水質について
水は地球上を循環しており、水環境の保全は人類のみならず、生物全体が生きていく上で非常に重要です。
市内の河川は昭和30年以降、工場排水が原因で水質汚濁が急速に進みましたが、水質汚濁防止法等により工場・事業場からの排水が厳しく規制されたため、水質は大きく改善されました。一方、住宅密集地の近くを流れる中小の河川では、一般家庭から流れ込む生活排水の影響により、依然として水の汚れが大きい状態にあります。
徳島市の現状
徳島市内には、「四国三郎 吉野川」をはじめ、一級河川24、二級河川7、準用河川3及び普通河川100のあわせて134河川が流れています。
徳島市では河川の汚濁状況を把握するために、定期的に水質調査を実施していますが、毎年、ほぼ横ばい状態であり、水質に大きな変化はありません。
環境基本法では、水質汚濁に関して『人の健康の保護に関する環境基準』(健康項目)と『生活環境の保全に関する環境基準』(生活環境項目)が定められています。健康項目は川・海域などの全ての公共用水域に一律に基準が定められており、生活環境項目については水域ごとに利水目的に応じて類型を定め、類型ごとの基準値を設定しています。