更新日:2019年8月11日
双幅
絹本著彩
渡辺広輝 筆
各縦96.8 cm 横35.7 cm
幕末
平安王朝文学の代表作である紫式部の「源氏物語」の巻十四の「澪標」、巻四十六の「椎本」から題材を取る。椎本は冷泉帝が即位し、源氏は内大臣に昇進し、源氏一門の繁栄が進む。桜の咲き誇るなか、宮中の姿を描く。澪標は姫君の将来を案じ、薫に託し、山寺に籠もり八の宮は8月20日死去した。紅葉の下牛車と供のものが見える。
落款は「源辺広輝画□(白文朱方印「広輝之印」)」とある。
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