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第1回 徳島市広報のあり方検討会議

最終更新日:2018年9月7日

開催状況

  • 日時 平成30年8月1日(水曜)午前9時30分から正午
  • 会場 徳島市役所13階 第二研修室
  • 出席者 香留かとめ委員、島田委員、田上委員、西谷委員、山本委員

配布資料

会議禄

1 開会

2 事務局あいさつ

3 委員紹介

4 委員長の互選

5 議題

(委員長)
ご指名によりまして、私が委員長をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
それでは、始めたいと思います。
なお、検討会議につきましては、事業の見直しなどについても議論することもあると考えまして、透明性を確保する観点から、議事録や資料を次回の検討会議開催までに徳島市ホームページにおいて公開するという取り扱いをさせていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。

〔「異議なし」の声〕

(委員長)
では、異議がないということなので、そのように取り扱いさせていただきます。
それでは、お手元の次第の5の議題に入りたいと思います。
まず、はじめに、市の広報についてと、現状と課題について、一括して事務局から説明をお願いします。

(事務局)
 〔議題について説明〕

(委員長)
説明ありがとうございました。
市民のニーズを大切にしながら、情報媒体をいかに効果的に選択していくかということを考えていく上で、現状がどうなのかということを背景や根拠になる資料を示しながら、分かりやすく説明していただいたと思います。
それでは、ただいまの説明について、ご質問やご意見がございましたらお願いします。

(A委員)
広報紙は新聞折り込みをしているということですが、市内における新聞の発行部数は、折り込みをしている全紙合わせて何部くらいですか。

(事務局)
広報紙は主に新聞折り込みにより配布していますが、平成30年4月15日現在で、98,000部を折り込みしています。

(A委員)
世帯数も同じくらいということですか。

(事務局)
先ほどの説明にもありましたが、最近は、全ての世帯が新聞を購読している状況にはないので、新聞への折り込み部数は98,000部となっておりますが、世帯数はもっと多い(平成30年4月1日現在118,914世帯)です。

(A委員)
例えば、徳島新聞と日本経済新聞と2紙購読している世帯であれば、広報紙も重複しているということになると思いますが。

(事務局)
そのとおりです。

(A委員)
新聞への折り込み部数は98,000部だが、複数の新聞を購読している世帯もあるので、実際に広報紙が届いている世帯数は98,000世帯より少ないということですね。

(事務局)
少し少ないと思います。

(A委員)
新聞を購読していない人は、テレビやホームページから情報を得ることとなると思います。
しかし、「マイシティとくしま」は日曜日の昼前の午前11時50分から放送しているということで、日曜日の昼前といえば、だいたいみんな外出している。私も「マイシティとくしま」をほとんど見たことがありません、見た記憶がありません。

(事務局)
先ほどお示ししたように、「マイシティとくしま」の平均視聴率は3.9パーセントとなっております。

(A委員)
新聞の折り込みに入っている「広報とくしま」は時々見ますが、テレビ広報「マイシティとくしま」はほとんど見たことがありません。
「マイシティとくしま」は正午のニュースを見る前に少し見たという話も聞きますが、年間1,990万円もの多額の費用をかけている割にあまり意味がないのではないですか。
多額の費用を使っている割にメリットが少ないのではないかと思います。

(事務局)
「マイシティとくしま」は、四国放送での放送なので、市内限定の放送ではなく、全県下に放送されています。
先ほどの視聴率は、ビデオリサーチによる調査ですが、調査対象地域は徳島市内だけでなく、県域全体(注記1)であり、それが3.9パーセントということです。
  
(A委員)
徳島県の人口が約75万人、徳島市の人口が約25万人なので、約3分の1くらいですね。
県域全体の視聴率が3.9パーセントということだが、徳島市民だけに絞り込めばもっと高いかもしれません。
しかし、私は多額の費用をかけている割にメリットが少ないのではないかと思います。もっと他の広報媒体に使うか、節約した方がいいのではないかと思います。

(事務局)
先ほどお示しした視聴率は、徳島市内の視聴率ではありませんので、徳島市内の視聴率とイコールになるかは分からないところです。
市民アンケートで、テレビ広報「マイシティとくしま」を視聴しているかという質問をしています。
参考資料4をご覧ください。3ぺージのデータ6は、テレビ広報「マイシティとくしま」の視聴状況を調査したもので、一番上の棒グラフが全体、下が年齢別の棒グラフになっています。青が「ほぼ毎回視聴している」、赤が「時々視聴している」との回答で、この2つの回答が「マイシティとくしま」を多少見ていただいている人かと思います。全体では4割弱となっています。
ただ、「時々視聴している」という回答をどう受け取るのかということもありますが、1つの目安として、「ほぼ毎回視聴している」「時々視聴している」を合わせた割合を見ていただければと思います。年齢別では、やはり若い世代が見ていない、70歳以上の割合が最も高く、年齢が下がるほどに割合も低くなっていることが分かると思います。
しかし、このアンケートも四択であり、視聴率とはイコールではないので、参考程度にみていただきたいと思います。

(A委員)
視聴率と比較すると、アンケート結果の方が、高くなっているように見えますね。

(事務局)
アンケートは四択のため、視聴率の方が正確と思います。

(委員長)
ビデオリサーチは年2回しか調査しませんので、この調査もほんの一握りのところしかとらえていないので、この視聴率にとらわれると、逆にまずいかなという気がします。
また、市民アンケートの「時々視聴している」という回答にも幅がありますから、どれくらいかは分かりませんね。

(A委員)
昼のニュースを見ようと思って、少し早めにテレビをつけたりしたときに、たまたま放送していて見ることはあると思いますが、ほとんど印象には残っていません。

(委員長)
データはデータとして置いておいて、それを踏まえて、どうとらえるかというところを議論していくべきですね。

(A委員)
みなさんがどう感じているかは分かりませんが、先ほどは私が感じたことを言いました。

(委員長)
確かに、なかなか日曜日の昼に家にいるかというと、どうかなと思います。週によっても違うでしょうし、人によっても、いろいろ活動している人と、じっと自宅にいる人とまちまちですし、考え方も違うと思います。
ただ、それにしても、予算がたくさんかかっていて、その割には効果が十分ではないということはなんとなく想像できます。
他にどなたかご意見はございませんか。

(B委員)
資料3のデータ2を見ると、8割の世帯に新聞折り込みされているようですが、残り2割はどうなっているのですか。

(事務局)
新聞折り込み以外に、ご希望の人にメール便で個別送付している数が約1,500部となっています。

(事務局)
折れ線グラフの0.82という数字は、発行部数を世帯数で割った数字になります。

(B委員)
2割はどうなっているのですか。

(事務局)
約2割は、広報紙が届いていない可能性がある世帯になります。

(事務局)
広報紙に関しては、新聞折り込みとメール便による個別送付以外に、市役所の出先機関である支所やコミュニティセンター、公民館に設置しています。近所の人が、これらの施設に取りに来るという場合もあります。
また、最近では、イオンモール徳島にも設置させていただいていますので、そこで手に取られている人もいらっしゃるかと思います。

(事務局)
1世帯当たりに対する新聞折り込み数の割合が下がってきているのは、新聞を購読している人が減ってきていることが影響しています。
現在の配付方法は、新聞折り込みがメインなので、新聞を購読していない人には届きにくい状況です。新聞未購読の人にも、希望者にはメール便でお届けできるのですが、希望される人も1,500人と少ない状況です。
ですから、広報紙を実際に受け取られていない人もそれなりにいると思っています。

(事務局)
ホームページに広報紙をPDFで全部載せてありますので、紙ベースでは受け取られていなくても、ホームページで見ていただいている人もいると思います。

(B委員)
私は今朝、広報紙を見てきましたが、これが徳島市の広報紙とは思っていませんでした。
毎月折り込みされているくらいに思いながら、表紙だけを見て、興味がないから見ない。文字が多い。新聞世代、年配の人は見るけど、自分たちの世代は見ないのが当たり前のように感じます。
別のものを作らなければ、自分たちの世代は見ないと思います。見ないというより、前提として興味がないので、まずは興味を持たせることが始まりだと思います。

(委員長)
今の意見は非常に重要です。広報する側はどんな情報も全部見てほしいと思う。逆に、見る側は見たい情報しか見たくない。情報の押し売りをされても困るということで、見たくない。
ところが、テレビ放送は、なんとなく見ていると流れてくるから、そんなことがあったのかとなるんですね。新聞や折り込みのチラシ、広報とくしま、こういったものは、基本的には見たい人が探して見るというものです。
それに対して、ケーブルテレビや四国放送で放送しているものは、なんか流れていたから見た、そういうときにそういう情報があったから知ったというものなので、基本的には、性質が違うものです。
そこをどう捉えるか、全部見たい人のためだけの情報紙にするのか、あるいは自然に流れてきている、サイネージなども自然に流れてくるものですが、そこらをうまく整理しながら、減らすところは減らすし、増やすところは増やすということが必要かと思います。

(B委員)
ターゲットが全部同じ人たちになっている。
広報紙も新聞広報もテレビもすべて同じ世代に向けたものになっているので、年代別にするとか、目的別にする必要があると思う。
いろいろな世代に見てもらうためには、同じ内容を全部の媒体で使うのではなくて、媒体によってターゲットの世代を変えることが必要と思いました。
現状を見たら、全部の媒体が同じ世代にしか届いていないと私は思いました。

(委員長)
その他、何かありませんか。

(A委員)
インターネット検索で「http…」と入力することが面倒くさい。「徳島市」で検索したら、徳島市のホームページが出てくるのですか。

(事務局)
出てきます。

(A委員)
徳島市のホームページが出てきたら、すぐに広報につながることはできるのですか。

(事務局)
検索エンジンで「徳島市」「広報」と入力し、検索すれば、つながります。

(C委員)
私自身は最初に申し上げたように、徳島市の広報広聴課と全く同じような仕事を徳島県でやっている立場です。徳島県でもまさに同じ課題を持っておりまして、実は、平成29年くらいから、庁内の20代から30代の若手職員を集めて、チームを作り、見直しを始めています。平成30年からは、比較的若い幹部級職員を集めて、会議を立ち上げて、今後どうするかを議論しています。
同じような課題がいくつかある中で、徳島県がやっていることをご紹介します。
最近はスマートフォンを持っている人が非常に多いので、広報紙には、たくさんの情報を載せるのではなく二次元コードを掲載し、そのコードを読み込むことでスムーズにサイトにつながるようにしています。極端に言うと、導入部だけを掲載して、「詳しくはウェブで」というもので、基本的には、こういう方向で進めています。
徳島県では、「OUR(あわー)徳島」という広報紙を新聞折り込みしているのですが、紙面のサイズが今までは新聞の1面くらいの大きさでしたが、タブロイド判の方が保存しやすいということで、実は、平成30年6月から徳島市と同じタブロイド判に変えました。
それに合わせて、取り組み始めたのが、詳しくはウェブで見てもらうということで、紙面に掲載する情報をある程度絞って、企画もののページ数、ボリュームを増やすようにしています。また、今まで、徳島県の広報は大きなイベントや施策の宣伝が多かったのですが、県民の皆さんにとってより身近な話題などを少し掘り下げて取り上げるということを、会議の中で議論して、始めることにしました。
たとえば、平成30年6月号では、教育委員会と連携をして、県内の特別支援学校の生徒によるカフェの運営やお遍路さんの接待活動、スポーツにチャレンジしたりなどの各地域での活動を取材し、了解いただいて顔写真も笑顔で撮らさせていただき掲載しました。
購読者数が増えたかどうかはよく分かりませんが、アンケートなどでは、そういう活動を知らなかったという声もいただいたりしました。先ほども、広報紙や新聞広報など情報が重複しているという説明もありましたが、どの媒体で、どういうテーマを取り上げるのかを意識していかなければいけないという問題意識を我々も持っています。
あと、テレビ広報については、徳島県も四国放送で週1回放送しています。徳島県の広報番組は毎週金曜日の午後7時少し前の3分間ですが、視聴率は毎回16パーセントから20パーセントくらい出ています。この時間帯は、ちょうど直前に四国放送のニュース番組があり、午後7時からの番組に切り替わる間の時間帯ということで、四国放送からも非常においしい時間帯と言われています。そのため、視聴率も高いということです。
しかし、徳島県の若手職員を集めて、徳島県の広報番組を見たことがあるか聞いてみると、若手職員はほとんど見ていませんでした。それは、興味の有無もありますが、やはりライフスタイルの問題もあります。徳島県の若手職員は、仕事をしていたりして、午後6時から午後7時の間になかなか家には帰り着いていないんですね。それは、県の職員だけでなく、民間企業に勤務されている人、最近は仕事している女性も多いですから、20代から60代までの世代は、その時間帯になかなかテレビを見ることができない。興味がないから見ていないということとイコールでは多分ないと思います。何に興味があるのか、どういうツールで情報を得ているのか、生活リズムの中で情報を得るための時間帯はいつなのかを見極めることが必要と感じています。
特に、テレビなどは時間に制限を設けているので、今の放送時間だけで満足していいのかどうか、どういうターゲットにどのツールで情報を発信していくのかという工夫をしていかなければならないと感じています。
徳島県でも、まさに今、このようなことを議論している最中で、まだ仕上がったものはないですが、平成30年から平成31年にかけて、手厚くしていかなければいけない部分かなあと、徳島県も財政的には厳しいですから、お金をかけずにどうするか、いろいろ悩みながら、工夫しているところです。とりとめもないが、そういうことです。

(委員長)
ありがとうございました。
四国放送に限らず民放は、スポットの放送、CM枠をどの時間帯に置くかで金額が違います。たくさんの人が見ている時間帯は当然金額も高くなります。日曜日の昼がどうかは具体的には分かりませんが、これぐらいの人が見ていて、これくらいの視聴率が稼げるから、この金額ですという設定になっていて、基本的には3.9パーセントの視聴率を見込んで金額を決めていることだと思います。ですから、もっとたくさんの人に見てもらおうと思って、時間帯を変えると、もっとお金が必要になります。
たくさんの人に見てもらうことが、本当に効果的なのかどうかという検証が十分されていなければ、お金をかけられるかどうかの選択ができないですね。
ちなみに、徳島県はテレビ広報のお金はいくらですか。

(C委員)
徳島市よりは確実に高いです。倍まではいきませんが、4千万円強くらいです。

(委員長)
先ほどテレビ広報の映像を流していただきましたが、映像には人物の表情や声があり、また、ナレーションで説明もしてくれるので、短時間にたくさんの情報を得ることができ、見る人に非常に分かりやすいですね。
それが、紙媒体で文字になると、なかなか伝わらないという現状があります。効果的なPR、効果的な広告として、動画に勝るものはないですが、金額にも反映されるので、そこも検討しなければならないところであると思いました。
徳島市は、四国放送とケーブルテレビと合わせて2,600万円くらいですね。

(事務局)
はい。

(委員長)
徳島県は徳島市の倍くらいですね。
その他に何かございませんか。

(D委員)
一主婦としての意見になってしまいますが、テレビも新聞も見たい時に見えるということがほとんどないので、財政の部分と矛盾しているかもしれませんが、選べる媒体がいろいろあるということはすごくありがたいです。
私の世帯は新聞を購読していませんが、購読している実家で広報紙を保存しておいてくれているので、実家に行ったときに読んだり、出かけたときに子どもたちが寝てしまって、その少しの間にお茶するときに読んだりします。
決められた時間に情報を受け取るというのは難しく、広報紙を見たいから毎月手に取るというのではなく、ちょっとした時に手に取れる、空いたときにいろんなところから情報をとれるというのが今はすごく必要です。
財政的に難しいということもありますが、いろいろな媒体があるからこそ、見る側からすれば選んで見ることができることもあるというのが私の意見です。

(委員長)
別々の媒体で情報が重複することを、良しとするか、あるいは不要とするかですが、D委員の場合は、同じような内容でも、媒体の選択肢があった方がいいということですね。

(D委員)
テレビを必ず見ることができるとは限らないので、この情報はテレビで取り上げたので、別の媒体では不要とするより、情報が重複しても、必要な情報であれば、いろいろな媒体に情報があった方がありがたいです。

(委員長)
子育て世代は、思ったようにはなかなか時間が取れないと思いますが、逆に、必要な情報は自分から取りにいくということで、ホームページを見たりすることが多いのでしょうか。

(D委員)
自分から必要な情報だけを取りにいくということであれば、短時間で情報収集をしたいので、広報紙だと、このピンクの子育て施設インフォメーションだけを見ます。
子育て情報がまとまっている雑誌などがあれば、それを手に取ります。

(委員長)
効果的にというだけでなく、効率的にということも必要ということですね。

(D委員)
そうですね。

(委員長)
スマートフォンを利用することは多いですか。

(D委員)
スマートフォンは意外となかなか出さないですね。
情報を調べている間に、子どもが泣きだしたら、そこで終わってしまうので、子育てサロンなどにある折り込みのチラシなどを手に取り、家に持ち帰って、時間があるときにゆっくり見る。そういうことで、私は紙媒体が結構好きです。

(委員長)
子育てサロンに広報とくしまが置いてあるとベストですね。

(D委員)
そうですね。インターネットでそのとき気になるものを見たとしても、次のことをしていたら結構すぐ忘れてしまう。チラシなどの紙媒体であれば、気になるものを見つけたら、見えるところに置いたり、貼ったりできます。私は、そういうふうに活用しています。

(委員長)
先ほど、B委員が世代によって、必要とする情報が違うので、媒体ごとに情報を変えるべきであると言われたと思いますが、みんなが必要とする情報、子育て世代の人が必要とする情報、働いている世代が必要とする情報、退職している人が必要とする情報は当然異なってくるので、それぞれの立場の人にとって必要な情報が、それぞれの立場の人にとって見やすい媒体で提供されることがベストということになります。
なかなかそのようにうまくはいきませんが、この検討会議での議論は、この媒体はお金がたくさんかかっているから、これはやめようということに限定せずに、広報のあり方全体として、どういうふうにするのがいいかを議論するということでよろしいでしょうか。
その他に何かございませんか。

(A委員)
テレビで広報する場合に、何時からこういう内容をテレビで広報しますということを、お金をかけずに、みなさんに連絡する方法があれば一番いいと思います。広報番組を何時からテレビで放送するのか我々もあまり知らない。徳島市の場合も徳島県の場合も、テレビ広報番組が何曜日の何時から放送しているか、ほとんどの人はあまり関心がないので、ぼんやりと聞いているというか、見ているという感じなんです。だから、子育てに関して広報しますというようなことを、みんなにうまく伝える方法があれば一番いいですが、大変難しいと思います。
歳をとると、テレビは年中見ているが、意外と新聞を読まない。でも、テレビで広報番組を放送していても、結局はぼんやりと見ているから、大事なところを見ているか見ていないかよく分からない。なので、いつ、何を放送するという情報を安く伝えられると一番いい。子育て世代であれば子育ての情報、我々であれば介護の情報というように、人によって、欲しい情報は違うし、情報を入手する手段も違う。若い人はスマートフォンやパソコンを使って情報を得るが、高齢者はテレビや新聞で情報を得る。いろいろ難しい問題もたくさんあると思うが、なにかいい方法がないかと思います。

(事務局)
「マイシティとくしま」や「徳島市NOW(なう)」が、いつ放送しているかの周知については、広報紙の欄外に放送日と時間を掲載しています。
また、「マイシティとくしま」については、前日の土曜日に番宣として「明日のマイシティとくしまは何々についてお話します」といった内容の放送がされています。

(A委員)
広報紙は新聞に折り込まれていますが、他の折り込みのチラシと一緒に捨ててしまう人や広報紙自体が活字なので、活字を読みたくないという人もいて、広報紙自体読んでいない人がたくさんいます。
各地区の老人会やコミュニティで宣伝してもらうのも一つの方法ではないかと思います。口で直接伝えることが一番よく分かって、いいと思います。
広報紙も詳しく載せなくてもいいので、例えば、高齢者問題はいつの広報紙に載っているとか、子育て問題はここに載っている、就職問題はここに載っている、そういうふうに、興味のある部分だけを簡単に載せれば読んでもらえる。

(事務局)
地区を回るとしても、行政地区が23地区ありますし、また、どのような形で周知するかが問題になってくるのかなと思います。
そういう形でできれば一番いいですが、どのようにやっていいものか検討しないといけないのかなと思います。

(A委員)
もう一つは、C委員が言っていたように、字ばかりだとあまり見てもらえないので、興味を引くような内容を、その写真なども入れていけば、よく読んでくれるかもしれません。地域の活動などの写真や自分や知り合いの子どもが写っている写真が掲載されれば、みんなが写っているよって言ってくれて、それが広まって、よく読んでくれます。

(事務局)
広報紙に関しても、文字ばかりではなかなか見ていただけないと思いますので、写真をメインにし、イラストやグラフ、表を使って、見てもらいやすい紙面へリニューアルするため、現在、課内で検討しているところです。

(委員長)
まだまだご意見もあるかと思いますが、次の議題「今後の検討会議の進め方と検討内容について」を事務局から説明をお願いいたします。

(事務局
 〔議題について説明〕

(委員長)
ありがとうございます。ただいまの説明に対して、ご質問、ご意見などがございましたらお願いいたします。

〔特に意見なし〕

(委員長)
それでは、次の議題に移りたいと思います。
次に、「その他」について、事務局から説明いただきたいと思います。

(事務局)
 〔議題について説明〕

(委員長)
ありがとうございます。
ただいまの説明に対して、ご質問、ご意見などがございましたらお願いいたします。

(A委員)
グラフを見ると、やはり30代まではSNSを使っている人が多いが、40代から50代以上になってくると、広報紙などが少し増えてくる。ちょうど過渡期にあると思う。若い人はスマートフォンやパソコンを使えるが、高齢者は使えない人が多いから、ちょうど今が一番難しい時期だろうと思います。
今後、時代とともに広報紙もテレビ広報も減らしていき、予算を削減するとともに、費用のかからないSNSなどに徐々に切り替えていくのも一つの方法ではないかと思います。
このアンケート結果を見ると、将来そうなってくるのかなと推測できます。今の高齢者はパソコンやSNSを使い慣れていませんが、今後、今の若い人が高齢者になったときには、パソコンやSNSを使える高齢者になってます。ですから、広報紙やテレビ広報は時代とともに減らしていくべきだと思います。このアンケート調査から、そのように思いました。

(委員長)
ありがとうございます。次回に向けての頭出しをしていただいた、そんなご意見だったかと思います。
その他に何かありますか。

(B委員)
今回、アンケートの回答は郵送もしくはインターネットでの回答ということですが、割合は分かりますか。また、インターネットで回答した人の年齢構成は分かりますか。

(事務局)
ほとんどの人が郵送したアンケート用紙を返送する形での回答でした。
今回、市民の3,000人に調査を依頼し、4割の1,200人から回答がありました。そのうち、インターネットでの回答は約30人だったと思います。インターネットで回答した人の年齢層については、分析できていません(注記2)。

(委員長)
今、皆さんからご意見をいただきましたが、今日の会議や次回以降のご要望など、何かございましたら、事務局に答えていただければと思います。
また、聞きそびれたことなどがございましたら、お願いいたします。

(A委員)
最初に財政状況を説明されていましたが、この検討会議の目的は、財政状況が厳しいので、市民への広報をできるだけ今までどおりしながらも、予算を削減したいということでしょうか。

(事務局)
まず、広報活動を取り巻く社会状況が、インターネットの普及により、広報紙やテレビといった既存の媒体から、ホームページやSNSを活用する方向に社会が変化しているという状況をみなさんに知っていただきたいということと、それと、徳島市の厳しい財政状況を説明させていただいて、広報にかける費用に関しても、例外ではないということをご理解いただきたいということで、現状と課題を説明させていただきました。
本日も、A委員をはじめ各委員から貴重なご意見をいただきましたが、次回の検討会議からは、このことを踏まえて、それぞれの広報媒体について、どうしていくのがいいのか、どこに特化していくのがいいのかなどを委員のみなさんに揉んでいただければと思います。

(委員長)
そうしましたら、全体で4回のうち、本日がその第1回目として、徳島市を取り巻く財政の問題に端を発して聖域なき見直しを行っていくということで、広報に関しても、お金をかけずにより効果的な広報とはどうあるべきかという議論のベースとなる現状と課題を把握していただいたかと思います。
次回から本格的な議論に入っていくということです。
では以上で用意された議題については意見交換が終わりました。皆さまから積極的にご意見をいただきまして誠にありがとうございます。以降の進行は事務局にお渡しいたします。

6 閉会
 
注記1:調査地域は県内の全市町村ではなく、徳島市、阿波市(土成町・吉野町)、板野郡(藍住町・板野町・上板町)、鳴門市(撫養町・大麻町)でした。

注記2:インターネットによるアンケート回答者は合計31人で、18歳から29歳が4人、30歳代が7人、40歳代が15人、50歳代が2人、60歳代が1人、70歳以上が2人でした。

注記3:議事の内容については要約しています。

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〒770-8571 
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