、発表できるように進めていきたいと。都市開発としっかり話し合っていきたいというふうには思ってます。
(徳島新聞社)
 これについても具体的にいつどのように進めるというのは、まだ現段階ではわからないということですね。
(市長)
 はい。
 外部の委員会を立ち上げた方がいいのかどうかとか、ちょっと今考えているところではあります。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。
 先日閉会しました議会なんですけども、正副の議長選の経緯とかがちょっとゴタゴタしたかなという印象を受けたんですけども、市長としてはどのような印象を持たれたか。またどのように今後議会対応していくかお考えがあればお伺いしたいんですけど。
(市長)
 議会の対応については、真摯にしっかりと説明していくというところに尽きると思うんですけども、議長選、副議長選はちょっと驚きました。
 議長選、副議長選を通じて報道の重要さっていうのは本当に感じました。徳島新聞社さんが、誰が誰に投票したかということを書いていただいたっていうことで、あれでかなり真実がわかったというか、あれがわからないとどういう事情で議長が誕生したのかというのは、ほとんどの方はわからなかったと思うんですね。
 あの報道をしていただいたっていうのは、その真実を市民の皆さんに伝えるという意味で非常に大きかったと思います。
 無記名で投票したことを断定して書いていただいたっていう、あれはもう私も間違いなく真実だと思っておりますけども、それによって市民の皆さんに伝わるものが大きかったと思いますね。
 誰が投票したのかわからないということで、あの異常さというのが多分わかっていただいたと思いますね。報道の力というのを認識した出来事でもありました。
(NHK)
 今、異常さとおっしゃったんですが、どの辺りに異常さを感じたんでしょうか。
(市長)
 例えば市長選挙のときに、私を批判する議員の方がいらっしゃいましたが、共産党の人たちが自主支援をする、そんな人に任せられないわという方が投票されているという、そういう事実もありました。それは、正常ではないというふうに理解してます。
(NHK)
 市長を批判した方が今当選された議長に投票されているっていうことですか。
(市長)
 つまり共産党を否定するような発言をした方が、共産党の議員の方に投票しているということですね。そういうこともありましたし。よくご存知だと思いますけど。
(NHK)
 共産党を否定されてる方が共産党の方に投票されているっていう状況を市長はどのように受け止めてらっしゃいますか。
(市長)
 よく議会軽視なんていう言葉を使う方多いですけど、議会の権威を自分たちが落としていることにはなりはしないかというふうに私も思いました。
 議長ってそういう選び方でいいんですかということですね。議長を自分が否定するような方に投票していいんでしょうかということですね。それも十何人の方が申し合わせてするということですから、普通では考えられないような議長選挙だったんだろうなというふうに思います。

(毎日新聞社)
 毎日新聞です。
 だいぶん前、もう議会前なので1ヶ月ぐらいになるんですけど、阿波おどり未来へつなぐ実行委員会(以下「実行委員会」という。)が荒天時とかの対応についてガイドラインをまとめられました。その中で荒天時もしくは荒天が予想されるときには、市からの要請を受けて中止するっていう表現だったと思うんですけど、市が要請を出す側となると、市長がある程度判断するケースがでてくると思うんですけど、例えば去年の夏の3日目みたいにですね、ちょっと雨が降っていて、さらに気象状況の悪化が予想されると。それで市役所が市内の高齢者の方に避難を(少なくとも行政としての市が)呼びかけている状況というようなケースにもし今回なれば…。私達は高齢者が避難所に向かってる一方で、桟敷席に向かう高齢者を見て、しかも雨の中で子どもたちが踊るってちょっと異様な状況を見たんですけど、去年も少なくともああいうケースというのは、市長のお考えとしてはやっぱり中止を要請するに値すると思われますか。
(市長)
 100%中止だと思います。
 台風の場合って、発表は何時頃でしたっけね、今日やりますって発表したのは、例えば2時とかそんな時間だったですかね。結構早かったですよね。そのときから、台風って1時間に30キロとか40キロとか近づいてくるわけですよね。それで阿波おどりは最終午前0時ぐらいまではたくさん人がいらっしゃいます。つまり10時間ぐらい近づいてくるっていったらもう300キロ、400キロ、上陸というか近づいてくるとスピードが上がるんでもっと近づいてきますよね。最近は、台風の進路ってかなり正確に予測されてます。近づいてくるにつれて、線状降水帯とかですね、突風の可能性もあります。今回も神戸の方では結構あったような気がするんですけど、その可能性が台風の場合は、もう検討する余地がないぐらいだと思ってます。特に去年のような場合はですね。それぞれの状況によって違うので、一言で言い表すことはできませんが、ほとんどの方が判断したら中止になっていた状況だと思います。警報も出たわけですから。普通の雨っていうのが非常に難しいんですよね。警報も注意報も出ずに降ってる雨のときどうするかとか、これはもう本当に悩ましい問題はあります。でも、台風が近づいてきてて、注意報、警報が出るって事前にわかりますから、その状況で実施するというような事態はあり得ないと思っています。本当に難しい状況ってあるんですよね。
 雨が止むか止まないか、どんだけ降るかっていうのはわからないっていうのがありましてね。難しいケースというのはあると思いますけど、台風の場合の判断っていうのは、当然、人命とかですね、(物が)飛んできたら当たって怪我するわけですから、そういうことを最優先に考えて決断はおそらく早くなると思います。
 安全第一ってもう当たり前なんですけど。台風は怖いですよ。突風が来ますからね。離れてても突風が来るんですが、それが10時間近づいてくる間、ずっと皆さんが街中でいるわけですから、ものすごい大変なことです。大変な判断を去年はしたなと思います。よかったですけどね。大きな事故もなく、本当に良かったと思います。

(NHK)
 議会の話に戻るんですけど、閉会日と開会日とともにですね、開会が遅れたりとか、閉会日に関しては最終的に午後8時過ぎて終わるっていうのは、なかなかない長時間な議会になったんですけども、これはどう感じてらっしゃいますか。
(市長)
 皆さんもそうですけど、私もずっと待ってましたんで、これはスムーズに進んでいただきたいという思いはありますが、これはもう議会のことなので、私がどうこう申し上げる問題ではないと思います。
 午後8時を過ぎるっていうのが滅多にないというふうにおっしゃってますが、私は前の市長のときに午前0時を回ったりしたこともよく経験をしております。次の日になったということもありました。
(NHK)
 引き合いに出して申し訳ないんすけど、前市長のときにはそんなにしょっちゅう遅く終わるっていうことがあんまりなかったように思います。遠藤市長のときに遅く終わるケースがよくあるっていうのはなぜだとお考えですか。
(市長)
 いろんなことを言わそうとされているように思いますけど、本当に言葉選ばないと大変ですよ、これね。多分皆さん知っててね、聞いてるんだと思いますけど、答え方によっては非常に大変なことになるかなというところではありますけど、ちょっと私の口からはそれは言わない方がいいかなというような気はしますけど。議会の問題であるということですね。私がどうこうできる問題ではないということです。
(NHK)
 今回はまだ就任されて初めての定例会ですけれども、これから4年あるわけで議会とどんなふうに関係を築いていきたいのか、今回の議会を受けて今後の抱負を教えてください。
(市長)
 議会と当然、しっかりと説明をしながら進めていくということですね。
 強引だとかね、報道でも私も言われたことがあるんですが、議会の意見を聞かないとか、そんなことも言われたこともありますけど、今回それを言われんようにということで、副市長を決めていただく臨時議会の件については、もう議会の方に全てペースを任せていたと、私の方からこの日に議会を開くんだ、招集するんだという発表はしませんでした。なかなかずっとずれ込んでいったということではありましたけれども、強引だと言われないように議会に接していきたいとは当然思ってます。しっかりと説明して、進めていきたいとは思っておりますが。

(共同通信社)
 共同通信です。
 先ほどの阿波おどりの話に戻るんですけれども、改めて昨年の台風とか避難指示が出されてる中、開催することになったという判断になってしまったのは結局何が原因だったとお考えですか。
(市長)
 実行委員会が最終的に決めた、市長は中止の判断を、中止の要請をしていたということなんですね。
 私は当然そのときは一人の市民として情報を聞いていたわけですけど、ちょっと信じられない思いがしました。
 市長が中止の要請をして中止にならない阿波おどりっていうのはあり得ないんだろうなとそのとき思いました。
 実行委員会で働いている者は市の職員ですから、市長が中止にすると言えば、市長が最終責任、最終責任と言っていいですよね、徳島市民の安全を守るために当然責任がある立場です。その責任がある立場の市長が、中止の判断をして実行委員会がそれを聞かなかったというのが信じられない思いです。
 だって市の職員が動かなければ阿波おどりは開催できないわけですから、そのあたりは非常に不思議な点ですね。信じられないという思いです。
(共同通信社)
 以前、たぶん5月ぐらいの市長会見だったと思うんですけど、今年は最終的な責任を市長が負うというのをガイドラインとかの策定にも盛り込んでもらうみたいなお話があったと思うんですけれども、今年そのガイドラインが策定されて、結局最終的な責任は市長が負うという理解でよろしいでしょうか。
(市長)
 当然だと思います。ただ最終的な責任を負うというのは当たり前だとは思うんですけど、市の判断を下すわけですから。ただ皆さんも当然ご理解はいただけると思いますが、私がどうだこうだ、当然相談もしながら、専門家の意見も聞きながら決めていきますが、判断の最終責任は当然市長にあると思っています。

(徳島新聞社)
 徳島新聞です。
 阿波おどりに関してなんですけど、先日の議会で阿波おどりの実行委員会に徳島市議が入らないというような説明があったんです。
 昨年この6月ぐらいまでは前の市長さんに近いとされるお二人が入ってたと思うんですが、この度はもうこの実行委員会の中からは、市議はもう必要がないということで委員会の方から議会の方に説明があって、入らないということになったようなんですが、そのことについて市長は何かお考えで市議がいらないということになったのか、特段市長はこのことについては絡んでないのか教えてください。
(市長)
 はい、私は絡んでおりません。
 実行委員会の判断というふうに思っていただければと思います。
(徳島新聞社)
 結果入らなかったことは、どう受け止められていますか。
(市長)
 どうこう言ってもおかしいでしょ。良かったとも悪かったとも言えませんし、実行委員会の判断で今年から入らなくなったという事実です。

(読売通信社)
 先ほど議会とどう向き合っていくかということで議会の意見を聞きながら進めていきたいというお話があって、議会の意見として、この委員会の中でも文化センターの跡地に新ホールを建ててほしいというような意見もかなり聞こえてきたように感じたんですよ。そういう意見を踏まえて県と話し合いをしたりとかっていうのは市長として考えていらっしゃるんですか。
(市長)
 もちろん市の意見としてはしっかりお伝えしていかなければいけないし、当然県議会も同じような意見がたくさん出てましたので、県も同じ立場ではないかとは思いますけれども、県議会としての意見と市議会としての意見で、結構似通ったというかね、同じような意見も当然あったと思います。市議会も県議会もそのような意見を言われる方がいらっしゃるということですね。
(読売通信社)
 前の4年間もあって、なかなか進まない市政を見ていらっしゃって、何かご自分の中でホールにしろまちづくりにしろ、スピード感を重視するのか、予算とかの費用面を重視するのか、また市民の納得感を重視するのか、まちづくりに関してどういう点を重視して進めていきたいとかご自身の中であったりしますか。
(市長)
 今おっしゃったのは全て大事なことだと思いますけど、当然市民の意見というかね、私達は市民の代表、市民に選ばれた市長ですから、市民の皆さんにはちゃんと説明をしていったり意見を聞いたりはちゃんとしていきたいなとは思ってます。
 当然市民の意見、議会の意見いろんな意見がありますけど、皆さんもいろんな意見を言っていただけたら非常にありがたいと思うんですけど、皆さんの意見とかも大変参考になりそうな気がするんでいろいろ考えてる方がいらっしゃいますんで、いろんな方のご意見を聞きながら進めていきたいという気持ちでおります。
 ただ、その意見を聞きたいというところでちょっと誤解された部分っていうのが結構ありまして、副市長人事のときに議会の意見を聞いていないじゃないかみたいなことをよく言う方がいらっしゃったんですけど、これ皆さんちゃんと理解していただいてますか。副市長の選定にあたって、議会の意見を聞くって実際どうしろということなんですかという。議会の意見って、誰の意見なんですか。30人に意見を聞いて決めたら、議会が選定する、議会が決めるっていうことになりますよね。
 だからその議会の意見っていうのが声の大きい人の意見を聞いて決めるってのもおかしいですし、大体ですね、選定する権限は議会にはありませんよ。私に具体的に「この人にしたらは、この人にしたらは」ってあげられましたけど、それってあり得ないことなんですよね。議会は認めるか認めないかという権利がありますから、最終的には議会が認めないと副市長は誕生しないんですけど、私が議員の意見を聞いて、副市長を決めるっていうことはあり得ないんですよ。
 30人で多数決して決めるんだったら、それ議会が決めるということですから。私が決めた人を議会が認めるか認めないかという判断をするという、そういうことなんですけど、なんか報道の方の中にも誤解する人がいて、議会の意見聞いてないじゃないかみたいなことを言われることもあったんですけど、それは違うと思います。議会が「この人にしろ」といって、その人にするっていうことは多分あり得ないことです。
 特定の人の言うことを聞いてっていうのがあり得ないです。「この人にしなかったら否決するぞ」というあり得ないことがこの議会では本当に起こってしまったということなんですよね。
 ご理解いただけると思うんですけど、議会もいろんな意見がありますよ。いろんな意見がある中でどうやって。これ聞けないでしょ。
 議会で声の大きい順とか、多数決は議会が決めるっていうことですから。私が決めた人を判断していただくというのが副市長選定のルールですよね。ある意味、法律と言っていいと思いますけれども。決まってるんですよね、これ。選定するという権限は当然ないというふうには思ってます。ですから、議会の意見を聞きながらっていうのを誤解して、副市長人事のときに聞いてないじゃないかというふうに言われたのがちょっと私、引っかかっているところがありました。
(読売通信社)
 今のお話で副市長人事のこととか、あとさっきの共産党を否定する人が共産党の議長に投票するとか、あり得ないことがいろいろ起こってるっていう話をおっしゃってたと思うんですけど、あり得ないことってそんなに起こらないと思うんですけど、何で起こっているのかっていうのを市長としてどうお考えなんですか。
(市長)
 それは多分皆さんもお考えと思いますが、その通りだと思います。私がここで言うようなことではないと思います。
(読売通信社)
 あくまで議会のことなのでわからないけど、そういうことが起こってるってことですよね。
(市長)
 事実として起こっているということですね。

(幹事社・四国放送)
 他に質問ないようなので、これで会見を終わらせていただきます。ありがとうございました。
(市長)
 どうもお疲れ様でした。

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