住宅地に出没するイノシシに注意

更新日:2024年9月13日

令和5年2月25日午後4時ごろ、徳島市上八万町花房の路上で、住民がイノシシにかみつかれるなどして負傷する事故が発生しました。徳島市においても、徳島地区猟友会とともに付近の捜索や見回り等を行っております。

 近年、徳島市内ではイノシシの目撃情報や農作物被害が増え、眉山周辺や南部、西部地域の山沿いを中心に住宅地近辺まで行動範囲が広がっています。

 イノシシに限らず野生動物は基本的に人間に近寄らず、関わらないようにしようとするものですが、山中でのエサが少なくなり人里近くに住みついたり、人間側が餌付けをしたりすると人に慣れ、慣れが進めば市街地に度々出没するようになります。住宅地に出没したからといって、人を襲うことはめったにありませんが、野生動物ですのでまったく安全ともいえません。次のような場合には、まれに襲ってくることがあります。

  • 至近距離で突然出くわす
  • イノシシがケガをしている
  • イノシシが犬に追いかけられている
  • 晩秋から冬にかけての発情期などで興奮状態にある

 住宅地でイノシシに遭遇した場合には、不用意な刺激を与えないよう、近づかず、大きな声を出さず、目を合わせずに、背中を向けないよう後ずさりながらゆっくりとその場を離れてください。安全が確保できる場所まで離れたら、警察や徳島市農林水産課へ通報してください。
 特に、ウリ坊と呼ばれる子供のイノシシがいた場合は、近くに母親がいる可能性が高いため、絶対に近づかないようにしてください。

また、イノシシを近くに呼び寄せないためにも、エサを与えない、エサになるものを屋外に出したままにしないように注意し、特にごみ収集日の前夜から出さないようにするなど、地域での取り組みで抑制できる場合もあります。

農林水産課 産地づくり係

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