西王母・滝図(せいおうぼ・たき ず)

更新日:2020年3月18日

西王母・滝図(せいおうぼ・たき ず)

三幅対
狩野晴川院養信 筆
江戸時代後期
蜂須賀家旧蔵
   

  中央に女官を従える西王母を置き、左右に滝に桃を配している。西王母は中国で古くから信仰された女仙。漢代には不老不死を与える仙人として信仰を集め、画題に用いられた。
  作者の狩野養信(かのう おさのぶ)(1796~1846)は幕府の御用絵師で、木挽町狩野家の当主。江戸城障壁画等にあたった。弟子に徳島藩御用絵師の中山養福(なかやま おさよし)がいる。
 
 
『阿波蜂須賀家の粋 館蔵名品展』,2012

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