令和6年第4回臨時会

更新日:2024年10月28日

 再議第1号、議員提出議案第7号に関する議決の再議について、ご説明いたします。
 本案件は、地方自治法第176条第1項の規定により、令和6年10月8日に議決されました「議員提出議案第7号 県市協調新ホール整備に関する基本協定に関する議会の議決すべき事件を定める条例を定めるについて」につきまして、再議をお願いするものでございます。
 その理由でございますが、先の定例会におきまして、「県市協調新ホール整備に係る行政手続に関する決議」が可決され、議会からは、「県市協調新ホール整備に関する基本協定」を白紙に戻すことが強く求められておりまして、協定の改定が認められない状況でございます。
 こうした中、議員提出議案第7号を認めてしまえば、県が、協定を変更して行おうとしている、藍場浜公園西エリアでの新ホール整備計画が頓挫し、改めて協定を結ぶことが出来るかどうかも不確実な状態となり、今後の新ホール整備計画が暗礁に乗り上げ、新ホールの完成には再び多くの時間が必要となることが容易に考えられるところでございます。
 また、新ホール整備計画は、徳島市にとって多くのメリットが見込まれておりますので、万が一、徳島市側の都合で、新ホール整備を頓挫させることとなれば、多くの市民の期待を裏切る結果となるところでございます。
 先の定例会で可決された、「県市協調新ホール整備に向けた慎重な対応を求める意見書」にもございますように、徳島市と徳島県は、将来にわたってあらゆる面で県市協調を維持し、緊密に連携しながら、共に歩んでいくべきであります。
 しかしながら、意見書では、県市協調が重要であることを前提としながらも、県が新ホールを整備する根拠である協定を、市議会の承認がなければ県市協調が成り立たない、とする今回の議員提出議案第7号による条例制定は、不適当であると考えております。
 市議会の決定が重いことは十分認識しており、今回の一連の市議会からの厳しいご指摘を重く受け止め、今後は、これまで以上に市議会に対して丁寧にご説明し、理解を得るための努力を続けてまいる所存でございますが、県市協調を市民との約束に掲げて就任した私といたしましては、今回、苦渋の決断で、再議をお願いするものでございます。
 以上、よろしくご審議賜りますよう、お願い申し上げます。
 
 
 
 
 
 
 

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