更新日:2025年10月29日
令和7年9月14日(日曜)はこらいふ図書館5階おはなしのへやにて「ちょっとヒマラヤを体験する」を開催しました。講師は、写真家として世界中を旅しながらたくさんの写真を撮影されている石川直樹さんです。
最初にヒマラヤ山脈の中心にあるエベレストについてお話してくださいました。エベレストは世界で一番高い山で、ネパールとチベット自治区の国境線上にあります。石川さんが撮影された写真を通して、エベレストの町の様子や現地の人々の生活などを知ることができました。
次に、石川さんが作られた絵本「シェルパのポルパ エベレストにのぼる」を読み聞かせしてくださいました。ネパール東部に住むチベット系の高地民族をシェルパ族と言います。高峰を目指す登山隊の案内人で、ヒマラヤの登山には欠かせない存在です。シェルパ族の人たちの生活や、仕事に対しての想いを、絵本を通して知ることができました。
また、山を登頂される際に使用した装備(登山靴、ピッケル、アイゼン、防寒服など)の説明と使い方を教えていただきました。初めて見る登山の装備に子どもたちは興味津々!!その後、石川さんと一緒にテントを組み立てたり、テントの中に入ったりして、とても楽しんでいました。
最後に、石川さんが山に登る映像を見ながら、登山についてお話してくださいました。町から山のふもとに到着するまでの大変さや、天候に左右されたり、体を整えたりするために長い時間をかけて登山をすること・・・。石川さんやシェルパ族の人たちの姿を見て、命がけで登山をして写真を撮影されていることを改めて知ることができました。
講座終了後は参加者のかたから多くの質問があり、一つ一つ丁寧に答えてくださいました。知らない世界のことについてお話を聞くことができて、参加者の皆さんもとても感動されていました。そして、写真や映像を通して登山の知識を得ることができた学びの時間となりました。
石川直樹さん、大変貴重なお話、体験を本当にありがとうございました。
ヒマラヤ山脈のことや、日本と外国の文化の違いについて詳しくお話してくださいました。
絵本の作者である石川さんの読み聞かせに興味津々!聞き入っていました。
みんなで協力しながらテントを組み立てました。
登山で使用した装備を見たり触ったりして、貴重な体験に感激されていました。
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