呼吸器外科 もし肺癌だった場合
最終更新日:2016年4月1日
もし肺癌だった場合
検査
気管支鏡下生検等で採取した組織、細胞はEGFRという遺伝子に突然変異があるかどうかを調べます。この検査は今後の治療法の選択に必要な情報となります。
MRI検査や骨シンチ検査などで癌の拡がり診断を行います。
徳島大学病院へPET-CT検査の依頼を行います。この検査でリンパ節転移や遠隔転移の有無を検索します。現在肺癌診療においてPET-CT検査はほぼ必須な検査法と考えられています。
手術適応がある場合は、術後通常の生活が送れるかどうか検査を行います。これを耐術能検査と言い、呼吸機能検査、心機能検査、肝機能検査、腎機能検査等があり、例え手術で根治が見込めても耐術能が不十分であれば他の治療法をお勧めすることがあります。
治療
手術だけでなく、放射線治療・化学療法を適切に行うことが必要です。
患者さまに十分な説明を行い納得していただいた上でこれらの治療を行います。
化学療法
化学療法は呼吸器内科、呼吸器外科の両科で行っていますが、使う薬剤や投与方法は共通のメニューで行います。
肺癌の化学療法にはいろいろな種類があり、検査で得られた情報を元に効果があると予測される薬を選択します。
点滴と飲み薬があります。
原則として初回投薬時は入院していただきます。
特別な副作用がないことを確認し2回目からは外来通院(薬によっては短期入院の繰り返し)で治療します。
放射線治療
専門の放射線科医師にて、当院で行っています。
原則として外来通院で行います。
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