2024年6月4日 令和6年第2回徳島市議会定例会提出議案等について

更新日:2024年7月25日

日時:令和6年6月4日(火曜日)午後2時00分から
場所:徳島市役所 13階 第一研修室

会見項目

1. 令和6年第2回徳島市議会定例会提出議案等について

記者会見資料

会見の様子

注記:動画サイズ=約3.38GB、再生時間=48分20秒

はじめに

 このたび住民課で発生しました、外国人転入者へのマイナンバーの誤登録につきまして、ご報告とお詫びを申し上げます。
 概要についてでございますが、令和5年11月8日に海外から本市に転入された外国籍の方に、氏名・生年月日・性別・国籍が一致する別人のマイナンバーを登録し、住民票を交付していることが判明いたしました。
 誤登録された方には謝罪した上、新たなマイナンバーを記載した住民票を交付しております。
 誤登録された方には、多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを、深くお詫び申し上げますとともに、今後につきましては、以前の日本の住所や初上陸の有無等のチェック体制の強化や、職員研修を徹底することなどにより再発防止に努めてまいります。

会見項目説明

1 令和6年第2回徳島市議会定例会提出議案について

 6月議会の会期についてですが、お手元に配付のとおり、6月11日開会で、7月5日閉会予定となっています。
 それでは、今回の提出議案について説明します。
 お手元にお配りしている、記者発表資料の1ページをご覧ください。
 6月議会に提出する議案は、まず、開会日に先議を必要とするものとして、1の「人事議案」が2件となっております。
 内容は、お手元にお配りしている副市長選任予定者のとおりです。
 次に、2の「予算議案」が3件、3の「条例議案」が4件、4の「単行議案」が8件、
 2ページをご覧ください。
 5の「報告」が17件となっています。
 5ページをご覧ください。
 このたびの補正予算は、国や県の補助内示に伴い補正する事業や、決められた期間の中で事業の完了を目指すため、6月に予算を計上しておく必要がある事業などを中心に予算を編成しました。
 それでは、一般会計補正予算の内容につきまして、ご説明いたします。
 まず、「(1) シルバー人材センター運営費補助」につきましては、「特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律」いわゆるフリーランス新法に対応する業務量の増加のため、シルバー人材センターに対し補助を行うものです。
 次に、「(2) 高齢者等定期予防接種費」につきましては、新型コロナワクチンが定期接種となるため、令和6年の秋冬から実施する高齢者向けのワクチン接種に要する費用を計上するものです。
 次に、「(3) 粗大ごみ等収集運搬事業費」につきましては、粗大ごみ収集受付業務にかかる新システムを導入するための費用を増額するものです。
 次に、「(4) 一般廃棄物中間処理施設整備推進事業費」につきましては、新施設の災害リスクとその対策について検証を行うものです。
 次に、「(5) し尿処理場費」につきましては、旧吉野川流域下水道において、関連市町のし尿・浄化槽汚泥の受入が可能かどうか検討するための調査を行うもので、県に調査費用を負担金として支出するものです。
 次に、「(6) し尿処理施設整備費」につきましては、先ほど(5)で、ご説明いたしました、流域下水道での検討も含め、本市における今後のし尿・浄化槽汚泥の処理の在り方を検討するための基本構想を策定するものです。
 次に、「(7) 健やか新鮮ブランド産地づくり事業費」につきましては、県の補助金を活用し、JAが実施する太陽光発電設備の設置や、トラクターの自動操舵システム導入に対する費用を補助するものです。
 次に、「(8) 阿波おどり会館施設整備費」につきましては、徳島駅から阿波おどり会館までのシンボルゾーンの魅力アップと観光客の誘客など、にぎわい創出を目的として、阿波おどり会館外観のLED景観整備をするための設計費用です。
 次に、「(9) 商業観光施設事業会計補助金」につきましては、商業観光施設事業として実施する、眉山ロープウエイのLED景観整備のため、一般会計から繰り出す補助金です。
 次に、「(10) 既存木造住宅耐震化促進事業費」につきましては、木造住宅の無料耐震診断、耐震改修等に係る費用の一部を助成するもので、能登半島地震等の影響から、想定以上に要望が多く、既に予定件数に達したことを踏まえ、国の補助内示があったことから、内示額に合わせて増額補正を行うものです。
 次に、「(11) 道路補修費」につきましては、道路の維持管理に係る委託料が不足するために増額補正を行うものです。
 次に、「(12) 道路ストック長寿命化事業費」につきましては、道路の老朽化対策として、効率的かつ効果的な維持管理を行うため、長寿命化修繕計画の策定に向けた、道路ストックの点検を行うものです。
 次に、「(13) 路線バス通学定期券購入支援事業費」につきましては、令和6年10月1日の路線バスの運賃改定に合わせ、子育て世帯の負担軽減のため、徳島市在住の方を対象に、令和7年3月31日までの間、通学定期券の購入費用を軽減する支援を行うものです。
 次に、「(14) 公園整備費」につきましては、新町橋東公園及びボードウォークについて、木材部の老朽化による損傷等が発生していることから、デッキ材を再利用しながら改修工事を行うものです。 
 次に、「(15) 眉山公園整備事業費」につきましては、眉山山頂周辺について、より一層多くの市民に親しまれる場となるよう、昨年度末に実施した、民間事業者から施設整備や運営に関するアイデア等を募集するサウンディング型市場調査の結果を踏まえ、基本構想を策定するものです。
 最後に、「(16) DX加速化推進事業費」につきましては、国の補助金を活用し、令和7年度より市立高等学校において、情報・数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した学びの強化を図るため、パソコン等の機材の整備及び研修を実施するものです。
 一般会計の補正額は、「一般会計予算総額」の補正額にあるように、6億4,605万1千円の増額となっております。
 6ページをご覧ください。
 続きまして、企業会計の補正予算について説明いたします。
 まず、商業観光施設事業会計補正予算(第1号)につきましては、市街地と眉山山頂を結ぶ眉山ロープウエイの集客及びにぎわい創出のため、眉山ロープウエイをライトアップするためのLED整備に伴い、所要の補正を行うものです。
 先ほど、一般会計補正予算で、ご説明いたしました、阿波おどり会館と併せて、一体的にLED整備を進めてまいります。
 次に、市民病院事業会計補正予算(第1号)につきましては、新たな感染症への対応力強化を図るため、病室の個室化等の改修を実施することに伴い、所要の補正を行うものです。
 以上が6月議会に提出する補正予算の内容となります。
 条例議案や単行議案等につきましては、お手元の資料にお示ししているとおりです。
 よろしくお願いいたします。

質疑応答

1 会見項目

(幹事社・日本経済新聞社)
 幹事社の日経です。
 何点か予算について伺います。ちょっと細かい話になりますが、一般会計の(補正額が)総額6億4,000万円余りとあります。この規模感について確認をさせてください。コロナ禍の期間中はいろいろ対応するための予算がかなり積み上がっていたと思いますが、コロナ前との対比で、6月の補正としては大きいのか、例年並みに当たるのか、その辺りの規模感ですけど。
(市長)
 一般会計の補正予算額が6億4,605万1,000円ということで、肉付けの6月補正予算の額としては、平成以降で8番目の規模ということになっております。
 なお今回の補正予算によりまして、令和6年度一般会計予算の総額は、過去2番目の規模となる1,160億5,676万1,000円となります。
(幹事社・日本経済新聞社)
 重ねて伺います。
 市長に就任された際の記者会見でも質問をさせていただき、市長からもお答えがありました。
骨格予算を前市長の時に作っています。ただしそれがかなり規模が大きくて、どこまで追加で6月に補正を受けるのか精査しなければいけないという話が前の記者会見で出ました。それを受けて改めて伺うんですけれども、この6億4,000万円余りの補正予算、規模、改めて市長としてこれで十分肉付けができたという思いなのか。いや本当はこうじゃないんだよなということなのか、その辺りの感触を伺います。
(市長)
 当たり前の話なんですが、やりたいことはいっぱいありますので、あとは予算との相談ということではありますけれども、やらなければいけないこと、そしてやりたいことも含めて6億数千万円というのは、まずまずの数字かなとは思っておりますが、実際許されるのであれば、まだいくらでもやりたいことはあるという当たり前のことでありますけど。
(幹事社・日本経済新聞社)
 もう一点伺います。項目のところで(15)の眉山の公園整備というお話がありました。山頂付近の整備調査をやりましたと。それに基づいて基本構想を策定するための費用ということでした。その基本構想というのはいつぐらいまでにまとめたいということでしょうか。
(市担当者)
 公園緑地課よりお答えします。
 予定といたしまして、今年度中に計画をたてたいと考えております。

(幹事社・徳島新聞社)
 徳島新聞です。続けて質問させていただきます。
 一般会計補正予算の5ページの(4)なんですけども、一般廃棄物中間処理施設の整備推進事業費とあるのは、前から計画されているごみ処理施設がどういったものかであるのを検証するための事業費という認識でよろしいんでしょうか。
(市長)
 マリンピアですね。私がかねてから申しておりました、市民の方が、本当にあそこで大丈夫なのかっていう疑問を持っている方がたくさんいらっしゃいますので、しっかりとした調査をして皆様にお伝えしたいという調査費でございます。
(幹事社・徳島新聞社)
 そうしますとスケジュール感ですね、大体いつ頃着手して、いつ頃までに調査を終えたいというものはあるんでしょうか。
(市長)
 その調査の方法というのもいろいろありまして、皆さんに納得していただくものでなければならないという思いで、できるだけ早くという思いはあるんですが、いつまでにできるかというのは、今ここでお伝えすることはできません。まだわかりません。

(NHK)
 一般廃棄物中間処理施設の推進事業費についてちょっと関連して伺いたいんですが、調査の方法は今はお伝えできないということだったんですが、そもそも市としてこれまでこの場所でごみ処理施設を作るとなったら、その計画段階で、ある程度の調査はされていると思うんですけど、今回改めてその調査をするっていうことは、これまでの調査と中身がどのように違うんですか。
(市長)
 私がずっと言ってきたんですが、「ほんまにあそこでいいのか」っていう人がいっぱいいるんですね。
 その人たちにきっちり根拠をもって示したいということで、これまで当然データはいろいろ出ていますので、そのデータも使いながら、新たな第三者の目でしっかりと検証していただきたいと考えております。
(NHK)
 それは例えば津波のリスクとか液状化のリスクとか、どういうものを検証したいというお考えなんでですか。
(市長)
 今おっしゃった通りですね、津波、液状化で地盤、例えば杭の長さがどれぐらい必要だとか、そういうものもですね、全て調査して皆様に納得していただけるように出していきたいと思っています。
(NHK)
 今お話を伺っていると、あくまでも皆さん疑問を持っている方に納得していただくための調査っていうふうに聞こえたんですが、あくまでも市長はこの場所で進めたいっていうご意向なんですか。
(市長)
 納得いただくための調査になるかもしれませんし、そうでないかもしれません。
 つまり、第三者の目できっちりと検査をしていただいて、皆様にお伝えするということです。ですから、結果がわからないですから、それが納得していただけるものになるかどうかって、今申し上げることはできないということです。
 第三者の目でしっかりと検証していただきたい、それをお伝えしたいということです。
(NHK)
 その結果次第では場所の変更も検討していくということですか。
(市長)
 今は考えておりませんけれども、結果はしっかりと見て、判断していきたいと思います。

(朝日新聞社)
 朝日新聞です。
 一般会計補正予算、いろいろ出ておりますけれども、この中には例えば法改正に基づいて、新たに増額するものであったり、昨年度の調査を踏まえて計画を策定するような眉山公園の部分のようなものもありますが、この中で遠藤市長が就任されて、ご自身の肝いりというか、「これをどうしても補正予算に入れたいんだ」というので、この中に入れられたものっていうのはありますか。
(市長)
 先ほどのごみ処理施設の件ですね。
 これはとにかく急ぎますので、6月補正にということで申し上げました。
 その他、特に私が力を入れたいからというようなことでなくて、やらなければいけないことを中心に組んだ予算ではあります。
(朝日新聞社)
 就任された当時というか先週の定例会見でも臨時議会を6月議会の前に開くというような話をされていましたが、臨時議会を開かずに、6月議会で副市長の人事案などを出すというふうに至った経緯を教えていただけますか。
(市長)
 臨時議会を一刻も早く開きたいということで、議会と話をしておりましたけれども、ここに来て、臨時議会を開いても、6月議会との日程の差がそんなにない。
 それだったらもう開会日に審議をしていただければということでその判断をいたしました。
(朝日新聞社)
 逆に言うと臨時議会が6月議会と同じ時期になってしまうまで開けなかった理由についてはどういうふうにお考えでしょうか。
(市長)
 議会となかなか話がまとまらなかったということですね。

(読売新聞社)
 読売新聞です。
 副市長のことで伺いたいんですけど、第一副市長と第二副市長の、今手元に経歴もいただいてるんですけど、それぞれこの方にした理由や狙いとかは何かあるんでしょうか。
(市長)
 松本さんについては、皆さんもよくご存知かと思いますが、前に市長をさせていただいたときの副市長でもありまして、彼の考えから性格から信念から、全て私もわかっております。人格も非常に素晴らしい方で、安心してお任せいただけるということです。
 瀬尾さんについては、県に推薦をしていただいたということなんですが、私も前からよく存じている方で、素晴らしい人ですね。
 私もいろんな情報を、実はもらいましたけども、かなり評価が高くて、これは良かったかなという思いではおります。
(読売新聞社)
 今、県からの推薦があったとおっしゃいましたけど、県からこの人でどうかっていう話があったのですか。
(市長)
 はい。私が直接お願いに行ったというわけではありません。
(読売新聞社)
 あともう一点なんですけど、定例会を開会して、開会日に審議すると思うんで、その前にどのように議会に話し合いをしていきたいかってありますか。
(市長)
 これから開会日までにですか。
(読売新聞社)
 そうですね。副市長人事について何か理解を求めるためにどう働きかけていきたいとかってありますか。意気込み的なもの。
(市長)
 2人とも素晴らしい方なんで、認めていただけるように、しっかりとお願いをしていきたいとは思っております。

(時事通信社)
 時事通信です。
 一応資料を拝見させていただいたところ、6月補正の事業に関しては、本当に必要最低限のものが含まれているなということなんですけれども、前の市長が繰り返しおっしゃられている、例えば県と協力していろんなことを進めていきたいというお話なんですけれども、今後必要に応じて次の議会とか9月とか11月とかそういった議会の中で、必要に応じて事業として予算を計上していく方針であって、今回は必要っていうか話がまだ全然進んでいないというか、事務レベルの話し合いで止まっているので、事業化には至っていないといった理解でお間違いないですか。
(市長)
 はい。
(時事通信社)
 あともう1点なんですけれども、資料の5ページの一番下を見ているんですけれども、6月補正計上額で昨年度の約8億8,400万円よりも2億3,000万円近く減っているということで、何かその肉付け補正としては少しパンチが弱いのかなっていうふうにあくまで感想で思うんですけれども、この辺りはまだ十分な議論ができていないので、こういった予算編成になったということになりますか。
(市長)
 その分、当初予算がかなり大きい額になっておりますんで。
 先ほども申しましたけど、やらなければいけないこと、やりたいことはたくさんありますけれども、現段階では出せなかった、出さなかったというふうにご理解いただければと思います。
(時事通信社)
 ということは、当初予算のいわゆる骨格編成で組まれたものではまだ不十分だっていうふうに考えられているっていう理解で間違いないですか。
(市長)
 もちろんそうです。
 ただ予算には限りがありますから、そのあたりが頭が痛いところではあります。
(時事通信社)
 この一般会計補正予算の第2号の中の事業の中で新規事業があれば教えてください。
(市担当者)
 財政課からです。
 この中で言いますと、(2)の高齢者等定期予防接種費につきましては今年の秋冬から開始ということでございます。
 あとは(4)一般廃棄物中間処理施設整備推進事業費、(5)(し尿処理場費)、(6)し尿処理施設整備費あたりも、今年のこれから始めようとするものでございます。
 今回多いですね(8)阿波おどり会館施設整備費、(9)商業観光施設事業会計補助金、(12)道路ストック長寿命化事業費、(13)路線バス通学定期券購入支援事業費、(15)眉山公園整備事業費、(16)DX加速化推進事業費、このあたりが新規事業と思っていただいて結構です。

(NHK)
 補正予算案の話なんですけども、肉付けとしては平成以降8番目ということは、実質4年に1回なのでかなり肉付けとしては平成以降規模が少ない方っていうことだと思うんですけど、そのやりたいことっていうのがまだ盛り込めていないというふうに先ほどおっしゃいましたが、そのやりたいことっていうのは、例えば公約でもたくさんおっしゃってはいましたけど、やりたいことがどんなことで、具体的にいつ頃から予算化というか具体的な実行に移されるんでしょうか。
(市長)
 今それはちょっと申し上げにくいですね。
 いろいろありますし、今思いつくものだけということではないので。今は申し訳ありませんが、言わない方がいいかなと自分で今思っているところです。
 思いつく順番に言っていくというのは、ちょっと失礼な感じもありますので。私もいろいろ公約がありますので、それらの事業と思っていただければいいと思います。

(幹事社・徳島新聞社)
 補正予算の編成に当たって、副市長人事が遅れてることって何か影響はしているんでしょうか。
(市長)
 特にあるとは思いません。
 副市長人事に一生懸命になってたということは当然あるかもしれませんが、それが影響しているっていうのは特にないと思います。

(毎日新聞社)
 毎日新聞です。
 報告事項に専決処分がいくつか並んでるんですが、(7)の著作権侵害について、企画政策課が所管の部分ですが、どんな内容だったんでしょうか。
(市担当者)
 この件につきましては、今年の4月に資料提供させていただきました。中心市街地活性化のための計画の関係の資料に、著作権フリーでない画像を使っていたということで、前に報告されたことを覚えていらっしゃいますよね。
 また詳しいことは課の方にお問い合わせいただければと思います。

(四国放送)
 四国放送です。改めて、副市長人事、お二方出てるんですけども、松本氏、瀬尾氏に対してどのような役割を期待されてますでしょうか。
(市長)
 行政経験がかなりお二人とも豊富なんですね。私にない行政経験が豊富で、松本さんは職員のことをよく知っている。職員をよく知っている職員をよく知っている。そういうプラス面はあります。お二人とも今までずっと公務員生活を続けてこられて、実績も上げているし、人格も素晴らしいので、そういう力を発揮していただければと思っています。

(NHK)
 お二人のうち一人は県庁のご出身の方っていうことで、元々遠藤市長の意図として二人のうち一人は県から来ていただくっていう方針だったんでしょうか。
(市長)
 皆さんにはお話してなかったでしたっけ。
 最初にですね、就任した日に、県の後藤田知事に挨拶に行きました。そのときに知事に対して、「副市長人事についてはどのようにお考えですか」という質問をいたしましたところ、知事がおっしゃったのは、「徳島市で出せるんだったら徳島市で出してください」と。県が支配するような形はとりたくないんだということをおっしゃいまして、ただ、そのときに同席されておりました(10人ぐらいいらっしゃったんですが、)幹部の方が、「どうしてもということだったら、話してください」みたいなこともおっしゃっておりましたが、必要ないんじゃないかと。そのときに後藤田知事がおっしゃったのは、「副市長って県と市のパイプ役だとよく言われますけど、私とだったら、パイプいらんでしょ」「いつでも話できるでしょ」ということをおっしゃっていました。いつでも話できるんだから、パイプ役という存在は必要ないですよねと。「市で出せるんだったら市で出してください」、そんな発言をいただきました。
(NHK)
 当初は市長もそのお話を受けて、市から二人を出したいというお話だった。結果、今県から一人来ていただくっていうことになったのはどういった理由があるんですか。
(市長)
 そうですね。当然議会の意向を受けてというのもあります。
 議会の方から「県からもらうべきだ」「県市協調のために」という意見はかなりいただいておりましたんで、その意向を受けて、また、当然私達がお願いしようとしていた方の個人的な都合というのもありましたので、それでは出していただけるかどうかというのも当然わからなかったんですが、お願いをしたということです。
 ただ素晴らしい人のお話をいただいたので、ありがたく思っています。
(読売新聞社)
 県からの推薦があったっていうのは、市からお願いした結果、この人でどうだっていう、そういうことですね。
(市長)
 そういうことです。
(NHK)
 (県から)推薦をいただいた瀬尾氏について、本当に重役を歴任されてる本当に優秀な方なんだろうなとは思うんですが、その一方で、(徳島県)政策監ですとか、(徳島県)県土整備部長っていう部長級以上の職種を担当されていた時期が前知事の時期なんですけど、今、県の方で後藤田知事に代わられたという状況での県市の協調においては、そこら辺の弊害はないと考えてらっしゃるんですか。
(市長)
 全くないと思います。
(NHK)
 そういった意味で、県から来ていただく方ということを踏まえて、瀬尾氏が副市長に選ばれた場合に、どういうふうに市に貢献していただきたいかっていう期待の言葉をいただけますか。
(市長)
 実はお話したこともいろいろあるんですけども、まだ議会の方にも説明もできておりませんし、11日に議会にちゃんと説明することになっておりますので、今のこの段階ではちょっと申し上げるのは控えさせていただきたいと思います。

(朝日新聞社)
 朝日新聞です。
 遠藤市長の就任当日の記者会見のときに、前回1期目のときに県庁から推薦していただいて、副市長になられた方に結構いろいろと言われて、なかなか思うように動けなかったというふうな話をされていたかと思うんですが、今回に関してはそのあたりは大丈夫というお考えですか。
(市長)
 絶対大丈夫かと言われればそこまで深い付き合いはないんですけども、私が知っている彼とかお話した感じとか、私も率直にいろいろ申し上げましたんで、そのあたりの心配は、全くというほど知っているわけではないんですけど、ないだろうなというふうには考えております。
(朝日新聞社)
 前回の副市長が推薦されて県から来られたときというのも、同じように遠藤さんの方からお願いして、県が「この方はどうだ」というふうな感じで推薦されたということですか。
(市長)
 そうです。
 当然いろいろ経験されているんで徳島市の職員にはない発想とか、いろんなことも出していただいたというプラス面もかなり大きかったです。マイナス面もありましたけどね。

(幹事社・徳島新聞社)
 素朴な疑問で、副市長の人事が一人ずつ割れているといいますか、一人ずつで議案をするものなんですか。大体二人で1議案かなと勝手に思っていたんですけども。
(市長)
 一緒にせずに一人ずつにわかれているということですね。これってこういうものなんですよね。(市担当者へ確認)
はい、そういうものだそうです。

(NHK)
 先ほど市から県に、副市長を一人出していただきたいというふうにお願いをしたっていうことなんですけど。
(市長)
 これってどこの市町村でも県がこの人が副町長だ、副市長だと言ってくることはないです。「お願いします」と言って初めて動いてくれるということだと思います。
(NHK)
 遠藤市長ご本人から後藤田知事にお願いのご連絡を入れたっていうことですか。
(市長)
 そうです。
(NHK)
 もう一点なんですけど、通常の人事案件っていうと、閉会日に審議することが多いと思うんですけど、今回開会日に審議することを理事者からの要請でっていうふうに、午前中の議会運営委員会で言っていたんですけども、開会日に審議するよう要請した理由は何かあるんでしょうか。
(市長)
 当然ですけど議会中に副市長がいない事態を、できれば選んでいただいて、副市長がいる議会にしたかったということですね。
初日に選んでいただければ、その議会は副市長も当然出席できますので、初日にお願いしたということです。

(幹事社・徳島新聞社)
 徳島新聞です。
 ごみ処理施設のことで、災害リスクと対策の検証をされるということで、市長はとにかく急ぐとおっしゃられたのですが、急ぐのであれば、いつ頃始めるとかも頭の中に描かれていますか。
(市長)
 始めるというか、もうかなり前から検討はしておりますので。具体的にはまだわかりませんが、検討はずいぶん前から始めております。
(幹事社・徳島新聞社)
 ごみ処理施設が以前の市長のときに、広域から単独になって、市長就任早々に、その関連の首長にいろいろお詫びに行かれたとおっしゃっていましたが、その後ごみ処理整備に関して何か動きはありますか。施設整備に関して関連の市・町と何か協議したりとか、そういったことはありますか。
(市長)
 全くありません。
(幹事社・徳島新聞社)
 特に動きはないですか。
(市長)
 はい。
 それぞれの市や町も動き出しているというのは当然ありますし、まだ徳島市の方に希望をということで動いた市・町はありません。

(NHK)
 副市長なんですけども、結構長い間議会と協議した上でやっと今回議会の審議日程が決まったということで、就任以降の長い期間を経てやっと決まったっていうことに対する遠藤市長の今のご感想を伺えますでしょうか。
(市長)
 もちろん、ほっとしていますが、問題は選んでいただかんといかんのでね。まだ選んでいただけるまではかなり緊張感を持っているというところです。

(幹事社・徳島新聞社)
 副市長の人事議案について、一人ずつ別々に議案として出しているので、採決も2回あるということですか。
(市長)
 はい。
(幹事社・徳島新聞社)
 場合によったら、一人が可決とかいうこともあり得るということですか。
(市長)
 可能性としてはあります。

2 その他項目

(幹事社・日本経済新聞社)
 まちづくり関連について伺います。
 前回の会見の際に、県の議会も始まるわけですけれども、県議会の前あるいは後なのか、まちづくりについて具体的に話すような、県側と話すような機会を設けるのはどちらがいいんだろうかっていう話をされていたかと思います。
 その件について、現在のお考えを伺います。
(市長)
 県としては、やはり県議会に説明してから市に対してという順番になるんだと思います。ですから、県議会に説明した後、私達は深い情報をいただけるのかなとは思っております。
(幹事社・日本経済新聞社)
 県側の意向をきちっと受けてからということですね。
 こちらから先にやりましょうという働きかけるというのではなくて。
(市長)
 はい。
 まず県議会に説明するというのは、県としては優先順位が高いんだと思います。

(NHK)
 まちづくりに関連してなんですけど、最近の報道で、県の音楽ホールの整備調査が一部発表というか、公表され、公に出ている状況ですが、調査結果についてどのように受け止めてらっしゃるんでしょうか。
(市長)
 私も報道で流れたぐらいの知識しかありません。
 ですから金額ですね。できるかできないかと、金額が発表されたと思うんですが、金額は想定の範囲かなというところです。第一印象として。私達が建てようとしていたホールが、94億円、同じ規模だったと思うんですが、かなり建設資材とかそのあと値上がりしていますので、同じものを建てたとしても多分それぐらいはかかるんだろうなというふうには受け止めております。
(NHK)
 もしお答えできたらなんですけど、その調査結果を受けて、市長としては、現計画の方がいいと思うか、あるいは後藤田知事の新しい計画の方がいいと思うか、どちらでしょうか。
(市長)
 まだ詳しい資料とかも見ておりませんので。
 おそらく県議会に説明した後、私達も共有させていただけると思いますので。今、それを申し上げるのはやめておきます。
(NHK)
 調査結果を受けて、今後市としての協議事項っていうのはどんなことを想定されてますか。
(市長)
 県との協定ですね、県と結んでいます協定をどうするかということだと思います。
 その点については、県は誠意を持ってというふうにお答えをいただいておりますので、県としっかり協議をしていきたいと思っています。

(読売新聞社)
 まちづくりのワーキンググループなんですけど、今定例会中には少なくとも開催されるという理解でいいでしょうか。
(市長)
 県の都合もありますので、私がいつというのはちょっと申し上げられないです。
(読売新聞社)
 ただ今回の定例会の日程が県議会を踏まえたものになってるということで、議員さんとかもそれを踏まえた質問をされると思うんですけど、理事者側も多分答弁しないといけないと思うんで、一定の理解というか、すり合わせはしとかないといけないのかなと思ったりするんですけど、そこはちょっとまだ未定という感じですか。
(市長)
 はい、まだ決まっておりません。

(朝日新聞社)
 朝日新聞です。
 ちょっと素朴な疑問なんですけど、このまちづくり関連で、県としては県議会に説明してから市に情報を提供するというのが、多分、手続き的にはそうなんでしょうけれども、一方で遠藤さんご自身がその報道ベースの話しかない、詳しい情報は入ってきてない、というふうにおっしゃってたんですけれども、先ほど後藤田知事との間ではもうパイプ役が不要なぐらい密に連絡を取り合っているというふうなお話をお聞きしたので、あれっと思ったんですけど。要はまだこの場で言えないんだけれどもいろんな話は入ってきてるということなのか、本当に詳しい話を知らないのかどっちなんでしょうか。
(市長)
 例えばですね、(話が)入ってきてても、「入ってきてますけど言えません」という返事はなかなかしにくいですよね。実際入ってきてませんけど。もし入ってきても、「入ってきてるけど言えないんです」みたいな発言はなかなかできないと思うんですけど。先ほど、知事とパイプ役がいらないぐらい綿密な話をしていると(おっしゃいましたが)、そういう意味ではなしに、(副市長人事の話をしているときに)知事がそういうふうにおっしゃったということを申し上げました。
 「パイプ役いらないでしょう」みたいなことをおっしゃっていたということで、今、綿密に連絡を取り合ってという話ではありません。(副市長人事の話をしているときに)知事がおっしゃったことを申し上げたということです。この件に関して、実はこんなんだけどという話を受けているということはないです。
(朝日新聞社)
 情報は入ってるけど言えないんだよっていうようなケースで、先日の副市長人事を巡って議会とのやり取りをされてるときやなんかでも、ちょっとこの場では言わない方がいいというふうなこともありましたので。
(市長)
 あれとはちょっと違います。
(朝日新聞社)
 まちづくりの話もまだ公に言えないんだけれども、入ってきているんであれば、市としてしっかり情報収集できているんだなというので、こちらとしては安心というのも変なんですけども、市はしっかりとやっているんだなというふうなのがわかるんですが、今の言い方だと、県が正式に伝えてきてくれるまで、こっちでは情報は入ってきませんよというのだったら、県市協調大丈夫なのかというふうに若干不安になったんですが。
(市長)
 ご心配、すいません。その点は問題ないとは思っております。ご心配いただいてありがとうございます。

(幹事社・日本経済新聞社)
 よろしいですか。どうもありがとうございました。
(市長)
 どうもありがとうございました。

広報広聴課

〒770-8571 
徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館9階)
電話:088-621-5091
ファクス:088-655-9990