水道水の異臭味について
最終更新日:2023年10月4日
水道水の異臭味について
徳島市が供給する水道水の大部分は、吉野川から取水した河川水からつくられています。
極端に雨量の少ないときに水源でカビ臭の原因物質が発生したり、大雨による河川の増水で川底の泥が巻き上げられたりすることによって、水道水からカビや土のような臭いや味を感じることがあります。
この対策として粉末活性炭を注入し、良好な水質の確保に努めています。
カビ臭の原因物質ってなに?
カビ臭の原因物質には、「2-メチルイソボルネオール(2-MIB)」と「ジェオスミン」があります。植物プランクトン及び微生物の一種である藍藻類や放線菌がこれらの物質を産生することが報告されています。
水道水質基準においては、1リットルあたり0.00001ミリグラム(10ナノグラム)を超えないことが定められていますが、一般的に2-MIBは0.000003ミリグラム(3ナノグラム)、ジェオスミンは0.000005ミリグラム(5ナノグラム)程度で異臭味を感じるとされています。
質問1
カビ臭がする水道水を飲んでも大丈夫ですか
回答
カビ臭の原因物質に毒性はありません。
飲用しても健康に影響はありませんので、ご安心ください。
カビ臭原因物質の発生時期には、通常の浄水処理に加えて粉末活性炭を注入し、異臭味を除去していますが、敏感な方は臭いや味を感じるかもしれません。
対策としては、やかんなどで沸騰させてからふたを取って5分程度煮沸する方法があります。
ただし、一度煮沸させた水は消毒効果がなくなりますので、早めに消費することをおすすめします。
質問2
粉末活性炭による処理とはどういうものですか
回答
活性炭の有機物などを吸着する性質を利用して、水道水の原水からカビ臭の原因物質を除去する方法で、全国の浄水場で採用されている安全な処理方法です。
ただし、カビ臭の原因物質を完全に除去することはできませんので、水道水に臭いや味が残ってしまうことがあります。
この質問に対する連絡先
徳島市上下水道局 浄水課 水質検査室 電話:088-674-1334(代)
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