「水都 とくしま未来構想アイデアソン×PLATEAU2024」開催報告について
最終更新日:2025年2月21日
2024年11月16日に、徳島市の3D都市モデル(注)のオープンデータ(PLATEAU)を活用して本市の新しいまちづくりを考えるアイデアソン「水都 とくしま未来構想アイデアソン×PRATEAU 2024」を、四国大学とオンラインでのハイブリッドにて開催し、「次期徳島市総合計画」で議論されている政策をテーマに13チーム46人がアイデアを提案しました。
(注):3D都市モデル
航空測量により取得したデータを活用して地形や建物等を三次元で生成した地理空間データ。
詳細は、こちら
集合写真
テーマ
「次期徳島市総合計画」から「魅力あふれる都市空間の創造」、「持続可能な徳島経済の創出」、「安心安全な生活環境の整備」、「生涯健やかな暮らしの実現」、「こどもまんなか社会の推進」、「誰もが活躍できる場の提供」の6つの政策としました。
アイデア紹介
○南海トラフ地震がおきても地域継続させるための「時空間散策」(チーム名:こちずさんぽ)
南海トラフ地震を想定し、地震発生後も地域を存続させるために過去と現在を学び未来を考える「時空間散歩」ができる3Dデジタルアーカイブ
○交通安全情報をしゃべる通知アプリ「しゃべるんじょ」(チーム名:チームハッピー)
交通事故の防止にPLATEAUを活用するしゃべる通知アプリ「しゃべるんじょ」
○ARで街の魅力を可視化する(チーム名:四国大学Official)
徳島県の魅力が視覚でわかるアプリ「AWA View」
○避難・被害状況を全国に発信する「D Real」(チーム名:構造研)
南海トラフ地震が発生した際に、避難者が避難状況や被害状況をリアルで伝える「D Real(Disaster Real)」
○路上ライブで地域の魅力を再発見「Street Beat Map」(チーム名:Big Wave)
路上ライブをきっかけに地域を活性化するアイデアとして、ライブをする人も見る人もつながれるアプリ「Street Beat Map」
○ランドマークを目指して移動するARナビ「迷えるプラトー」(チーム名:Team まよねーズ)
平時には冒険、有事には道しるべとなるARナビゲーションアプリ「迷えるプラトー」
○香港人観光客向けの事前バーチャルツアー「Tokushima Virtual Guide」(チーム名:チーム神引き)
今回のアイデアソン開催当日の11月16日から徳島と香港を結ぶ国際定期便が新たに就航し、香港からの観光客増加が期待されている。徳島を訪れる香港人観光客向けに、VRで徳島をプレ観光できる「Tokushima Virtual Guide」
○防災知識を楽しく学び、いざというときに備えよう(チーム名:badboy)
RPG感覚で街を移動しながら防災知識を身に付けられるゲーム
○都市開発シミュレーションゲームでリアルな街の課題解決に挑む(チーム名:我らが大学生)
都市開発シミュレーションゲーム「Cities: Skylines(シティーズ:スカイライン)」とPLATEAUのデータを組み合わせて地域の特性を再現し、課題解決を模索するアイデア
○仮想空間内で徳島市での生活を疑似体験する「LIFE IN TOKUSHIMA」(チーム名:ぼっち・ざ・ぷらとー)
仮想空間内の徳島市で生活を疑似体験するアプリ「LIFE IN TOKUSHIMA」
○街歩きを可視化して、街歩きの価値を高める「まちとも in とくしま」(チーム名:たびとも with すだちくん)
街あるきを促進して街の賑わいをつくるアイデアとして、歩行軌跡を用いた街歩きシステム「まちともin とくしま」
○PLATEAU×水上タクシーで交通渋滞と観光地化の課題を解決(チーム名:Other徳島)
徳島市の課題である「交通渋滞」と「観光地化」の2つを同時に解決する水上タクシーの普及に向けたアイデア
○こどもたちの安心・安全な空間を可視化(チーム名:YOZORA LABO)
3D都市モデルを活用して交通量の多いエリアや横断歩道の足りない場所、街灯がない区域を視覚化し、こどもたちが遊びながら安全なルートを学べるツール
各チームのアイデア詳細については、下記リンク先でご確認ください。https://www.mlit.go.jp/plateau/journal/(外部サイト)
結果
グランプリ:チーム神引き
開催当日、国際定期便が新たに就航、香港人観光客向けの事前バーチャルツアーを提案。審査員からは、「徳島だからこその面白いアイデア。地域に観光客に呼び込むのは政策的にも重要。PLATEAUを最大限に活用し、ロケーションシステムとの連動なども含めて、現実的な実装イメージができていたことを評価しました」と講評がありました。
徳島市賞:Team まよねーズ
ARナビ「迷えるプラトー」を提案。審査員からは、「遊びの要素と災害対策の要素がきれいにまとめられていて、両方のバランスが良かった。きっと使う人の役に立つものになると思いますので、ぜひ実現していただきたい」と講評がありました。
ASCII賞:other徳島
「とくする!水上タクシー」を提案。審査員からは、「可視化することの価値は、文字通り視覚でわかること。未来の都市の姿という形のないものを、3D都市モデルを使って直接見ることができるようにするのはPLATEAUの使い方としてとても適している。実際にアプリが動いているところをぜひ見てみたい。これから実装にも取り組んでいただきたい」と講評がありました。
四国大学賞、オーディエンス賞のダブル受賞:こちずさんぽ
3Dデジタルアーカイブのアイデアを提案。審査員二人からは、それぞれ「今回発表したグル-プの中で唯一、空間の中に『時系列』の要素を入れていたこと。そして、防災にも役立つし後生へのアーカイブにもなるというユースケースが明確だったことがポイントでした」、「プレゼンの際に見せていただいた昔の写真と現在の比較にとても驚かされた。近年はデジタルアーカイブが盛り上がっているが、PLATEAUを活用したデジタルアーカイブというアイデアはありそうで無かったので素晴らしいと思いました」と講評がありました。
徳島大学賞:YOZORA LABO
こどもたちが遊びながら安全なルートを学べるツールを提案。審査員からは、「こどもにとって安全かどうかは、こどもの視点で見てみなければわからないことです。その点で、PLATEAUの3次元データを活用することは大きなメリットにもなる。徳島市の社会課題解決に役立つ貴重な提案でした」と講評がありました。
アンケート結果
ギャラリー
タイムスケジュール
10:00 オープニング(ファシリテーター、メンター、審査員紹介)
10:05 徳島市総合計画の説明
10:15 Project PLATEAUの説明
10:30 アイデアソン流れ説明/チームビルディング
11:15 各チームでブレスト・アイデア検討
12:00 お昼休憩(休憩しながらグループワークなど)
13:00 ブレスト
14:00 アイデア中間共有/メンターからフィードバック
14:30 ブレスト・発表準備
16:00 成果発表
17:00 審査/交流
17:15 結果発表
17:45 審査員からの講評
17:55 クロージング
開催体制
主催:徳島市
協力:国土交通省・四国大学・徳島大学
運営:角川アスキー総合研究所(ASCII STARTUP)
お問い合わせ
都市計画課
〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館10階)
電話番号:088-621-5249・5269・5493
ファクス:088-624-0164
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