令和5年度イベント報告(67)「第17回 図書館資料片手に街角散歩」

更新日:2023年12月28日

知られざる寺島川ー徳島城天然のお堀ー

イベント内容

 令和5年11月12日(日曜)、第17回「図書館資料片手に街角散歩「知られざる寺島川ー徳島城天然のお堀ー」」を開催しました。今回は館内のテラスに集合し、板東俘虜収容所所長の住居跡記念碑→旧徳島市民病院跡地→旧刑務所・西の丸運動跡地→JR徳島駅構内→電気事業発祥の地碑→徳島城(舌石)→中洲市場周辺というコースを巡りました。
 最初の訪問地では「武士の情け」と刻まれた板東俘虜収容所所長の住居跡記念碑の前で、松江 豊寿所長の人となりについてお話を聞きました。
 次に旧市民病院・旧刑務所跡地を経由しJR徳島駅へ向かいました。駅の構内では明治32年建造の赤レンガのプラットホームを見学しました。当時の跨線橋に使われている柱が古いレールの再利用であることなど興味深いお話があり、普段徳島駅を利用されている参加者から驚きの声が上がりました。その後、電気事業発祥の地碑の前で、四国電力株式会社の職員のかたより詳細なお話を聞くことができました。明治28年1月9日「徳島電灯」の火力発電所によって、徳島県にはじめて電灯が誕生しました。四国で初めて電気が灯ったのが徳島だったのです。当時の発電の材料である石炭を運んでいたのは寺島川です。その寺島川沿いの徳島城の石垣に残る舌石を見学し、徳島市立文化センター跡周辺の変わりつつある風景を眺めながら、まちぼうけ広場で解散となりました。
 ご協力いただいた一般社団法人ツーリズム徳島の黒田さんは、今日お話した寺島川の歴史について広く他の人たちに伝えて欲しいとおっしゃっていました。
 ご参加の皆さま、そしてご協力いただいたJR徳島駅と四国電力の皆さまにも感謝いたします。ありがとうございました。

イベントの様子


「武士の情け」と刻まれた記念碑の前でお話を聞きました。


珍しい赤いレンガ造りのプラットホーム


四国電力株式会社の職員のかたからお話を聞きました。


まちぼうけ広場で記念撮影をして解散

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