教育長メッセージ　～令和4年度の新学期を迎えるにあたって～（4月6日）

　日頃は、本市の教育推進にご理解、ご協力を賜り、ありがとうございます。
　令和4年度の始まりとして、4月8日（金曜日）午前中に幼稚園、小学校、中学校、徳島市立高等学校の第1学期始業式が行われます。入学（園）式は、4月8日（金曜日）午後に徳島市立高等学校、4月11日（月曜日）午前に小学校、午後に中学校、4月12日（火曜日）午前に幼稚園が挙行されます。進級や入学（園）されます幼児児童生徒の皆さん、保護者の皆様、誠におめでとうございます。

　昨年度も、コロナ禍における感染拡大防止のため、教育活動等の制限が続く状況にありました。その一方で、生活面では、感染症対策等を自分自身の問題として意識し、学びを深める機会が多くありました。学習面では、タブレット端末の利活用によるオンライン学習が進み、新たな学びの可能性が拓かれました。今後、子どもたちは、予測困難な時代を生き抜いていくための土台を固めていかなくてはなりません。そのためにも、タブレット端末を積極的に活用すると同時に、より一層の授業改善を進めてまいります。

　現在、新型コロナウイルス感染者数は減少し、県内のアラートが下がりました。しかしながら、再び人口の多い都市部の感染者数は増加傾向にあります。
各校（園）では、進級や入学（園）される幼児児童生徒の皆さんを安全安心な環境の中で迎えられるよう、継続して感染拡大防止対策を徹底してまいります。

　新学期からの小中・高等学校における感染拡大防止対策として、オミクロン株に関する運用では、直ちに臨時休業することはなく、状況に応じた対応をとるようになります。なお、幼稚園におきましては、これまでと同様の対応となります。引き続き、新型コロナウイルス感染で治療中の方や罹患された方のことを思い、「自分が感染したら」「自分の家族が感染したら」と、これまで以上に「自分事」ととらえていただき、人権に配慮した行動をとっていただけますようお願いします。

　新年度さらに、未来を担う子どもたちの「生きる力」の育成をめざし、新時代を見据えた学びの充実・発展に取り組んでまいります。今後とも、本市教育の推進に、ご理解、ご支援をよろしくお願いいたします。

　徳島市教育委員会　教育長　松本賢治