更新日:2024年5月31日
徳島市役所では、世界各地でLGBTQ+の権利啓発活動やイベントが行われる「プライド月間」にちなんで、「レインボーフラッグ」を掲揚しています。
掲揚期間は6月3日~6月28日です
令和3年6月より毎年掲揚しています。
レインボーフラッグは市役所正面玄関前に掲揚します。
「ストーンウォール・イン事件(アメリカ・1969年6月)」を端に発する、セクシュアルマイノリティの人権を守る運動月間のことです。多くの国と地域ではこの事件が起こった6月ごろ、パレードやイベントが次々と開催されるので「プライド月間」「プライドマンス」と呼ばれています。
ゲイバー「ストーンウォール・イン」に「性の弾圧」を意図する警察の不当な取り締まりが入ったことにより、暴動が起きました。これがきっかけとなり、セクシュアルマイノリティの当事者たちやそのサポーターたち(アライと呼ばれます)が世界中で人権を守る活動を始めました。
この運動は近年になるにつれ活発化しており、人権を守っていくというメッセージをパレードに託し表現することが主流となりました。こうして、世界中で6月頃「プライドパレード」などが開催されています。
こうした運動は日本国内でもみることができます。例えば、特定非営利活動法人東京レインボープライドによってプライドパレード(1994年~・累計動員数160万人)などのイベントが、国会議員・大企業などから後援・スポンサーをうけ例年開催されています。
近年では地方自治体も後援するなど、多様性を推進する取り組みとして注目されています。
プライドパレードなど人権を守る運動において象徴とされているのが「レインボーフラッグ」です。
ギルバート・ベイカー(アメリカ)によりデザインされ、赤色=「生命」、橙色=「癒し」、黄色=「太陽」、緑色=「自然」、青色=「調和」、紫色=「精神」というメッセージが込められています。
徳島市役所は「徳島市パートナーシップ宣誓制度」を行うなど、性的マイノリティの方々に寄り添う「アライ」です。
そこで、性の多様性について考えるきっかけをつくりたいと思い、レインボーフラッグを掲げることを決めました。
市役所にお越しの際はレインボーフラッグをご覧いただき性の多様性や人権について考えるきっかけにしていただけると幸いです。
グローバル企業を中心に100社以上が協賛し、プライドパレードやコンサートなどのイベントを運営しています。政治家・国内外からの要人も参列し、人権を守る運動を行っています。
世界最大規模のプライドパレードを開催しています。ニューヨーク市の人権啓発団体で、2019年には「ストーンウォール事件」50周年として、プライドパレードの世界大会「ワールドプライド」を開催。約500万人がつどったとされています。
バンクーバー五輪の期間中にプライドパレードを開催したり、プライドパレードには通例トルドー首相が参列したりするなど、全世界の注目を集めています。
過去にプライドパレードの動員数でギネス記録を打ち立てたこともあり、プライドパレードを「サンパウロではFormula 1に次ぐビッグイベント」だとする声もあります。
ほか、プライドパレードは、マドリード、パリ、アムステルダム、リオデジャネイロ、ベルリン、台湾、上海、サンフランシスコ、テルアビブ、モントリオール、タイ、ブエノスアイレス、チューリヒ、ダブリン、ヨハネスブルグ、レイキャビーク、ロンドン、メキシコ、シドニー、ストックホルムなどで行われています。
人権啓発ビデオ「あなたが あなたらしく生きるために 性的マイノリティと人権」(総務省)(外部サイト)
性的マイノリティをテーマとした人権啓発ビデオです。2つのドラマと解説で構成されています。
性的マイノリティに関する偏見や差別をなくしましょう(総務省)(外部サイト)
「性的マイノリティであることを理由とする偏見や差別により、苦しんでいる人々がいます。」
リンク先からは相談窓口(法務省)にもアクセスできます。
携帯電話やパソコンで「レインボーフラッグ」とタイピングすると、「レインボーフラッグ」の絵文字が出るモデルもあります。ぜひ一度お試しください。
人権推進課
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