マイ・タイムラインを作ろう

　「マイ・タイムライン」とは、風水害の発生にそなえて一人ひとりの家族構成や生活環境に合わせあらかじめ作成する自分自身の避難計画のことです。
　台風は事前に進路や規模が予想できることから、接近時の行動計画「マイ・タイムライン」を作成しておくことで、適切な避難行動につなげることができます。
　自分自身や家族が安全に避難するために、今からできる備えをしておきましょう。
　

　近年、豪雨による浸水災害が全国で多発しています。
　徳島市では、大雨時（24時間雨量が254mm）を想定した洪水・高潮ハザードマップを作成しています。
　同マップには、浸水区域・浸水深のほか、土砂災害の警戒区域、避難所、避難行動などを掲載しています。ご自身が住む場所が「危険な場所」かどうか確かめておきましょう。

　新型コロナウイルスへ感染症が収束しない中でも、災害発生時には、「危険な場所」にいる人は避難することが原則です。適切な避難行動をとるとともに、感染を拡大させないためのポイントを整理していますので、事前に準備したり家族で話し合ったりしておきましょう。

(1)　安全な場所にいる人まで避難場所に行く必要はありません。
(2)　親戚・知人宅などの安全な場所への「分散避難」も検討してみましょう。
(3)　マスク・消毒液・体温計を避難所に携行してください。
(4)　避難場所・避難所は変更・増設されている場合があるため、市ホームページで確認してください。
(5)　豪雨時の移動は車も含めて危険です。車中泊する場合は、浸水しないように十分注意してください。

　テレビやラジオ、インターネットなど、災害時の情報の入手方法をあらかじめ決めておきましょう。
　大雨時の防災・避難情報には、5段階の警戒レベルがあります。このたび、警戒レベルについて、情報の違いや対象者を分かりやすくするため、国により、運用が変更されました。

　警戒レベル3：避難の対象がより明確になるよう「避難準備・高齢者等避難開始」から「高齢者等避難」に変更
　警戒レベル4：「避難勧告」を廃止し、「避難指示」に一本化
　警戒レベル5：「災害発生情報」から「緊急安全確保」に変更され、直ちに安全な場所への避難を呼びかけ

警戒レベル3以上の情報が発令された場合は、「危険な場所」にいる人は避難しましょう。

　雨の降り始めから、避難するまでの行動を考えましょう。

　●非常時持ち出し品の確認

　●車のガソリンを補充
　●携帯電話の充電
　●水位をインターネットで確認
　●近所への声掛け
　●避難開始
　●家族の安否確認
など

　ステップ1～3で、調べたり考えたりしたことをマイ・タイムラインに整理してまとめましょう。
　様式は国土交通省ホームページ「マイ・タイムライン検討ツール ～逃げキッド～」からダウンロード可（決まった様式である必要はありません。）

　国土交通省　「小中学生向けマイ・タイムライン検討ツール ～逃げキッド～ 汎用型 ダウンロード」（外部サイト）