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更新日:2024年6月28日

みずまるくん

 ぼくの名前は、「みずまるくん」です。
 このページは、小学生以下を対象にしたキッズページです。
 水道水ができるまでについて、説明していくよ!

徳島市の水道のはじまり

水道がなかった時代

水売り
「水売り」が水を売っている様子

 水道がなかった時代の人たちはどうしていたかというと、川の水やわき水をくんできたり、雨が降ったときには雨水をためたり、井戸(いど)をほって井戸水(いどみず)をくんだりして生活をしていました。
 でも、徳島のまちは海が近かったので、川や井戸(いど)の水に塩が混じっていて、飲み水に使える井戸(いど)は少なかったのです。
 それで、どうしていたかというと、「水売り」という仕事の人から飲み水を買っていました。
 水売りの人は眉山(びざん)のふもとの「きんりょう水」や「はちまん水」という湧(わ)き水をくんできて荷車に乗せて売っていました。
 しかし、水は高くて、貴重(きちょう)なものだったので、水売りから水を買わないで、井戸(いど)の水を飲んで生活していた人達もいました。

水道ができた理由

一坂 俊太郎
一坂 俊太郎 市長

 そして、あるとき…「赤痢(せきり)」や「コレラ」という病気がはやって、死んでしまう人が出てきました。
 それで、原因を調べてみると、生活に使っていた井戸(いど)にバイ菌(きん)が繁殖(はんしょく)していることがわかりました。
 調べた結果、徳島市内の井戸(いど)の約半分が飲み水として使えなくなりました。
 飲み水や生活に使う水がないと困ります。
 そこで、明治42年(1909年)に、そのときの市長だった「一坂(いちさか) 俊太郎(しゅんたろう)」が、「徳島に水道を作ろう!」と市の会議で発表しました。
 そして、いろいろな苦労(くろう)があって、大正15年(1926年)9月に徳島市の中心部で水道が使えるようになりました。
 水道が使えるようになるまで、なんと20年もかかりました。
 水道を作るということは、とても大変なことでした。

工事の様子

工事の様子

水道水ができるまで

水道水の原料

水道水の原料

 徳島市では、次の3種類(しゅるい)の水を使って、水道水を作っています。
 そして、その中でも、表流水(ひょうりゅうすい)を一番多く使って水道水を作っています。

水道水の原料
種類 説明
表流水(ひょうりゅうすい) 川の表面を流れている水です。

伏流水(ふくりゅうすい)

見ることはできないけれど川底のちょっと下を流れている水です。
地下水(ちかすい) 地面の深いところを流れている水です。

水の工場

第十浄水場
徳島市の水の工場「第十浄水場」

 水道水は浄水場(じょうすいじょう)と言われる水の工場で作られています。
 写真が、徳島市の水の工場「第十浄水場(だいじゅうじょうすいじょう)」です。第十浄水場(だいじゅうじょうすいじょう)は、吉野川の第十堰(だいじゅうぜき)の近くにあります。
 第十浄水場(だいじゅうじょうすいじょう)では、表流水(ひょうりゅうすい)を下の絵のような順番(じゅんばん)で、きれいな水道水にしているよ!
 水道水を作るのは、とても大変なんだ!

浄水過程

みんなの家へ

 第十浄水場(だいじゅうじょうすいじょう)で作られた安全な水道水は、道路の下にうまっている水道管を通って配水場のポンプで山の上などの高いところにある配水池に送られ、そこからみんなの家へ送られるよ!

浄水場からみんなの家へ

主な配水場

西の丸配水場

西の丸配水場(にしのまるはいすいじょう)
 徳島公園内にあり、調整池(ちょうせいち)の上にはテニスコート3面が作られています。

法花谷配水場

法花谷配水場(ほっけだにはいすいじょう)
 市の南部地域へ水道水を送る重要拠点(じゅうようきょてん)となっています。

佐古配水場

佐古配水場(さこはいすいじょう)
 敷地内には、イギリス積みの赤レンガの外壁が特徴の「旧(きゅう)ポンプ場(じょう)」、「源水井(げんすいせい)」、「集合井(しゅうごうせい)」があります。
 これらの建物は、徳島市で水道が使えるようになった当時(大正15年)に建てられたもので、国の有形文化財(ゆうけいぶんかざい)に登録されています。

主な配水池

国府配水池

国府配水池(こくふはいすいち)
 国府町の阿波史跡公園(あわしせきこうえん)内にある配水池(はいすいち)です。

多家良配水池

多家良配水池(たからはいすいち)
 阪神(はんしん)・淡路大震災(あわじだいしんさい)の教訓(きょうくん)を生かし、平成12年度に完成した二重構造(にじゅうこうぞう)のタンクの配水池(はいすいち)をそなえています。

水の使われ方

家庭での使われ方

グラフ
出典 (社)日本水道協会発行「水道のあらまし第6版」

 みんなは家で、水道水を使っているけれど、その使われ方は、使われる水の量が多い順に表のようになっているよ。
 家の中では「おふろ」で一番多く水道水が使われているんだね!

水道水の使われている量

 徳島市で1日に使われている水の量を、小学校の25メートルプール(長さ25メートル×幅13メートル×深さ1.3メートル)でたとえると、約183杯分(約7,745万リットル)になります。
 これを徳島市に住んでいる人が全員同じように使ったとすると、1人が1日に使う水の量は、お茶などの入っている2リットルのペットボトルにたとえると、約169本分(約337リットル)になります。
 みんなは実は水道水をたくさん使っているんだね!


徳島市で1日に25メートルプール約183杯分!


1人が1日に2リットルのペットボトル約169本分!

 徳島市で1年間に使われている水の量は、令和3年度は8月が一番多く、3月が一番少なくなっています。
また、1年間に使われる水の量は、年々減ってきています。


令和3年度月別有収水量


年度別有収水量及び給水人口

徳島市の水道教室テキスト

 もっとくわしいことをまとめた「徳島市の水道教室テキスト」がダウンロードできるよ!

この内容に対する連絡先

徳島市上下水道局 経営企画課 広報広聴係 電話:088-623-1962

徳島市上下水道局 経営企画課

〒770-0808 徳島県徳島市南前川町5丁目1番地の4(2階)
電話:088-623-2419
ファクス:088-623-1027