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令和8年第1回定例会

最終更新日:2026年3月5日

 令和8年第1回徳島市議会定例会に臨み、ただいま上程されました議案の説明に先立ちまして、今後の市政運営に取り組む私の所信を申し上げます。
 
一 これまでの市政運営について
 まず、初めにこれまでの市政運営について申し上げます。
 私は、令和6年4月18日に市長に就任して以来、来月で任期の折り返しを迎えることになります。
 この間、幅広い層の市民の皆さまの声に真摯に耳を傾け、その思いを市政に的確に反映させることで、誰からも愛され、誰もが住んで良かったと実感できる徳島市の実現を目指し、市政運営に全力で取り組んでまいりました。
 当初予算を含む主な取組でございますが、まず、「防災・減災対策」では、市民の皆さまの命と財産を守るため、防災・減災のDX化により、災害時に迅速な救援体制がとれるシステムの構築を推進してまいりました。
 具体的には、南海トラフ巨大地震発生時に既存のインターネット網などの地上系通信インフラが途絶した場合に備え、災害対策本部と、津波による大きな被害が予想される沖洲、津田及び川内の各地区の活動拠点のネットワーク環境を確保するために、衛星インターネット「スターリンク」を整備いたしました。
 加えて、災害時での情報収集体制を構築するため、危機管理センターと各避難所、災害対策連絡所となるコミュニティセンター等を結ぶ独自の情報通信ネットワークの整備を進めております。
 これにより、避難所や災害対策連絡所等からの現場の声はもとより、被害状況等を把握するために設置した高所カメラのライブ映像や、被災者の救助・捜索を目的に新たに整備する災害用自動航行ドローンが上空から捉えた映像を、危機管理センターにおいて収集・分析することで、一刻を争う救助、捜索活動において、迅速かつ的確な意思決定につなげ人的被害の抑制を図ってまいります。
 先月、徳島県から公表された南海トラフ巨大地震の新たな被害想定では、徳島市の被害は、前回想定から大幅に減少しておりましたが、建物の全壊・焼失が27,400棟、死者数が5,200名と、依然として甚大な被害が発生することが見込まれています。
 この結果に一喜一憂することなく、これを重要な指標の一つとして真摯に受け止め、これまで積み重ねてきた取組を加速化・高度化させ、更に進化させることで、救うことのできる命を可能な限り守り抜き、被害を限りなくゼロに近づけるべく、引き続き全力で取り組んでまいります。
 次に、「魅力あるまちづくりの推進」についてであります。
 人口減少や少子高齢化の進行、中心市街地の活力低下など、徳島市を取り巻く環境は厳しさを増しております。
 こうした状況の中にあっても、阿波おどりや眉山など地域の文化や資源を生かした観光振興や、インバウンド誘客の促進に取り組むなど、人口減少が進む中においても交流人口や関係人口を創出し、地域経済の好循環の実現を図ることで、魅力あるまちづくりを推進することが重要であると考えております。
 そこで、徳島市の玄関口である徳島駅前から阿波おどり会館、眉山を結ぶシンボルゾーン周辺の人流増加や夜間景観の魅力向上を図るため、阿波おどり会館前の広場を駐車場とイベントができるスペースに再整備するほか、阿波おどり会館、眉山ロープウエイ及び眉山展望エリアにおいてLEDを活用した景観整備に取り組んでおります。
 また、徳島市の象徴である眉山の魅力づくりをハード・ソフト両面から推進し、観光振興やにぎわい創出を図るため、眉山公園の再整備に向けた測量を実施するとともに、当初予算において、昨年度に引き続き、民間活力導入の検討に係る実証実験を行うための経費を計上しております。
 さらに、新町西地区市街地再開発エリアと隣接する区画を「新町橋1丁目広場」として一体的に整備し、魅力あるエリアを創出するほか、ひょうたん島を中心とする水辺空間を最大限に生かしたまちづくりを推進するため、「新町橋河畔桟橋」の整備やボードウォークの改修に係る経費を計上しております。
 今後におきましても、シンボルゾーン周辺を中心とした魅力あるまちづくりを推進し、人を引き付ける都市空間の形成に一層取り組んでまいります。
 次に、「資源循環型社会の実現」についてであります。
 資源循環のさらなる推進と、リサイクル品質の向上、再資源化率の改善を図るため、来月からペットボトルの単独収集を開始いたします。これにより、品質の高いペットボトルを原料として新たなペットボトルを作る、資源循環水平リサイクルを推進してまいります。
 また、当初予算において、小・中学校の校舎や屋内運動場で使用している蛍光灯や水銀灯の全てを消費電力の低いLED照明に交換するため、事業者選定に係る経費を計上するとともに、整備に要する経費について、令和10年度までを期間とする債務負担行為を設定しております。これにより、CO2排出量の削減と電気料金の縮減を図ってまいります。
 こうした取組を推進することで、市民のリサイクルへの意識のさらなる向上と環境負荷の軽減を図り、持続可能な循環型社会の実現に向けて取り組んでまいります。
 最後に、「教育環境の向上」であります。
 まず、夏場に屋内運動場で活動する児童・生徒を熱中症から守るとともに、災害時における避難所としての生活環境の向上を図るため、小・中学校の屋内運動場への空調設備の整備を進めております。
 すでに、城東中学校及び津田中学校では、モデル事業としての整備に着手しており、全校への本格整備に向けた取組をさらに加速させるため、当初予算において、発注や契約に関する業務を民間事業者に委託する経費を計上し、事業者から技術的な支援を受けることで早期の整備完了を目指してまいります。
 また、社会環境の多様化、複雑化に伴い、学校のみでは解決が困難な事案が増加していることから、経験豊かな学校管理職OB等を「学校問題解決支援コーディネーター」として配置し、学校現場を支援しております。
 さらに、市立幼稚園及び小・中学校、保護者並びに教育委員会との間で、専用アプリを用いて円滑に情報の共有・伝達を図る「保護者・学校・教育委員会間連絡システム」を導入いたしました。
 こうした取組を推進することで、学校現場における対応力の向上と教職員の業務負担の軽減を図り、教育現場の働き方改革を推進することにより、学校教育の質の向上を図ってまいります。
 今後の市政運営にあたりましては、市民の皆さまから寄せられた期待と信頼に確実に応えられるよう、全身全霊を傾け、誠心誠意取り組んでまいりますので、議員各位並びに市民の皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

二 令和8年度当初予算案
(1) 全体像
 それでは、令和8年度当初予算等の概要につきまして、ご説明申し上げます。
 令和8年度当初予算は、総合計画に掲げる「安心して暮らせる強靭なまちづくり」「将来にわたって持続可能なまちづくり」「多様な幸せを実現できるまちづくり」の3つの基本理念のもと、『守る』をテーマに編成いたしました。
 具体的には、「防災対策」、「子ども子育て支援」、「健康づくり」、「環境保全」など市民の暮らしを守る施策を中心に据えるとともに、阿波おどりや眉山など、徳島市が誇る独自の文化や歴史といった守るべき資源を最大限に活用し、魅力あるまちを創出するための施策に重点を置いたところであります。
 令和8年度当初予算の規模につきましては、一般会計で、1,231億4,000万円、特別・企業会計で、934億701万円となっております。
 前年度と比較いたしますと、一般会計では、市立小学校給食費支援に係る物件費の増加や、徳島県人事委員会勧告等を参考とした給与改定等により人件費が増加する一方、令和7年度に計上しておりました危機管理センター建設費の減などにより投資的経費が減少したことから、12億6,000万円、率にして1.0%の減となっております。
 また、特別・企業会計につきましては、国民健康保険事業特別会計及び市民病院事業会計の減などにより、7億4,883万円、率にして0.8%の減となっております。
 それでは、令和8年度当初予算の主な内容につきまして、3つの基本理念に沿って、順次、ご説明申し上げます。 
(2) 安心して暮らせる強靭なまちづくり
 はじめに、「安心して暮らせる強靭なまちづくり」についてであります。
 災害や感染症の発生といった非常時においても、市民生活や経済活動の混乱を最小限に抑え、必要な社会・経済機能を維持できる強靭な社会を形成するとともに、「誰一人取り残さない社会」の実現に向けた取組を進めることが重要であるため、全ての市民が生まれ育った場所で、心穏やかな生活を送れるまちづくりを推進してまいります。
 具体的には、防災力の強化といたしまして、住民の迅速かつ的確な避難行動を支援するため、情報の更新性が高く、位置情報による避難場所までの経路検索や、多言語対応が可能なデジタルハザードマップの整備に着手するほか、職員の防災意識の向上と知識の習得を図り、防災に関する組織力を一層高めるため、職員の防災士資格の取得を積極的に進めてまいります。
 また、指定避難所におけるパーティションテントや簡易ベッド、災害用トイレセットの備蓄を拡充し、災害時の避難所における良好な生活環境の確保に努めるほか、熱中症対策として、補助避難所に指定しておりますB&G海洋センター体育館及び武道館への空調設備の整備を進めてまいります。
(3) 将来にわたって持続可能なまちづくり
 次に、「将来にわたって持続可能なまちづくり」についてであります。
 都市機能の集約を図りつつ、豊かで利便性の高い市街地を維持するとともに、DXの推進などによる業務効率化や生産性向上を通じて、人口減少社会にあっても都市の活力を維持し、県都として徳島経済をリードしていくことが重要であるため、経済と環境、社会の三側面におけるバランスを上手く保ちながら、「将来にわたって持続可能なまちづくり」を推進してまいります。
 こうした取組の一環として、地場産品や伝統産業の価値を広く発信するため、積極的なPR活動や阿波藍等の魅力発信イベントを実施してまいります。
 また、インバウンドを含む旅行者の皆様から、徳島市の観光に対する意見を聴取し、観光資源の磨き上げに向けた情報収集・分析を行ってまいります。
 そのほか、新たな一般廃棄物中間処理施設の整備につきましては、これまで老朽化した現施設に代わる新たな施設の早期整備に向けて、取組を進めてきたところでございます。令和8年度におきましては、施設の基本設計を進めるとともに、環境影響評価等を実施し、法令に基づく手続きを適切に進めながら、引き続き整備に向けた取組を着実に進めてまいります。
(4) 多様な幸せを実現できるまちづくり
 最後に、「多様な幸せを実現できるまちづくり」についてであります。
 今後の社会においては、年齢や性別、国籍、子どもの有無など、個々人の違いにかかわらず、互いの個性を認め合う「多様性」や一人ひとりの状況に応じて適切な挑戦の機会を提供する「公平性」、全ての人が個性を発揮し、社会に貢献できる環境をつくる「包括性」などの視点が、さらに重要性を増してくるため、誰もが生涯を通じて自分らしく生き、活躍できるよう、「多様な幸せを実現できるまちづくり」を推進してまいります。
 具体的には、子ども・子育て支援の充実及び強化といたしまして、令和8年度から、0歳6か月から満3歳未満の保育園等に通っていない子どもを対象に、保護者の就労要件等を問わず、保育園等に通園できる「こども誰でも通園制度」を実施するとともに、昨年9月から実施している認可保育所での0歳から2歳の保育料無償化を、認可外保育施設等にも拡大いたします。
 また、子育てに悩みや不安を抱えている保護者に対し、情報の提供や相談、助言を行うとともに、保護者同士が情報交換できる場を設け、健全な親子関係の構築に向けたプログラムを実施いたします。
 加えて、支援を必要とするヤングケアラーを早期に把握するため、小・中学生を対象とした実態調査を実施いたします。
 また、市立小学校の学校給食費につきましては、国による抜本的な負担軽減に加え、重点支援地方交付金を活用することにより保護者の自己負担を無償といたします。
 さらに、定期予防接種において、令和8年度から妊婦に対して、RSウイルス母子免疫ワクチンの無料接種を実施するとともに、無料で歯科健康診査を実施し、口腔内環境の悪化による早産や低出生体重児出産のリスクの上昇を予防する取組を行ってまいります。
 また、幼児における健康の保持増進を図り、規則正しい生活習慣の形成を目的に、幼児健康診査の対象を、これまでの1歳6か月児と3歳児に、新たに5歳児を加え実施するとともに、がん検診については、受診率向上に向けて、積極的な受診勧奨や、新たに大腸がん検診の無料化を実施いたします。
 今後におきましても、県都にふさわしい魅力と活力にあふれ、子どもからお年寄りまで、誰もが自分らしく躍動し、誇りを持って住み続けることができる、笑顔の絶えないまちづくりを進めてまいります。

三 令和7年度3月議会提出議案
 続きまして、当初予算以外の議案につきまして、ご説明いたします。
 令和7年度3月補正予算につきましては、国の重点支援地方交付金を活用した物価高騰対策事業として、学童保育クラブ及び教育・保育施設等へ補助を行うほか、指定管理者に対して光熱費高騰分の補助や、事業量の確定に伴い、所要の補正を行うこととしております。

四 条例議案
 続きまして、条例議案につきましては、令和8年度行政組織の改正に伴う事務分掌組織条例の一部改正や、新町西地区市街地再開発事業により桟橋を新設することに伴う徳島市桟橋の設置及び管理に関する条例の一部改正などを行うほか、関係法令等の改正に伴い、徳島市行政手続条例の一部改正などを行うものです。

五 単行議案
 最後に、単行議案につきましては、工事請負契約の締結及び工事委託契約の変更や専決処分の承認のほか、市道路線の廃止及び認定に関する議案を提出しております。

 以上、よろしくご審議いただき、ご可決くださいますよう、お願い申し上げます。

お問い合わせ

財政課

〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館7階)

電話番号:088-621-5048

ファクス:088-623-8121

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