令和6年度イベント報告(4)「ストーリーテリング勉強会」

更新日:2024年5月24日

イベント内容

 令和6年4月11日(木曜)、はこらいふ図書館5階おはなしのへやにて「ストーリーテリング勉強会」が開催されました。
 今回語り手さんが披露したのは「ババヤガーの白い鳥」「クルミわりのケイト」「十二人兄弟」「きげんのいいリス」の4話です。
 「ババヤガーの白い鳥」は、自分の不注意で弟のワーニャを白い鳥にさらわれてしまった姉のマーシャが、奮闘して弟を取り戻す冒険。ロシアの民話で、こどもには定番なのだそう。
 「クルミわりのケイト」はイギリスの昔話。王様と女王様、お互いの連れ子のケイトとアンはとっても仲良し。ですが、女王様が王さまの連れ子である美しいアンのことを気に入らず、魔法使いのニワトリ番を使ってアンの頭をヒツジに変えてしまいます。そこから始まる、ケイトとアンの物語。
 「十二人兄弟」は、始まりが少し怖いグリム童話です。12人の息子を持つ王さまは、13番目に生まれる子が女の子であればその子に全てを与えるため、上の息子を全員殺そうと棺桶まで作ってしまいます。悲しむお妃さまは末っ子のベンジャミンに皆で森へ逃げるように告げ、そこから12人の息子の生活が始まるのですが…。
 「きげんのいいリス」は、オランダの詩人、トーン・テレヘンの作品。旅に出ようとするアリを見送ろうとするリスですが、お別れの仕方が気に入らないアリがいつまでたっても旅立てない…聞いていて、クスッとなるかわいいお話でした。
 ストーリーテリング勉強会は、毎月第2木曜日に開催しています。ご興味のあるかたは、ぜひ一度ご参加ください。

イベントの様子


「ババヤガーの白い鳥」手に汗にぎるマーシャの冒険。


「クルミわりのケイト」ケイトとアンは、はたして幸せになれるのでしょうか。


グリム童話「十二人兄弟」怖ろしい王様に、思わず身がすくみます。


「きげんのいいリス」ぜひ、本でも読んでほしいとてもかわいい作品です。

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