認知症チェック
最終更新日:2022年8月31日
認知症とはさまざまな原因で脳の働きが悪くなり、記憶障害や判断力の低下により日常生活に支障がでてくる病気です。
2025年には認知症患者数は700万人にのぼると推計されており、認知症は誰もが関わる可能性のある身近な病気になりつつあります。
加齢によるもの忘れと認知症によるもの忘れでは次のように症状が異なります。
加齢によるもの忘れ
- もの忘れの自覚はある
- 体験自体は覚えていて一部思い出せない。(例)何時に約束したか。昨日の食事の献立が何だったか。
- たまにあった人の名前が思い出せない
- ヒントがあれば思い出せる
認知症によるもの忘れ
- もの忘れの自覚がない
- 体験したこと自体を忘れている(例)約束したこと、食事を摂ったこと
- 目の前の人が誰なのかわからない
- ヒントがあっても思い出せない
認知症チェックリスト
認知症は早期に発見して適切な対策を行えば症状の改善が期待できるものや、進行を遅らせることができる場合があります。
日々の生活の中で、「認知症ではないか」と気になることはありませんか?
このテストは認知症の初期症状かどうかをご自分や家族で簡単にチェックすることができるテストです。下記のような症状がないか、チェックしてみましょう。
質 問 項 目 | ほとんどない | ときどきある | 頻繁にある |
---|---|---|---|
同じ話を無意識に繰り返すことがある | 0点 | 1点 | 2点 |
知っている人の名前が思い出せないことがある | 0点 | 1点 | 2点 |
物をしまった場所がわからなくなることがある | 0点 | 1点 | 2点 |
漢字を書くときに思い出せないことが多くなった | 0点 | 1点 | 2点 |
今しようとしていることを忘れてしまうことがある | 0点 | 1点 | 2点 |
以前に比べ器具の取扱説明書を読むのが面倒になった | 0点 | 1点 | 2点 |
理由もなく気分が落ち込むときがある | 0点 | 1点 | 2点 |
以前に比べ身だしなみに興味がなくなった | 0点 | 1点 | 2点 |
以前に比べ外出する気がおこらなくなった | 0点 | 1点 | 2点 |
物(財布)が見つからず、誰かがどこかへやったと思うことがある | 0点 | 1点 | 2点 |
0~8点 | 問題なし | 物忘れも老化現象の範囲内。疲労やストレスによる場合もあります。8点近かったら、気分の違うときに再チェック。 |
---|---|---|
9~13点 | 要注意 | 家族に再チェックしてもらったり、数カ月単位で間隔を置いて再チェックを。認知症予防策を生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。 |
14~20点 | 要診断 | 認知症の初期症状が出ている可能性があります。家族にも再チェックしてもらい、結果が同じなら、専門医や地域包括支援センターに相談を。 |
大友式認知症予測テスト
医学博士大友英一氏(社会福祉法人浴風会病院名誉院長)(認知症予防財団ホームページより)
いかがでしたか?認知症はいきなり発病するわけではなく、一歩手前のグレーゾーンがあります。
もの忘れなどが気になる人はかかりつけ医などに相談してみましょう。
また、もの忘れ検診もご利用ください。
とくしま認知症支援ガイドブック(認知症ケアパス)
とくしま認知症支援ガイドブックについては認知症の支援のページをご参照ください。
この内容に対する連絡先
健康長寿課 地域ケア推進担当
電話:088-621-5574
FAX:088-655-6560
お問い合わせ
健康長寿課
〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(南館2階)
電話番号:088-621-5512・5517・5521・5523・5574
ファクス:088-655-6560
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