防災士について
最終更新日:2024年2月28日
防災士とは
防災士制度は、阪神・淡路大震災の教訓をもとに自助・共助による地域防災力の飛躍的向上を図るために、認定特定非営利活動法人日本防災士機構が2003年に創設した民間資格です。防災士は、社会の様々な場で防災力を高める活動が期待され、そのための十分な意識と一定の知識・技能を有すると認められる方に対して日本防災士機構が認証した人です。
防災士資格の取得により、特定の権利が得られる、もしくは行動が義務づけられるといったことはありません。防災士に求められるのは、あくまでも自発的なボランティア活動を行うということです。志と使命感をもって活動することが期待されています。
防災士の活動・期待される役割
平常時
自分と家族を守るために、わが家の耐震補強、家具固定、備蓄などを進めます。それを親戚、友人、知人に広めていくとともに、地域・職場での防災啓発、訓練を実施していきます。誰かが積極的に声をかけなければ人は動きません。防災士は、まず自分が動き、周囲を動かすように努めていきます。必要に応じて、防災講演、災害図上訓練、避難所運営訓練等のリーダー役を果たすとともに、自主防災組織等の活動にも積極的に参加します。
災害時
(自分が被災した場合)
自分の身を守り、避難誘導、初期消火、救出救助活動等に当たります。東日本大震災や熊本地震においても防災士のリーダーシップによって住民の命が助かったり、避難所開設がスムーズに運んだという事例が多数報告されています。
(被災地支援)
近年の災害では防災士による被災地支援活動が積極的に行われています。具体的には、避難や復旧・復興にかかるボランティア活動あるいは物資の調達・運搬等各種の支援活動に参加し、時には重機を使ったガレキ処理等専門技術を活かした活動も実施されています。
防災士について詳しく知りたい方へ
防災士についての詳細は、下記のページをご覧ください。
「認定特定非営利活動法人日本防災士機構ホームページ」(外部サイト)
徳島県地域防災推進員養成研修について
徳島県では、自主防災活動の活性化をはじめとする地域防災力の向上に向けて、地域の防災リーダーとして、県・市町村等との協働による取組みを積極的に推進していただく人材を養成するため、国立大学法人徳島大学と連携して「地域防災推進員養成研修」を実施しております。
〇徳島県地域防災推進員養成研修についてはこちらをご覧ください。
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