更新日:2025年2月19日
日時:令和7年1月28日(火曜日)午前10時30分から
場所:徳島市役所 8階 庁議室
1. 徳島市協働によるSDGs推進まちづくり活動支援事業 活動団体の決定とクラウドファンディングの開始について
徳島市協働によるSDGs推進まちづくり活動支援事業 活動団体の決定とクラウド ファンディングの開始について(PDF形式:1,464KB)
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徳島市が、一般財団法人 村上財団様 及び 株式会社 ボーダレス・ジャパン様と連携して実施する「協働によるSDGs(えすでぃーじーず)推進まちづくり活動支援事業」に関し、活動団体の決定とクラウドファンディングの開始について、ご説明します。
徳島市では、持続可能な地域づくりを担保していくため、これまでも市民活動団体などによるまちづくり活動を様々なかたちで支援してきました。
こうした取組をさらに充実させるために実施する本事業は、徳島市でSDGsを推進する非営利のまちづくり活動に取り組む団体に対し、株式会社ボーダレス・ジャパン様には、自社のクラウドファンディングプラットフォーム「For Good(ふぉーぐっど)」を活用し、共感を生む事業PR(ぴーあーる)や寄附集めの伴走支援を行っていただきます。
また、一般財団法人村上財団様には、集まった寄附金額に応じ、上乗せ寄附していただき、多様な活動を強力に支援していただくものです。
昨年末に支援対象となる活動団体を募集し、多数応募いただいた中から、厳正なる審査の結果、この度「特定非営利活動法人 Creer(くれえーる)」様 及び「一般社団法人AWAP(あわっぷ)」様の2者を選定しました。
2月6日には、活動団体のキックオフイベントとして、オンラインにて「Social Action Pitch(そーしゃる あくしょん ぴっち) 徳島市特別編」を実施し、クラウドファンディングによる寄附の募集を開始します。
寄附の目標金額は、クレエール様が200万円、アワップ様が100万円で、クラウドファンディングの募集期間は3月末日までを予定しております。
また、募集期間中の2月22日には、東京都内にて「徳島市地方創生MTG(みーてぃんぐ)」と題したイベントを開催し、関東を中心とする全国の支援者に対して、ご協力を呼びかけます。
村上財団様及びボーダレス・ジャパン様と連携し、徳島市として、SDGs(えすでぃーじーず)の推進を目指し、徳島市のまちづくりに貢献している活動団体の取組を、応援していきたいと考えておりますので、クラウドファンディングが開始された際には、多くの市民の皆様からご支援いただけますようお願い申し上げます。
本日は、連携先であるボーダレス・ジャパンのクラウドファンディング For Good(ふぉーぐっど) 事業代表の小松様にお越しいただいております。
小松様からも一言お願いいたします。
(小松代表からあいさつ)
皆様、本日はお集まりいただきありがとうございます。株式会社ボーダレス・ジャパンのクラウドファンディングFor Good(ふぉーぐっど) 事業代表の小松航大(こまつ こうだい)と申します。よろしくお願いします。
まず、ボーダレス・ジャパンそしてFor Good(ふぉーぐっど)について、簡単にご紹介させていただければと思います。
株式会社ボーダレス・ジャパンは、社会問題の解決を目的とするビジネス、ソーシャルビジネスしかしない会社としてこれまで世界13か国で50以上の事業を運営してきました。
そして、For Good(ふぉーぐっど)でも全国の地域そして全世界のあらゆる社会課題の解決に目指したアクションを幅広く支援させていただいております。
これまで1500以上の社会課題解決のアクションを後押しし、そして15万人以上の方々と共に歩みを進めておりました。
この度、私たちは徳島市と連携し地域で活動する団体や市民の皆様の取り組みを幅広く応援する仕組みを構築しました。
クラウドファンディングの活用を通して徳島市の魅力や地域課題の解決により貢献できるような事業を推進していきたいと思っております。
私たちはこの連携が地域の未来をより明るくすると信じております。
今後ともご支援ご協力のほどどうぞよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。小松様は高松ご出身でいらっしゃいまして、阿波おどりにもご家族で毎年来ていただいていたと、かなり徳島にゆかりのある方でございます。
それでは、村上財団 代表理事である村上様からビデオメッセージをいただいておりますので、どうぞご覧ください。
(村上代表理事からのビデオメッセージ)
皆さま、こんにちは。
一般財団法人 村上財団 代表理事の村上玲(むらかみ れい)です。
私たち村上財団はSDGs(えすでぃーじーず)を推進する非営利のまちづくり活動に取り組む団体へのサポートを通じてその活動を活性化し持続可能なものにしていきたいと考えております。
そして多くの方々に活動を知ってもらい支援の輪が広がっていくことでSDGs(えすでぃーじーず)の達成に貢献することを期待しております。
徳島市様 及び For Good(ふぉーぐっど)様と連携して進めている今回の支援事業では2つの活動団体の取り組みをサポートします。
いずれの団体もSDGsの達成目標「質の高い教育をみんなに」などをテーマに地域の子どもたちや若者に関わる地域課題の解決に取り組んでいます。
皆様にはそれぞれの活動を深く知っていただき多くのご支援をいただきたいと考えております。
ぜひ、徳島からSDGs達成、地域活性化に向けたアクションを広げていきましょう。
(幹事社・朝日新聞社)
幹事社から質問させていただきます。
昨年末に「徳島市協働によるSDGs推進まちづくり活動支援事業」への応募が多数あったということですけど、何団体ぐらい応募があって、そのうちこの2団体(特定非営利活動法人 Creer、一般社団法人 AWAP)を選定された理由をお聞かせいただけますか。
(市長)
応募数は6団体で、6団体の中から2者に選ばせていただきました。
先ほど小松さんともお話していたんですが、審査に携わっていただきましたけど、かなり皆さんレベルが高かったということをおっしゃっていただきました。審査は厳正に行いまして、その審査員の1人に、小松さんも入っていただきました。2者選ばれたんですが、特定非営利活動法人 Creer様は、こども食堂やこども宅食を利用する子どもたちに対して、音楽、書道、絵画などの習い事、英語の学習、農業、漁業など様々な体験をする機会を提供する取り組みというのを計画されたということで、高く評価されたということでございます。
それから、一般社団法人 AWAP様は、若者を対象として、徳島でも夢を追いかけることができる、やりたいことができることを知ってもらうためのフリーマガジン発行およびWebメディアの運営を計画されているということで選ばれたということでございます。
(幹事社・朝日新聞社)
小松さんに伺いたいのは、クラウドファンディングで募集されるということですけども、改めて寄付の呼びかけのコメントをいただければと思います。
(小松代表)
はい、ありがとうございます。
先ほど簡単にご説明させていただいたように、クラウドファンディングFor Goodは、あらゆるプラットフォームが数多くある中で、社会課題の解決だったりとか、地域課題の解決、そういったところに対して専門性を持って運営しているプラットフォームになります。そのため、プラットフォームにも社会課題の解決だったりとか地域課題の解決っていうところに対して、関心を持ってくださっている方々に数多く登録いただいているというところがまず一つあるのと、あとは、クラウドファンディングもしっかりと資金集めのノウハウだったりとか、社会課題解決のノウハウ、知識っていうところをキャッチアップしつつ進めていくというところが、達成に対してはすごく大事になってくるかなと思っております。そのためFor Goodでは、各分野、例えば動物愛護とか、それこそ子どもの問題とか、自然の問題とか、そういうあらゆる社会課題に対してそれぞれ専門性を持った「キュレーター」と呼ばれる伴走者のメンバーが数多く在籍しているので、今回の取り組みでも、選定させていただいたそれぞれの団体様に対して、専門的な領域でアドバイスを差し上げることができるのかなと思っております。
(読売新聞社)
読売新聞です。
小松さんにちょっとお伺いしたいんですけれども、御社が他の自治体とかと連携して、こうしたクラウドファンディングを募るという例は他にもあるんでしょうか。
(小松代表)
他地域では、大阪府が同じような仕組みで村上財団様と連携して類似事業を行っております。あとは、神戸市が教育のSDGsアクションの取り組みを進めるために、私達と連携して事業を行っていたり、あとは、For Goodだけではなくて、ボーダレス・ジャパンというところでいくと、福岡市だったりとか仙台市だったりとか、そういったところでソーシャルビジネスの創出だったりとか、そこでの資金集めっていうところに対しては類似事業を行っております。
(毎日新聞社)
毎日新聞です。
ちょっと基本的なことなんですけど、このいただいた資料で、事業の模式図が裏面にあるんですけど、この中で「徳島市協働による…」とあるんですが、このスキームの中で徳島市はどういう形の協働というか、何を担われると理解したらいいでしょうか。何か普通にそれぞれの団体がボーダレス・ジャパンさんと協働してもいいのかなと思ったんですけど。
(市長)
実は予算ゼロの事業でございまして、徳島市の役割としてはコーディネーターといいましょうか、それぞれの方たちを繋ぐといいましょうか、そういう役割でございます。
(徳島新聞社)
このスキームができた経緯といいますか、どちらからどう呼び掛けられてどういう形でこういうのができたのでしょうか。
(市長)
徳島市は、一般財団法人村上財団様とSDGsの達成に向けた地域課題の解決に取り組む民間団体の活動支援に関する連携協定というのを、令和4年8月に提携しております。令和4年度に「徳島市協働による新たなまちづくり事業」の選定団体に対して、村上財団様からクラウドファンディングで募った金額とほぼ同額の上乗せ寄付というのをいただきました。今年度においても、村上財団様との連携及びまちづくり支援をさらに拡大させるために、この事業を実施しようということになりました。活動団体の公募に先立って、事業に参画していただけるクラウドファンディング取扱事業者を公募させていただいたんですが、そこで株式会社ボーダレス・ジャパン様から申し込みがありまして、令和6年10月に連携協定を締結したところでございます。村上財団様とボーダレス・ジャパン様と徳島市が連携しまして、枠組みを新たにして事業を推進していこうというものでございます。
(徳島新聞社)
小松さんにお伺いしたいんですけども、このクラウドファンディングのサービスの特徴、先ほどキュレーターが在籍しているというのをお伺いしましたけれども、他に何か特色とかもしあればお伺いしたいんですけども。
(小松代表)
一つ目は先ほどお話させていただいたような社会課題解決というところに対して特化をしているプラットフォームであることというところがあります。そういったところに関心のある方々が数多く在籍しているっていうところと、For Good内部としても、そこに専門性を持ったキュレーターが在籍しているっていうところがあります。
もう一つあるのが、資金の提供だけではない応援の形というところもFor Goodは作っているところになります。というのも、通常のクラウドファンディングだと、プロジェクトを応援するとなったときに、お金で寄付をするというところが唯一の応援手段だったかなと思うんですけれども、それだけではなくて、例えば自分の持っているスキルを使って応援したいとか、SNSでのシェアを使って応援したいとか、そういう第3の寄付っていうところも、For Goodは今力を入れております。具体的にいくと、今500名弱ぐらいのボランティアの方々が在籍しているコミュニティを有しておりまして、プロジェクトを実施された実行者の方々のプロジェクトを、例えばSNSでシェアすることで応援したいとか、企画を一緒に作っていったりとか、そういったところで応援したいっていう、そういった方々が500名在籍しているというところも大きな強みかなと思っております。
(幹事社・朝日新聞社)
来月おそらく新年度当初予算の発表があるかと思うんですけども、現状お話できる範囲で構わないんですが、どのような積極財政でいくのか、どういった予算を考えておられるのか、どういった分野に重点を置いて予算配分されるお考えなのか、お聞かせいただけますでしょうか。
(市長)
かなり財政的には厳しいということを財政部から言われている状況ではありますが、今いろいろと検討中であります。
ただ、絶対にやらなければいけないというか、やりたいなと思っていることは、やっぱり防災関係には力を入れていきたいなと思っています。
南海トラフ地震の確率も上がったということもありますし、いつ起こってもおかしくない状況というのが続いてる中で、やっぱり市民の命、財産の安全を守るために、徳島市としてはできることを精いっぱいやっていかなければいけないという気持ちではおります。
他に今皆さんにお話できるような内容はありませんが、今しっかりと編成をしているところでございます。
(NHK)
NHKです。
徳島市の中央卸売市場の整備方針についてお伺いしたいんですけれども、市長は今年に入って、中央卸売市場の建て替えだったりとか、整備に力を入れたいというふうにおっしゃっていると思うんですけども、現時点で、現地での建て替えをするのか、それともこのあいだおっしゃっていた埋立地での建て替えをするのか、その辺決まってはいないと思うんですけれども、どういう方針で考えられているのか教えていただけたらと思います。
(市長)
とにかく徳島市の中央卸売市場は、老朽化が進んでますので、一刻も早く整備したいなという気持ちではおります。中央卸売市場って結構いい市場なんですよ。かなり規模も大きいですし、今までの市場機能だけというのはちょっともったいないかなというふうには考えています。市場機能の他に、一言でいうと道の駅機能と言ったらわかりやすいかと思いますけど、例えば、新鮮な魚がここにあるわけですから、お寿司屋さんがあったら食べてみたいなとか。東京の築地とかですね、豊洲とかそういうのがあると思いますけど、そのいろんな食品が取引されている市場の横で皆さんが食べられるとか、買うことができるとか、そういう施設も一緒に整備したいなというふうに私は考えてます。
場所としてはやっぱり現在の場所、もしくはその近くでないと。関連会社が周りにいっぱいあるんですよね。それをいきなりどっか遠くにというと、いろいろ大変なこともありますので、やはり現在の位置、またはその近いところがいいんだろうなと考えております。あれほどの広い土地っていうのはないですよね。現地建て替えもしくは県が埋め立てる計画も出ていますけども、県が埋め立てていただいたその土地の可能性は十分あるんだなと。
当然、これから県との話し合いということにはなりますけれども、ただありがたいことに、後藤田知事がかなり前向きに発言をしていただいてます。9月に私と知事が会談したときにもこのホールの話だけではなく、県市協調で中央卸売市場もやっていきたいっていうのをはっきりおっしゃっていただいておりますし、県のご協力っていうのは、かなりありがたいんですよね。先ほども申しましたように、埋め立てっていうのは徳島市ですることはできませんので、県の協力があれば非常にありがたいというところで、知事には前向きな発言をしていただいています。
この間お会いして、何かのイベントでも、知事はそのことをおっしゃっていただきました。ということで県市協調で、徳島中央卸売市場もできるだけ早く改築をしていただきたい。もう働いてる方も、老朽化して、ちょっと危険なんですよね。せっかく新しくするんですから、災害対応もしっかりできる、つまり避難場所にもなるし、もともと食料がいっぱいあるところですね。いざというときのための食料基地にもしたいなと。ヘリポートなんかも作りまして、いざというときにそこを基地にしてですね、どんどん運んでいただくとか、そこを拠点に、困っているところに届けるとかですね。そういう災害の拠点、食料基地にもしたいなというふうには思っております。
(徳島新聞社)
場所選定のスケジュール感は。大体いつ頃ぐらいに決めようかみたいなものがあれば教えてください。
(市長)
当然できるだけ早くという気持ちはあるんですけれども、埋め立てがもし絡むとすれば、場所は決まってないので断定はできませんけども、当然県が埋め立てするスケジュールというのがありますので、それをしっかり確認してからということになります。当然、意向はお伝えしております。
(毎日新聞社)
毎日新聞です。
行政委員会に所管する業務なのでちょっとお答えしにくいかもしれないんですけど、今、県教委の方で、いわゆる学区制の見直しというのが進められていて、その有識者会議では、数年後、今の小学校5年生がいわゆる高校受験するぐらいのタイミング、スパンで撤廃しましょうということにほぼ固まりつつあります。最終的には県の教育委員会で決定するんですけども、概ねそういう有識者会議でそういう方向性になりつつあって、もう一つそこで話し合われているのは、撤廃までの間の暫定措置というんでしょうか、今の中学生、1年生、2年生とかですね、どうするかとなったときに、いわゆる第3学区に対する流入率を徐々に上げていきましょうという、そういう案もほぼ有力になっています。
先日もそういう有識者会議があったんですけど、そこで、ちょっと白紙というかですね、空白になったのが徳島市立高等学校(以下、市高)の扱いで、市高については職員も県職員だし、いわゆる入試とかも全部、県の教育委員会がやっているんだけども、設置者が徳島市ということで、徳島市の意向をという、そういう内容だったと思います。なかなかお答えしにくいと思うんですけど、市長はどういうふうにお考えですかね。そもそも撤廃に合わせるのか、そこまでの暫定措置で流入率を徐々に上げていくのか、あるいは撤廃するときまでもなるべく市民のお子さん指定の方が確実に進学できるような形が望ましいとお考えなのか。もしお話できるようでしたら。どういうふうにするかというよりは、どういうふうにお考えかってなると思うんですけど、お考えをもしお話できるのであれば。
(市長)
職員というか、教職員の皆さんは、一旦県を退職してから市高にという扱いにはなっております。徳島市の職員という扱いになっております。
ただ今、お答えしにくいだろうということで質問いただきましたけど、ちょっと私がここで軽々に自分の考えを言うのはちょっとまずいか、まずいと言ったらだめですよね。今一生懸命検討される中で、私がここで自分の考えを述べるっていうのはちょっとこの場ではふさわしくないというふうに思います。どういう考えを申し上げても、影響が出る可能性もありますので、慎重に考えて私も発言をしなければいけないというふうには思っております。大変大事なことです。
徳島市立高等学校は、徳島市民のための高校だということですから、その点も踏まえてしっかりと考えていきたいと思っております。すいませんが、今ここでこうしたいとかいうのはちょっと申し上げられません。
(幹事社・朝日新聞社)
他どうでしょうか。ではこれで会見を終わりたいと思います。ありがとうございました。
(市長)
ありがとうございました。
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