更新日:2016年4月1日
一瞬にして人命や大切な財産を奪う土砂災害。土砂災害のほとんどは台風や集中豪雨、地震によって発生します。被害を最小限に抑えるためには、一人ひとりが気象情報などに注意して早めに避難することが大切です。
谷や斜面にたまった土・石・砂などが、梅雨や台風などの集中豪雨による水といっしょになって、一気に流れだしてくるのが土石流です。破壊力が大きく、また速度も速いので、大きな被害をもたらします。
比較的緩やかな斜面で、地中の粘土層など滑りやすい面が地下水の影響などで、ゆっくり動きだす現象です。
一度に広い範囲が動くため、ひとたび発生すると住宅、道路、鉄道、耕地などに大きな被害をもたらしたり、川をせき止めて洪水を引き起こすことがあります。
地面にしみこんだ水分が土の抵抗力を弱め、弱くなった斜面が突然崩れ落ちるのががけ崩れです。
突発的に起こり、瞬時に崩れ落ちるので逃げ遅れる人も多く、死者の割合も高くなります。また、地震をきっかけに起こることもあります。
徳島市内の土砂災害警戒区域、土砂災害特別警戒区域及び土砂災害危険箇所は徳島県のホームページでご覧いただけます。
土砂災害の発生前には、前兆現象がみられることがあります。前兆現象に気づいたときは早めに避難しましょう。
土砂災害の多くは雨が原因で起こります。長雨や大雨で危険だと思ったら早めに避難しましょう。1時間に30ミリ以上、または降り始めてから100ミリ以上の降雨量になったら十分な注意が必要です。
土石流は速度が早いため、流れを背にして逃げたのでは追いつかれてしまいます。土砂の流れる方向に対して直角に逃げるようにしましょう。
普段から家族全員で避難場所や避難する道順を決めておきましょう。災害が起きるとき家族全員がいっしょにいるとは限りません。あらかじめ避難場所を決めておけば安心です。
防災対策課
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