ひょうたん島川の駅ネットワーク推進事業
1 ひょうたん島周辺について
徳島市は、吉野川をはじめとした大小134本もの河川が流れる水が豊かな都市であり、江戸時代には、染料である藍の生産により全国有数の商業地として栄え、都市圏への出荷や物資の運搬などに川を生かした舟運が利用されていたという歴史を持っています。
市内の中心部に位置する新町川と助任川に囲まれたエリアは、「ひょうたん島」の愛称で市民らに親しまれ、水都とくしまを象徴する本市の貴重な地域資源のひとつとなっています。
このように水を身近に感じ水とともに暮らしてきた本市は、水を生かしたまちづくりを基本に、昭和61年に着手した新町川水際公園整備事業にはじまり、平成4年に策定した「ひょうたん島水と緑のネットワーク構想」などに基づき、20年以上にわたって県などとともに、親水公園やボードウォーク、遊歩道の整備をはじめ護岸の修景などに取り組んできました。
2 事業の目的
本事業は、本市の地域資源である「ひょうたん島」を中心とした水を生かしたまちづくりを進めるために、ひょうたん島をとりまく1周約6キロメートルの川(新町川・助任川)や周辺の川の各所に船が着き、人が乗り降りすることができる桟橋などの機能を持った「川の駅」や「川の停留所」を整備し、活用することで、人の流れを生み出し、にぎわいにつなげることを目指すものです。
また、「川の駅」については、市民団体や地域コミュニティなどとも連携し、地域に応じた駅舎の機能を検討・整備するなどして、駅周辺を憩いの場・交流の場として活用するだけでなく、地域の重要な都市機能(拠点)の一つとなるよう取り組むものです。
3 公表資料
令和5年6月策定 ひょうたん島川の駅ネットワーク構想(PDF形式:2,236KB)
4 事業の経過
平成24年度から25年度
市民構想会議6回、ワークショップ3回開催
平成26年度
ひょうたん島川の駅ネットワーク構想(素案)のパブリックコメント手続の結果を公表(6月)
ひょうたん島川の駅ネットワーク構想策定(6月)
ひょうたん島川の駅連絡会の設立(8月)
ひょうたん島川の駅連絡会ホームページ開設(10月)
平成28年度
ひょうたん島川の駅ネットワーク推進事業については、本市の地域資源である川や水を生かした「水都とくしま」ならではの取り組みであるとともに、将来を見据えたまちづくりにおいても重要な役割を担うものです。
このため、構想に掲げた目的、拠点となる川の駅の必要性や機能、ひょうたん島や周辺部における新たな川の駅候補地の可能性やその利活用などについて、市民等の意見を伺い見直しを行いました。
- ひょうたん島川の駅ネットワーク構想の見直しに関する市民アンケートおよびヒアリング調査の実施(10月)
- ひょうたん島川の駅ネットワーク構想の見直しに関する市民アンケート結果およびヒアリング調査結果を公表(11月)
- ひょうたん島川の駅ネットワーク構想(見直し素案)のパブリックコメント手続の結果を公表(3月)
- ひょうたん島川の駅ネットワーク構想策定(3月)
平成30年度
桟橋の設置について
「ひょうたん島川の駅ネットワーク構想」の中で、川の駅や川の停留所の候補地に位置付けている南末広に、イオンモール株式会社から、船に乗降するための浮桟橋一式を本市に寄贈していただきました。この浮桟橋につきましては、川の停留所「イオンモール前」として「ひょうたん島川の駅ネットワーク構想」の目的であります、川から人の流れを生み出し、にぎわいにつなげていくために有効活用していきます。
南末広桟橋
名称 | 徳島市南末広桟橋(浮桟橋) |
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設置年月日 | 平成30年4月20日 |
場所 | 徳島市南末広町6番地地先 |
規模 | 延面積 54.1 平方メートル |
構造 | 浮桟橋1基、連絡橋1基 |
桟橋の使用許可について
桟橋を使用するには、事前に許可が必要です。詳しくは、都市建設政策課までお問い合わせください。
令和元年度から令和2年度
- 令和元年度
南末広桟橋の有効活用や利用率の向上を図るため、徳島大学と業務委託契約を締結し、学生たちから、にぎわいに寄与する新たな取組について様々な提案を受けました。
学生たちは、ひょうたん島川の駅連絡会委員や市立図書館担当者へのヒアリング、イオンモール徳島などへの調査を実施し、ひょうたん島川の駅連絡会で中間発表を行い、連絡会委員からの助言等を参考に提案書を取りまとめ、後日開催した連絡会で提案発表をしてくれました。
連絡会委員へのヒアリング
中間発表
提案発表
- 令和2年度
両国とベイエリア間を結ぶ新たな運航ルートを検討するにあたって、1日限定で両国と万代中央ふ頭・南末広・マリンピア沖洲の4点を結ぶ航路の試験運航を実施しました。同時に、万代中央ふ頭にあるNPO法人が所有する倉庫の一角を「川の駅舎」とし、当駅舎で徳島大学生から提案された「川の駅図書館事業」について試行しました。
試験運航の乗船場所
運航風景
川の駅図書館
移動図書館「いずみ号」
令和3年度
- ひょうたん島川の駅連絡会を開催し、社会実験の実施方法等について検討するとともに、ひょうたん島川の駅のロゴを作成しました。
- 市中心部(両国)とベイエリア(県庁前、万代、南末広、マリンピア沖洲)を結ぶ運航ルートの検討として、各桟橋周辺で開催するイベントと連携した周遊船の定期便の運航および川の駅候補地8カ所を巡る社会実験を実施しました。
川の駅連絡会と社会実験の様子
川の駅連絡会
川の駅連絡会
周遊船運航
県庁周辺まち歩き
キッチンカーin万代中央ふ頭
伊勢海老釣りinマリンピア沖洲
川の駅にサンタがやってくる
川の駅にサンタがやってくる
川の駅にサンタがやってくる
令和4年度
- 川の駅ネットワークが一層まちの活性化に資するものとなるような構想へと発展することを目指して、市民会議やパブリックコメントの実施により、市民の方の意見をいただきながら構想の素案を作成しました。
- ひょうたん島川の駅連絡会を開催し、令和3年度において社会実験を実施した両国とベイエリア(県庁前・万代・南末広・マリンピア沖洲)間を結ぶ航路について、イベントとの連携や周知方法等について検討しながら、イベント等との相乗効果が得られる土日祝日を軸に本格運航を開始、また、クリスマスにはNPO法人新町川を守る会とひょうたん島川の駅連絡会との共催で「川の駅にサンタがやってくる」を実施しました。
5 SNSでの情報発信
ひょうたん島川の駅ネットワーク推進事業のお知らせやイベント情報について、SNSでの情報発信を行っています。
ぜひフォローをお願いします。
- 令和3年10月25日よりInstagram公式アカウントを開設
Instagram公式アカウントのQRコード
お問い合わせ先
徳島市 都市建設部 都市建設政策課
電話:088-621-5270
ファクス:088-621-5273
メール:toshi_kensetsu_seisaku@city-tokushima.i-tokushima.jp
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